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スバルの名車中の名車!「レオーネ」の歴史と画期的システムを追求!

スバル「レオーネ」は、1970年代に誕生した、今現在のスバルの要である「水平対向エンジン&全輪駆動システム」を初めて採用しただけでなく、そこで生み出された技術は後のレガシィやインプレッサに生かされた名車です。今回はそんな名車、「レオーネ」について特集します。

スバル「レオーネ」の概要説明①レオーネという「伝統」の誕生

スバル レオーネ
スバル・レオーネの概要

まずはレオーネの歴史をたどっていきましょう。
初代は1971年10月7日に発売されました。当初はクーペモデルのみの展開でしたが、2/4ドアセダンや、商用車のエステートバンなど様々登場しました。
まずそのスタイルは、当時提携先であった日産自動車の影響が感じられるようなロングノーズ・ショートデッキの抑揚の強いデザインを持ち、当時の自動車市場のトレンドに”歩み寄る”ようなスタイルでした。

スバル レオーネ②
スバル・レオーネの概要

その後の1972年、エステートバン(商用ワゴン)に4WDを設定しました。これは前年に、東北電力の要請に応じて数台が注文生産された特別車から得た経験をつぎ込んだモデルでした。これが「量産型4WD普通車」が世界で初めて世に送り出された瞬間でもありました。それまでは四輪駆動といえば、ジープのような大型のクロスカントリータイプの車を意味し、乗用車タイプの四輪駆動車は存在しませんでした。

スバル「レオーネ」の概要説明②富士重工を立て直した「人気車」へ

販売当初は、エステートバン等の業務用がメインで、販売台数も少なめでした。しかしこの頃から参戦していたラリーでの活躍などを通して、現在まで続いている「スバル=全輪駆動」のイメージを作り上げ、スバル「レオーネ」は量産型乗用車として初めて全輪駆動車をラインナップし、話題になりました。

スバル レオーネ③
スバル・レオーネの概要

外観は普通車でありながら、高い悪路走破性を持つことから、山間部や降雪地域の一般ユーザーに重宝されました。そして当時の富士重工業(スバル)の看板車種になるほど人気車種になりました。そしてレオーネが作り上げた「走行性能の高さ」と「全輪駆動のノウハウ」は、今日のスバル車全てに生かされています。
ちなみに、ラリー用等のスポーティーなオプションパーツやこの時の「RX」のグレード名は、今現在の「WRX」の一部に採用されるといった、脈々と受け継がれています。

スバル レオーネ④
スバル・レオーネの概要

スバル「レオーネ」の概要説明③「人気車」はついに終焉へ

スバル レオーネ⑤
スバル・レオーネの概要

3代目は1984年に登場し、その進化した形から「オールニューレオーネ」と名乗りました。4ドアセダン・ツーリングワゴン/エステートバンが追加され、ボディサイズは一回り大型化されつつも、伝統の水平対向4気筒「EA型」エンジンそのままに、内部構造の改良等により、高出力化されました。その後のマイナーチェンジにより、高度な制御方式を持つフルタイム4WDへ発展させましたが、時代の流れに乗って行けず、後年の実質的継車種であるレガシィやインプレッサの発売と共に、1992年に販売終了しました。
しかしその「レオーネ」が作り上げた技術と伝統は間違いなく、今現在のスバルにも生き続けています。

スバル レオーネ⑥
スバル・レオーネの概要

今現在におけるスバル「レオーネ」の中古車情報

スバル レオーネ⑦
「レオーネ」の中古車情報

では今現在、スバル「レオーネ」は中古車市場にて手に入るでしょうか?
その答えは残念ながら、現存車ですら非常に少なく、中古車で見かけることはほぼないと考えられます。
旧車専門ですら市場に出回っておらず、ただただ「出会える運」を待つしかなさそうです。
それほど人気で、愛好家が大勢いらっしゃるほど、スバル「レオーネ」の良さは深く知れ渡っているようです。

スバル レオーネ⑧
「レオーネ」の中古車情報

スバル「レオーネ」特集の最後に

いかがでしたでしょうか?
今現在のスバルを形成した名車、「レオーネ」について特集させていただきました。「全輪駆動システムと水平対応エンジン」の組み合わせは、日本国内のみならず全世界にも知れ渡り、販売当時ではごく僅かしか売れなかったその画期的システムは、今やスバルの全売り上げの大半を占めるほどの「伝統」ともいえるシステムを創り上げました。スバル「レオーネ」が成し遂げた功績は、今後先の後世にも語り継がれることでしょう。

スバル レオーネ⑨
スバル「レオーネ」特集の最後に

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