スバルが誇る水平対向エンジン搭載!スバル・S4の評価を調査!
2015/11/06
showta14
世界中から愛される現在のスバルの車に受け継がれているレオーネの斬新な技術についてまとめてみました。レオーネを始め世界中のスバリストから支持されるスバルの車、スバルの思想"走りを極めれば安全になる"とはどういうことか?なぜスバルの4WDは強い? そのワケは!?
スバルの開発部門の人とモータージャーナリストの人の対話の中で開発部門の人が中島飛行
機時代からの飛行機作りの開発理念が車作りにも生かされていると言っていました。飛行機
の場合エンジンは軽く尚且つ強くなくてはならないと、又エンジンの性能を発揮させるには
ボディの重量と重量配分のバランスが大事だと言っていた事が印象的でした。
開発の視点が飛行機の旋回性能を高めるポイントを車作りに置き換えているみたいですね
中島飛行機 : 4式戦「疾風」
スバル360 : 2サイクル空冷式
スバル360はフロントから空気を取り入れトランクルームに設置したエンジンを冷却させ夏場はAC代わりになり冬場はヒーターの熱で室内は暖かい。燃料満タンで400km走る省燃費設計。
当初スバルをスタートさせる時に代表的な直立エンジン、V型エンジン、水平対向エンジン
の中で世界でも扱っている車メーカーがポルシェだけの水平対向エンジンを選びました。
この決定はスバルの社運を決める重要な決断だったと思います。多分各エンジンのメリット
デメリットなどを徹底的に研究した判断だったと思います。
初期のスバル水平対向エンジンのモデル
車作りにおいてエンジンの形状と重量と配置ポジションで車のおおよその完成イメージが
できてしまう様に思います。水平対向エンジンの軽量かつ平たい形状(横長)の為に低いポジ
ションとセンター寄りに設置出来るメリットがある。これは車作りにおいて大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。低重心の為に安定したコーナーリング走行ができてブ
レーキ作動時などの車体のフラつきが抑えられる。尚且つ構造上サスペンションストローク
が長くとれる為にゴツゴツした振動を吸収させしなやかな走行に結びつくなど。
スバルWRX
レオーネと言えばスバルの代表的な車ですね。世界で初めてのセダン4WDとして登場しまし
ました。レオーネの4WDは簡易的なものではなく水平対向エンジンがもたらす4WDとの相性が良くクロスカントリー4WDの性能と匹敵するものでした。街乗り、林道、雪道など幅広
く優れた走行性能を示し日本及び世界中にいるスバリストの原点になった車ですね。
スバル360を4輪代1号車としてFFスバル1000、スバルFF1500を経て1970年代にレオーネFF4WDの登場となりました。
初代レオーネFF1600セダン4WD
スバルレオーネワゴン4WD・リヤ
スバルレオーネのフロント
スバルレオーネのエンジンルーム内
エンジンルーム内にスペアタイヤがあるとは!
昔は4WDではなくこの様な表示もあった。
4WD : 4wheel driveの略でした。
オールニューレオーネ4WD
三菱シャリオ4WD
トヨタカリブ4WD
4WDが強いワケは水平対向エンジンと4WDの組み合わせが理想的な重量配分になる。スリップ(空転)を制御するトラクションコントロール 中島飛行機以来の製作理念 エンジンだけよくてもだめだ "ボディの重量と重量配分のバランスが大事"が今もなお車作りの理念の根底に流れている。水平対向エンジンは車の低くまたセンター寄りに設置が可能でそれによって様々な走行のメリットにつながってくる。
スバルレオーネ4WD
スバルの4WDは一味違う、というのは水平対向エンジンの構造上(形状)の為に左右対称シン
メトリーにパワートレーンをレイアウト出来る。それによって4本のタイヤにバランスよく
均等に荷重がかかりトルクが無駄なく効率良く伝わる。高速から悪路まで安定した走行に
つながります。シンメトリカル(All Wheel Drive)
スバル : シンメトリカル4WD
水平対向エンジンの構造上(形状)図の様にパワートレーンを左右対称(シンメトリー)にレイアウトでき4輪に均等に荷重がかかり無駄がなく効率良い駆動力を発揮する。
シンメトリカル4WDが威力を発揮する山間雪道
下の動画を見ていただくとわかる様にスバルの4WDは水平対向エンジンの形状がもたらす車
のパワートレーンを左右対称(シンメトリー)に設計でき4本のタイヤに駆動力がバランス良く
均等に伝わっている事がわかりますね。
各車メーカー4WDの性能テスト
さすがスバル4WDはスゴイですね!
スバル4WDの実力
極めつけ:スバルレオーネ4WDの究極の底力!!
改造してタイヤがバカデカイとしてもスゴイですね!!
スバルレオーネ4WD
アウトドアなどで大人気のスバルレオーネワゴン4WD
スバルは毎年アメリカでの販売台数30万台越えを記録している。アメリカでも南カルフォル
ニアは特にスバリストが多く未だにスバル360やスバル360サンバーまたレオーネ4WDが大
事に乗られています。南カルフォルニアのスバリストにスバルの良さを聞いてみるとアウト
ドアで楽しい車、またスバルのロゴがカッコイイまた家庭的、利便性が良いなどの声が聞け
ました。
スバルレオーネ4WD
スバルのロゴマーク
スバルレオーネ4WDは海外でもスバリストがいるなど高速から悪路まで幅広く高い走行安定
性能と使い勝手の良さと安全性が受け入れられました。スバルレオーネの水平対向エンジン
の低いポジションニングの為にフロント衝突時にエンジンが斜め下に潜り込む為ドライバー
の生存空間を確保出来る。またボディのBピラーの剛性が強くドアを閉めると重量感ある音
がする。さらに横からの衝撃に対してドアが室内に入り込まない様にストッパーを付け工夫
されている。
スバルレオーネの本領発揮
フロント衝突時にエンジンが斜め下に潜り込む構造上特性により米国道路安全保険協会IIHS
の実地するクラッシュテストでは常にTop Safty PicksとTop Safety Picks+で優秀な成績を残している。
スバルの車は消防士には評判の悪い車だそうです。何故かというと救助の時Bピラーが頑丈
なので油圧カッターで切れないので事故車のバラシ作業に手間がかかる。又消防士が複数の
事故車の救助に向かう時にスバルの車があったらスバルの車から行く。これは消防士の経験
上スバルのドライバーの生存率が高い事を知っているからだ。
雪道で活躍するスバルレオーネ
北米、北欧などでは今もスバルレオーネ4WDが山間雪道で活躍している。
あなたも時間があったら実際にスバルの工場内を見学してスバルの車作りの凄さを肌で感じ
て下さい。
スバルの工場見学
製造ラインのロボット化が進んだと言ってもスバル工場内では作業員の職人技術がいたるところでみうけられますね。
車業界の中で生き残るには年間400万台売らなけれは厳しい時代にスバルは年間60~70万台
でした。それでもスバルは開発理念を変更せずスバルレオーネ4WDのほぼ完成されたSUV
を洗練熟成しレオーネの発展型SUV4WDレガシィの登場となりました。レガシィの活躍又
驚異的販売台数は言うまでもありませんね。その土台になったのがレオーネだったのです。
ラリーで活躍・スバルレオーネ4WD
レガシィ: 時速220km/hの速度を維持し続け10万km走行! ワゴン部門で最速249km/hを記録!
以前トヨタがスバルの株16.5%を買うと決まった時にトヨタの幹部がスバルの吉永社長に
"スバルはトヨタにならないで下さいね。いつまでも尖った会社でいて下さいね"と言った
そうです。
スバルという会社はいつまでもこの車に対する取り組み姿勢を崩さず快走し続けてもらいたいですね。
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