2016/01/20
kaori7
「今すれ違ったドライバーは一体何を思ってパッシングなんてしたのだろう?」そう感じたことはありませんか?実はそのパッシング、親切なパッシングかもしれません。ここではそんな暗黙の了解とやり方が分からない方たちのためにも、そのやり方をご紹介します!
車におけるパッシングは、「一瞬ライトを点灯させる」とか「一瞬ライトをハイビームに切り替える」などの行為のことを指します。
本来の意味は少し違うのですがそちらについては後述いたします。
パッシングにはいろいろな意味ややり方があり、教官にもよりますが、そのほとんどは教習所では教えてくれません。(やり方は教えてもらえると思いますが)というかいろいろな意味がありすぎて教えきれません。
ではパターン別にパッシングの意味とそのやり方を説明していきましょう!
某湾岸でミッドナイトするゲームや首都高でバトルするゲームをやって育った免許取りたてのドライバーの方からしたら、煽り運転としか捉えられないやり方かもしれません。
でもちょっと待って下さい!そのパッシングはもしかしたらあなたを思ったパッシングかも?
実は筆者、このパターンで恥ずかしい思いをしたことがあります・・・
トランクが開いていることを伝えるだけならクラクションを鳴らすよりもスマートでカッコいいかもしれませんね。夜でないと伝わりにくくはありますが。
実はこれ、パッシングの本来の意味であり、一番正しいとも言える使い方かもしれません。パッシング英語表記にすると「Passing」モータースポーツが好きな方なら分かるかもしれませんが、「Pass」とは先行している車を追い越すことを言います。
この使い方、やり方は教習所でも教えてもらうのではないでしょうか?
やり方と言っても単純です。多くの日本の右ハンドル車ならハンドルの右側についているであろうライトスイッチ、車種にもよりますが手前に引けばヘッドライトが上向きに点灯するはずです。これを利用して引いたり戻したりとやればパッシングの完成です。
もちろん、前述したような煽り運転などの、悪い意味で使う人も居ますのでお気を付けて。
相手にせず放っておくのが一番の対策かと思われます。
「何すんだ眩しいじゃねえか!」そう思う前にちょっと考えてみてください。
これもあなたを思ってのパッシングかもしれません!
なんとも親切、視界が悪かったり速度が出る道路ならこれで助かる車も居るかもしれませんね。
カッコいいですしこの場合はクラクションを鳴らすやり方なんかより伝わりやすいやり方なのではないでしょうか?
この場合、公務執行妨害とも言えるちょっとグレーゾーンな行為かもしれませんが、最近ではボーナス稼ぎなんて言われる理不尽な警察官も存在すると聞きますし、結構ポピュラーで意味がわからないとちょっとあれなので一応ご紹介しておきます。
「いちいち公道で知らん人にそんなことするのか?」という方もいそうですが、地方などの車の少ない地域だと結構やってる人が多かったり、仲間意識の高いトラックドライバーなんかだとあいさつのやり方として選択することがあるので一応ご紹介。なんともキュートなあいさつです。
何らかの原因でハザード、ウィンカーなどが点きっぱなしな時にパッシングで伝えてくれている場合ですね。あと似たパターンに「昼間なのにライトが点きっぱなしだぞ!」って場合もあります。
どちらもライトを使ってライトのことを知らせるという、理にかなったやり方に思います。
もちろんさきほどご紹介したロービーム、ハイビームを切り替えるやり方でも問題ないのですが、もしかしたら状況によって「眩しすぎる」ということが起こる可能性もありえます。
そういった場合はヘッドライトのオン・オフの切り替えが正しいかもしれません。
これは色々なところで宣伝したりしているので結構有名かもしれませんね。
赤信号が青信号に切り替わった、さあ発進しよう。というところで横断歩道に腰を曲げて歩く高齢者が!気付かずに轢いてしまったら洒落になりません。
それを伝えるためのパッシングですね。素敵な思いやり方です。
上記とは反対に、青信号なのに気付かず、進んでいない車に対して青信号に切り替わっているということを伝える手段にパッシングというやり方を選んでいるパターンですね。
居眠り運転には気を付けて下さいね・・・
上と同じよう、ロービーム、ハイビームの切替によるパッシングで良いでしょう。
色々な考え方はありますが、オン・オフによるパッシングでは歩行者の目がチカチカしてしまうと思います。
お礼のやり方にパッシングを選択した場合ですね。
逆に、こちらが譲ってもらう場合ですね。
勘の良い方ならもうお気づきでしょう。
このように譲り合いの仕草としてパッシングというやり方を選択した場合、"どっちの意味にも捉えられる"という欠点があります。
それが故にパッシングのし合いをしたお互いが「先どうぞ」と捉えてしまい、衝突事故を起こした。なんて事故もあったそうです。
パッシングされたら車内のドライバーの仕草も確認しておきましょう。
前から後ろに何かを伝える場合はヘッドライトのパッシングというやり方では伝わりにくいでしょう。
その場合にどうすれば良いか、ご紹介いたします!
俗に「サンキューハザード」と呼ばれている行為ですね。
割り込みの後や追い越しの後の「ありがとう!」という意味があります。
あとは「前で事故があったらしいぜ」とか「ネズミ捕りだ」とかの意味もありますね。
やり方としては前に出てからハザードを2~3回程度点滅させると良いでしょう。
これは5回点滅でア・イ・シ・テ・ルのサインになります。
という冗談は置いといて、「ありがとう」などを伝えるためのやり方として使う人が居ます。
でも煽りとも捉えられますしブレーキランプ点滅ということは必要外でブレーキを踏んでいるわけでもありますので危険といえば危険かもしれません。
やり方としては、5回でも良いのですが、3回程度の点滅でも伝わるはずですので、それで良いでしょう。
これはバイクですがロマンチックで素敵なやり方ですよね。
確かにハザードランプを停車以外の意味で使うのは本来の用法とは違うのですが、こんな記事がございます。
「ありがとう」の意味で点灯する「ハザードランプ」については、既に慣例・周知の事実、という事で、とりあえず問題はありませんが、夜間、幅員が5.5メートル以上の道路に停車し、又は駐車している時の「ハザードランプ」と紛らわしくなる様な点灯の仕方は、好ましくないので注意しましょう
これは「ガジェット通信」様がサンキューハザードの違法性について、山口県警察に問い合わせた際の、山口県警察の回答になります。
これで違法では無いということになりましたが、書いてある通り、停車時のハザードと紛らわしくなるような点灯には気をつけましょう!
以上の公道で何かしらのメッセージを伝えるやり方を覚えて、あなたもカッコいいドライバーになりましょう!
実践出来なくとも覚えておけば相手の意図が何となく分かって気持ちよくドライブできるかもしれません!
最後に、気分の良くなる動画を貼っておきます。
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