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スバル渾身の2ドアクーペ!スバルアルシオーネの魅力とは?

スバルが1985年から年までの6年間、スバルのフラッグシップクーペとして販売されていたスバルアルシオーネとは、一体どんな2ドアクーペだったのか?わずか6年という短い期間で販売を終えた、スバルアルシオーネの魅力を、様々な面から改めて調べてみました。

スバルアルシオーネとはどんなクルマ?

スバルアルシオーネ

スバルアルシオーネは、1985年1月に、「スバルXTクーペ」として「デトロイト・ショー」で初披露され、スバルとしては初の海外先行発売車種となりました。アメリカ市場では、発売直後こそ非常に好調な販売でしたが、「プラザ合意」以降の急激な円高のために商品力が低下し、6年後にアルシオーネSVXへとバトンを渡しました。

スバルアルシオーネは、3代目レオーネをベースにして、スバルが持つ技術を詰め込んだスタイリッシュ2ドアクーペでした。VRターボ(4WD)、VSターボ(FF)の2グレードで、VRターボのみ3速ATと5速MTの選択が可能でした。

スバルアルシオーネ

・全長 4,510mm
・全幅 1,690mm
・全高 1,335mm
・ホイールベース 2465mm

それでは早速、スバルアルシオーネを性能・デザイン・価格など、ユーザーレビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!

スバルアルシオーネの性能は?

スバルアルシオーネの性能はどのようなものだったのでしょうか?それでは見ていきましょう!

スバルアルシオーネ

スバルアルシオーネは、リトラクタブルヘッドライトを採用した特徴的なウェッジシェイプのスタイリングで、日本車で初めてCD(空気抵抗係数)値=0.30の壁を突破、CD値=0.29を達成しました。

市販されている乗用車で、アルシオーネほど空力性能を訴求した例はなく、今も斬新なボディ・スタイリングとともに、現在もアルシオーネを特徴付けているポイントである。

エンジンは、当時販売されていたレオーネと共通の水平対向4気筒OHCを搭載。低くスラントしたフロントノーズのために補機類配置が見直されています。VRターボ(AT車)には、急加速時、急制動時、雨天時に、アクセル、ブレーキ、ワイパーと連動して、自動的にAWDに切り替わる 「AUTO-4WD」 システムが搭載されていました。

スバルアルシオーネ

・最高出力 120PS/5,200rpm
・最大トルク 18.2kgf·m/2,400rpm
・変速機  3速AT/4速AT/5速MT
・駆動方式 FF/4WD

それでは、実際に所有しているスバルアルシオーネのユーザーレビューを見ていきましょう!

『トルクとパワーのバランスが良くて乗りやすかったいじる前は燃費も良かった(10km/l弱くらいか)釣行では4WDに助けられた。釣行では車高が上がる機能が便利だった』

『アルシオーネの中では希少な、パートタイム4WD車のMT。雪道などはかなりよい走行をしてくれます!』

『国産初の水平対向6気筒ER27は出力は、150psながら1300kgの車体を持つ事で、軽快に走る。この頃のスバル車特有のハンドリングの癖は無く、初代レガシィの礎になったと思える』

アバルアルシオーネは、デザイン通りかなり空力を意識しており、それはデザインだけでなく、走行性能にまで影響しており、ユーザーも満足しているようでした。またパートタイム式の4WDも好評のようです。

スバルアルシオーネの乗り心地とデザインは?

では続いて、スバルアルシオーネの乗り心地とデザインについて見ていきましょう!

スバルアルシオーネ

スバルアルシオーネのデザインの特徴は、何と言ってもリトラクタブルヘッドライトを採用した特徴的なウェッジシェイプでしょう!空力がいいのもうなづけます。

スバルアルシオーネ

スバルアルシオーネのインテリアは、運転席前方に続く切り立った広い平面に、スイッチ、メーター類を配置し、インストルメントパネル、ガングリップ・タイプのシフトレバー、左右非対称のL字型スポークステアリング、そしてコラムスイッチの機能を分割して独立したパネルに配置した「コントロール・ウィング」の組み合わせは、強烈な個性を放っています。

スバルアルシオーネ

スバルアルシオーネは、基本的にはレオーネターボと共通だが、2.7VX、VRターボがE-PS(エレクトロ・ニューマティック・サスペンション)と呼ばれるエアサスペンションを装備していました。

それではスバルアルシオーネの乗り心地とデザインについて、ユーザーレビューを見ていきましょう!

『これ以上ない程個性の強いエクステリア、強いウエッジシェイプのボディは、空力を追求した結果。インテリアも個性的、スイッチ類の操作性は?だが、慣れれば楽しめる。』

『ジウジアーロ率いるイタルデザインが手掛けた独特なデザイン。球数が少なく同じ車とすれ違う事はまず無い!』

『なんといっても、このカタチです。カッコイイ!メカに関しても最先端の新機能(当時)がテンコ盛り!手放せない素敵なマシンです。』

やはりここでもデザインに関して高評価しているユーザーが多いようです。エアサスに関しては便利で乗り心地も良い反面、寿命が短く、交換にはかなりの出費を伴うとのレビューも少数ありました。

スバルアルシオーネの価格は?

それでは気になるスバルアルシオーネの価格について見ていきましょう!

スバルアルシオーネ

スバルアルシオーネは、発売当初1800ccのみだったエンジンは、マイナーチェンジとともに2700ccが追加され、スバルでは珍しいFFのターボモデルも設定されていました。

スバルアルシオーネの当時の価格は、排気量、グレードなどにより、以下のように設定されていました。

・1.8 VR 4WD  234万円-241万円

・1.8 VS(FF)  191万円-201万円

・2.7 VX 4WD  293万円

スバルアルシオーネの総括

スバルアルシオーネ

スバルアルシオーネはつくば万博の開催年に発表された、その当時のスバルが開発した最新技術を積極的に取り入れられた1台でした。

さていかがでしたか?今回はスバルアルシオーネを性能面を含め、様々な角度から見てきました。販売は終了していますが、2ドアクーペはここ最近市場を賑わせつつあります。

これをきっかけに2ドアクーペを再度見直してみるのもいいですね。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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