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排気量以外は小さなスペシャリティカー!スバルR1の魅力に迫る!

スバルが2005年に発売したスバルR1は僅か5年と言う短命で生産を終了しましたが、その内容は、今の時代にも十分通用するスタイルと性能を持ち合わせた、スペシャリティカーでした。今回はそのスバルR1の魅力とは何か様々な面から調べてみました。

スバルR1とはどんなクルマ?

スバルR1

スバルR1は、2005年にスバルから発売された2ドアハッチバックの軽自動車です。当時スバルから発売されていたR2より全長を110mmも短縮させ、パーソナル性を優先させたモデルとして位置づけられていました。

パッケージコンセプトは、大人2名乗車と荷室を基本としながら、多彩なシートアレンジを備える「2+2シーターパッケージ」でパーソナルユースに特化し、軽自動車の枠にとらわれず、前席の乗員スペースを重視したパッケージングとパーソナルカーとしての最適なサイズを選択していました。

スバルR1

当時スバルは、R1を「NEWてんとう虫」と呼んていました。そのパーソナルでキュートなスタイルから、熱狂的なファンに支えられていましたが、2010年生産を終了しました。

このようにかなり特徴を持った軽自動車のスバル R1ですが、その内容はどのようなものだったのでしょうか?詳しく見ていきましょう!

スバルR1の性能とは?

まずは具体的な性能面について見ていきましょう!

スバルR1

スバルの走りのDNAを受け継ぐ、R1の走行性能に期待がかかりますね。

スバルR1のエンジンは、軽自動車では珍しい4気筒エンジンでグレードにより、SOHCからスバルお得意のツインカムスーパーチャジャー付きまで3つのバリエーションを元にグレード展開していました。

スバルR1

発表当時はツインカムエンジンだけの設定でしたが、様々なニーズに応えるため、SOHCエンジン、そしてツインカムスーパーチャジャー付きまでバリエーションを拡大していきました。スーパーチャージャー付きグレードは、ボンネットのエアスクープが目を引きます。

4気筒ツインカムスーパーチャジャーユニットを搭載するグレードの「S」は、軽自動車自主規制値の64馬力を発生、7速スポーツシフト付i-CVTを搭載し、その走りは軽自動車の中でも、一目を置く存在でした。

足回りも軽自動車では生産コストの関係上、珍しくなった4輪独立懸架を採用し、軽らしくない乗り心地と走行安定性を実現していました。

スバルR1

リアビューも国産らしくないデザインですね。またリヤゲートは樹脂製を採用しており、非常に軽く開閉できます。

では、スバルR1の実際のユーザーは、その性能をどのように感じているのか見てみましょう!

『なめらかで密なフィーリングや静かでブォーと低い音、アクセルを踏むとミャーとスーパーチャージャーの音がプラスされ勇ましい音となり二面性がハッキリしていて楽しい。排気量からは想像出来ないパワー。これは凄い!』

『ボディー剛性が高いのか下手なコンパクトより安定しています。仕事で乗ってるアルトと比較しても、数ランク上の車に乗っている感じがします。』

やはり、スバルの自動車らしく走りのDNAはしっかりと受け継がれているみたいですね。エンジン性能はもとより、そのしっかりと作られた、ボディ剛性にも評価が集まっていました。

スバルR1の乗り心地とデザインは?

では、続いてスバルR1の乗り心地とデザインはどうなのでしょう?詳しく見ていきましょう!

スバルR1

スバルR1のインテリアデザインはR2をベースにしながらも、グレードにもよるが、個性的な味付けを施している。特にオプションの「レザー&アルカンターラセレクション」は、シートに落ちついたワインカラーの本革にアルカンターラを合わせたコンビシートにし、ステアリングとシフトレバーも同色の本革巻きに変更されています。

スバルR1

また、インテリアコンセプトの「2+2シーターパッケージ」の採用で多彩なシートzレンジも可能にしています。助手席のシートも水平に折れ、リアシートもフラットになるので、完全なパーソナルカーとしても重宝します。

スバルR1

そして、何と言っても最大の特徴はこのデザインでしょう!ドアミラーやアンテナおよびスバルマークを模ったバックドアオープナー以外は、全てR1専用の部品で構成されています。どの角度から見ても、一目でわかるアイデンティティがスバルR!最大の魅力ですね。

では、続いてスバルR1の乗り心地とデザインについて、ユーザーの評価を見ていきましょう!

『サイズ・ボリュームがしっかりあるシートは硬すぎず柔らかすぎず高級感ある座り心地で気持ちよく疲れない。高速や峠、遠乗りでも疲れない。見た目にもそのサイズ・ボリュームに加えレッドレザーとお洒落な柄のアルカンターラによって非日常的な空間を演出している。とにかくシート( ・∀・)イイ!!』

『インパネ、ドア内ばりは樹脂主体ですが、落ち着いた赤、メーターパネルの作りなど上質です。ファブリックなどを無理に使うより好感が持てます。本皮/アルカンターラのシートは、軽であることを少しだけ忘れさせてくれます。』

『狭いですが、まったく気になりません。運転席から手を伸ばせばどこにでも届く感じで、狭さを楽しめます。リアは倒して2シーターでほぼ一人用として使ってます。助手席一人までが限界でしょう。後席は座ろうと思わないほうがベター。て言うか、座って試したこともありません。助手席は快適ですよ。』

インテリアに関しても、後席の狭さはあらかじめ了承して購入されている方が多いせいか、そのデザイン性を高く評価されている方が多いようですね。

スバルR1の価格は?

続いてはスバルR1の価格について調べてみましょう!

スバルR1

スバルが作ったパーソナル性の高い軽自動車R1。今見てもなおそのデザインの秀逸さが伺われますね。

【i 】2WD i-CVT 1,144,500 (1,090,000)
AWD i-CVT 1,253,700 (1,194,000)

【R】2WD i-CVT 1,270,500 (1,210,000)
AWD i-CVT 1,379,700 (1,314,000)

【S】2WD SSi-CVT 1,428,000 (1,360,000)
AWD SSi-CVT 1,537,200 (1,464,000)

最終型の特別仕様車のR1「Premium Black Limited」の価格は次の通り。

【R】
2WD i-CVT 1,349,250(1,285,000)
AWD i-CVT 1,458,450(1,389,000)
【S】
2WD i-CVT 1,491,000(1,420,000)
AWD i-CVT 1,600,200(1,524,000)

スバルR1の総括

スバルR1

スバルR1は、軽自動車という枠では言い表せないクルマであることを再認識させれました。今後このようなクルマはなかなか出てこないと思うと、非常に惜しまれます。

さて、いかがでしたか?
軽自動車生産から撤退したスバルが最後に送り出したスバルR1。その明瞭なコンセプトと性能は、いかにもスバルらしいクルマ作りが細部にまで施されていました。

購入されたユーザーのレビューを見ても、その満足度は非常に高いものでした。生産終了から7年が過ぎ、高効率を追求してきた軽自動車業界も、デザインやコンセプトに趣向を置きつつあります。今後このスバルR1のようなクルマが、新しい技術の上に発売されるといいですね。

また、これからこのスバルR1のご購入をお考えの方々の参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

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