スタイリッシュな一台!ビガーの魅力を試乗した人の評価から探る!
2015/10/08
ゴンタ
S360はホンダが四輪自動車業界に参入する際に開発された車両で、市販化されなかった車です。しかしホンダ関係者やプレス関係者のみですが、試乗もできたようです。そんなS360を試乗した人の動画などとともにS360の魅力を紹介します。
S360は本田技研工業が四輪車事業に参入すべく開発されました。
ではS360とはいったいどんな車なのでしょうか。
試乗した人の評価を見ていく前に、まずはS360を紹介します。
市販化されることはなかったS360
市販化はされませんでしたが、建設中だった鈴鹿サーキットのお披露目会の場で、本田宗一郎社長自らS360を試乗運転して現あらわれ、一般に発表されました。
S360の試乗会
昭和63年8月と11月の2度にわたって荒川テストコースでプレス向けの試乗会がありました。
S360に代わって販売されたS500の試乗会でしたが、S360にも試乗できたようです。
S360は早い段階で市販化されないことが決定していたようで、一般向けの試乗会が開催されなかったのが非常に残念ですね。
2013年 1台のみレプリカを製造
ホンダの50周年を祝って、2013年に本田技研工業が総力を結集して1台のみですが、S360のレプリカを作り、話題になりました。
パーツも1つ1つ再製造されたようです。
市販化されてはいませんが、当時ホンダ初の四輪車、スポーツカーということで、かなり期待されていたようです。
S360の試乗会は荒川テストコースで昭和63年に2回行われているのですが、試乗した人もプレス関係者のみだったこともあり、試乗記が見当たりませんでした。
そのため、S360と双子の片割れと称されているT360を試乗した人の走行評価を紹介します。
T360
T360を試乗した人の走行評価は
・「100km/Lしかでませんが、当時の車でそれだけ出るのはすごい!」
・「S360とは違うけど、双子の相方であるT360。トラックでこの速さなのだから、S360はもっとすごかったに違いない」
・「さすが、スポーツトラック!怖いくらいによく走る」
と、このような評価がたくさん上がっていました。
発表された当時S360が欲しかったからT360を購入したという人が多かったのも驚きです。
2013年 ツインリンクもてぎ
元社長の川本信彦氏の試乗運転にてお披露目されました。
動画を見る限りでは、スムーズな走行ですね!
試乗コースが小さいことやコーナリングが多いことも考えると、加速性能を試すことはできませんが、実際に試乗できる形にS360が復元されたことが話題になりました。
次はS360の内装評価です。試乗記はないため、モーターショーで内装を見た人の感想を紹介したいと思います。
S360 ステアリングまわり
S360の内装評価は
・「シンプルな内装で気品が感じられました」
・「綺麗に作られたレプリカでも細いウッドステアリングやシンプルなメーター類が当時の車なんだなーと思わせてくれます」
・「シートも内装も上品そうでした」
という評価が上がっていました。
S360は試乗こそできませんが、見ているだけでもレトロな気分を味わえるようですね。
次はS360の乗り心地についてですが、試乗記がないため、後発モデルのS500の評価を参考にしたいと思います。
S500
S360よりも少し大きいS500。
それでもかなり小さかったようです。
S500を試乗した人の乗り心地評価は
・「発売された当時に試乗し、乗り心地の良さとホンダ初のスポーツカーということと、価格の安さから購入を決めました。」
・「乗り心地はよかったと思います」
このようにS500の乗り心地は上々だったようですね。
おそらくS360が発売されていても同じような評価が出たのではないでしょうか。
いかがでしたか。
幻のスポーツカーと言われたS360の魅力は伝わったでしょうか。
市販化されなかったため、試乗した人はごく一部の人間のみで、試乗記も見つかりませんでしたが、ホンダが一番最初に試みたスポーツカーで当時の期待の高さがよくわかりました。
いまなおS360の消息を追い続けている人も多くいるようです。
S360に試乗すること、購入することはかないませんが、S360魂を受け継いだSシリーズなら今でも手に入れることが可能です。
興味が湧いた方はSシリーズにぜひ試乗してみてください。
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