試乗できない幻のスポーツカー!?ホンダS360とはどんな車?
2015/12/15
ゴンタ
フィアットが2010年まで販売していたムルティプラ。酷評された奇抜なデザインとインテリアには理由がありました。今回は、カタログでは見られない試乗した方々の感想をご紹介します。フィアット ムルティプラを試乗した方々はどう評価したのでしょうか?
では評価の前に、まずはじめにフィアット ムルティプラとはどんな車なのか見ていきたいと思います。
今回はフィアット ムルティプラに試乗した人の「試乗しないとわからない走行評価、内装評価、総合評価」に注目していきます!試乗をすることでカタログでは、いまひとつはっきりしなかった点や逆に新たな発見もできるので、試乗はお勧めですよ。
フィアット ムルティプラ(初代)
フィアット ムルティプラは、フィアットが製造、販売していた多目的乗用車です。1956年から1966年まで生産されたモデル(初代)と、1998年〜2010年までのモデル(2代目)に大別されます。車名は「多様な」を意味するイタリア語のMultiplaに由来しています。
初代は、フィアット600のコンポーネンツを用いて設計されたリアエンジン・リアドライブ方式のキャブオーバー型で、車体寸法も全長3535×全幅1450×全高1580mmの小さな車体でしたが、3列シートの6人乗り仕様を基本としていました。
2代目では、6人乗りに変わりはないものの、FFになり、エンジンも1.6Lガソリン、1.9L直噴ディーゼルターボ、圧縮天然ガスを燃料として用いるブルーパワー、ガスとガソリンを任意に選択できるバイパワーの4種類を設定しました。
フィアット ムルティプラ(2代目)
そのデザインは独特で、ロービーム用ヘッドランプは一般的な配置とした一方、前面窓の下端とボンネット後端に段差を設け、ハイビーム用ヘッドランプがAピラーの根本付近に配置される独特の外観デザインでした。その外観から酷評されたこともありましたが、逆に、その奇異なフォルムに惹かれた人も少なくなかったようです。
では、今回はそんな、フィアット マルティプラに試乗された方々の声を集めてみました!試乗による生の評価はいかなるものなのでしょうか?
フィアット ムルティプラ
残念ながら、フィアット ムルティプラの燃費はカタログには記載されていませんので、実燃費を調べてみました。
【1.6 ELX】11.66km/L
使用条件等で変わると思いますが、現在の同クラスのエンジンと比較するとあまりいいとは言えないですね。
フィアット ムルティプラ
【1.6 ELX】2,660,000円 (税込)
【1.6 ELXプラス】2,880,000円 (税込)
いよいよここからが本題です。
フィアット ムルティプラに試乗した方々の感想・評価を見ていきましょう!
まずは、フィアット ムルティプラに試乗した方々の走行性能に関する感想、評価を調べてみました。
フィアット ムルティプラ
試乗した方々の走行性能についての評価としては次のような評価がありました。
『1.6リッターの排気量が信じられないほど活発に走る。特に3速のカバーする範囲は広く、街なかでも、高速域へ引っ張るにも便利だ。高回転域の元気さはもとより、低回転域のトルクもある。巡航燃費もいいという、何とも不思議なエンジンである』
『ホイールベースは2665mmと長く、フラットで快適な乗り心地を提供してくれる。その快適さが前席と後席でほとんど変わらないのは魔術のようだ。6人乗りの荷重変化の大きな設定を考慮すれば、見事というほかない。』
『簡単にいって、ムルティプラはめちゃめちゃ運転しやすい。しかもめっちゃめちゃ楽しい。何でもいいから用事つくって出かけたくなる。運転しやすいクルマとして、私のなかではこれまでゴルフ2のCLIのMTがダントツのキングだった。で、ムルティプラの運転しやすさはそれに匹敵するレベルにある。』
走行性能については、試乗という限られた時間の中だと思いますが、試乗した方々も概ね高評価のようですね。
では次にフィアット ムルティプラに試乗した人の内装に関する感想、評価を調べてみました。
フィアット ムルティプラ
試乗した方々の内装についての評価としては次のような評価がありました。
『ユニークな前席3人がけシートはそれぞれが独立しており、運転席を除いて取り外しも可能。中央席も、運転&助手席と同じフルサイズの同格だ。ダッシュボード中央の張りだしに合わせて後方へ下げて使えば、中央に大きな子供を乗せても、両端のパパとママは直視できるし、側方視界を妨げない。リアシートは、ソケット式の固定方法ゆえ前後スライドはしないが、寸法的な不満はまったくない。横方向に広々とした空間ゆえ、ちょっとリムジンに乗った気分さえ味わえる。』
フィアット ムルティプラ
『使い勝手はもちろん○。前3列シートはさすがに男3人じゃキュークツだし気持ち悪いものですが、4人ぐらいで乗る分には広々快適です。それに幅の広さがラゲッジルームにも生きてくる!』
このような広さに対する評価は、実際に試乗した人でないとなかなかわからない部分ですよね。このようにカタログや、画像だけではわからない細部についてもしっかり知ることができるのが、試乗のメリットですね。
では次にフィアット ムルティプラに試乗した人の総合評価を調べてみました。
フィアット ムルティプラ
試乗した方々の評価としては次のようなものがありました。
『1.6Lの小排気量で、大柄なボディをこれだけ活発に走らせ、3列シートが一般的な現在、ムルティプラは3×2列のシートレイアウトを全長4mという短さで6席を実現している。その手腕は、さすがイタリアの製品ならでは。』
『さすが、イタリア車です。1600ccでありながら力不足を感じない走り、キビキビした走りです。内装もユニーク!MTですが、渋滞でも疲れることはありません。』
『シートは横3人並ぶため、小ぶりでサイドのホールドも無いため、ワインディングロードでは、ホール性がありませんが、普通のクルマと思えば、普通。シートは固めで、掛け心地はGood!窓が大きく、視界が広いので、非常に運転しややすく、前後のオーバーハングが無いに等しいので、いろいろ気にすることが少なく、1.9m近い車幅を感じさせません。かなり簡単に見切れます。運転の楽しさという点においてはエンジンを回しても不快感も無いため、結構楽しめます。』
フィアット ムルティプラ
さて、いかがでしたか?
今回はフィアット ムルティプラについて試乗された方の走行評価、内装評価、総合評価に焦点を当てて見てきました!試乗した方々の様々な声を知ることができたのではないでしょうか?ムルティプラに試乗したからこそわかる、カタログだけではわからない試乗ポイントがいくつもありましたね。
フィアット ムルティプラは2010年に生産を中止しているので、なかなか試乗はできないと思いますが、今後中古車でムルティプラをご購入の際には、この試乗した方々の評価も参考にしていただければ幸いです。
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