スズキエアトライサー 東京モーターショーに登場した新型ミニバン
2015/11/03
kimi.u.
東京モーターショー2015、スズキのブースに見慣れない参考出展車が・・・「Baleno(バレーノ)」?一体どんな車なのか!?スズキが世界に送り出すために造った理想の自動車「新型コンパクトカーBaleno(バレーノ)」の情報を集めてみました!
「Baleno(バレーノ)」は、スズキ自動車が海外で生産・販売を行うグローバルカーとして開発した新型コンパクトカーです。
2015年9月15日から開催された、第66回フランクフルト国際モーターショーで初披露となりました。
当初のスズキ自動車からの発表では2016年春からヨーロッパでBaleno(バレーノ)の販売を開始するとのことでしたが、2015年10月26日より、スズキのインド子会社マルチ・スズキ社がインド国内へ向けて販売を始めています。
スズキ Baleno(バレーノ)の日本での発売の予定は無いらしく、スズキ自動車から公式の日本語版の製品紹介用のサイトやページは用意されていません。
Baleno(バレーノ)の試乗レポートなども少なく、日本では、スペックなどの全容が見えにくい自動車です。
生産拠点もインドのマルチ・スズキ社マネサール工場で、ここから世界へ向けてBaleno(バレーノ)を輸出していくとのことです。
「Baleno(バレーノ)」は、2015年3月に開催された第85回ジュネーブ国際モーターショーに出品したコンセプトカー「iK-2(アイケイツー)」をベースとした量産モデルである。スタイリッシュなデザイン、広い室内空間、新技術を調和させた、スズキが考える理想のコンパクトカーである。
こちらがスズキ Baleno(バレーノ)のベース車「iK-2」
ボディサイズは全長4,023mm×全幅1,920mm×全高1,450mmと、Baleno(バレーノ)に比べると少し平べったいボディになっています。
◆「iK-2」の特長
水の塊が動き出す時のエネルギー移動をイメージした、流れるような優雅さと、全高を抑え、全幅を広く取ったダイナミックさを併せ持つデザイン。
Baleno(バレーノ)発表の際には「Liquid Flow(リキッドフロー)」とテーマが付けられ、ボディサイズも、全長3,995mm×全幅1,745mm×全高1,470mmと、海外の水準「Bセグメント」を意識したサイズに設定されました。
新プラットフォーム「TECT(テクト)」
スズキ自動車が開発した、「丈夫で軽い」プラットフォームです!
◆進化した新軽量衝撃吸収ボディ
ボディーの広範囲に軽量かつ高強度な高張力鋼板および超高張力鋼板を使用して、安全性と軽量化を両立しています。ボディー構造には、衝突時の衝撃を吸収するクラッシャブル構造や、衝撃を効果的に分散する骨格構造、さらに高強度なキャビン構造などを採用し、高い衝突安全性能を実現しています。
アンダーボディー構造を滑らかで連続した強い構造とすることで、補強部品を減らし軽量化しながら剛性を向上させました。これからのスズキのクルマに採用されていく、新しいスタンダードとなるプラットフォームです。
スズキの新プラットフォーム「TECT(テクト)」を採用したことで、Baleno(バレーノ)は「車の質」を落とすことなく軽量化に成功し、燃費の向上にも繋がっています!
Baleno(バレーノ)の強みはキャビンの広さである。189cmの私にとって、フロント・シートに腰を下ろした際の頭上/足元スペースは満足できるレベルにあった。
ステアリングは前後と上下方向に動かすことができ、シートも高さ調整ができる。シートを1番低い状態にしていてもかなり高いが3kmも走れば慣れるはずだ。
リア・シートの足元はほとんどの小型車を凌駕している。というかむしろ、ホンダ・ジャズ(日本名:フィット)と同等のレベルにあるといえる。
インテリアは、前席ショルダールームと後席レッグルームに十分なゆとりを確保し、多彩なアレンジが可能な荷室スペースはクラストップの355Lの容量を確保。
スズキ Baleno(バレーノ)は大人4人と荷物を載せた遠出のドライブでもゆったりと快適に過ごせるよう、車内は余裕を持たせた設計になっています。
スズキ Baleno(バレーノ)の荷室の容量は、Bセグメント(全長3,700~4,100mm)のハッチバックとしては、2015年9月現在のスズキ調べでクラストップの容量を確保しています!
その数値はドイツ自動車工業会の定めた測定法で355Lとのこと。
ミリ波レーダー方式による衝突被害軽減システム「レーダーブレーキサポート」や、レーダーで前方車両との距離を測り自動で加減速する「アダプティブクルーズコントロール」のほか、車とiPhoneを連携させるApple CarPlay対応のスマートフォン連携ディスプレイなどの先進技術を採用。
AVシステムにはiPhoneと連携させて使う「CarPlay」に対応したディスプレイオーディオを搭載。システムはボッシュ製で、地図データはTomTomから供給される。
スマートフォン連携ディスプレイ
スズキ Baleno(バレーノ)は、安全性の追求だけでなく楽しいドライブも提供できるシステムも搭載されています!
2015年9月15日に行われた記者発表会でのスズキの公式発表では、Baleno(バレーノ)のパワーユニットは、
・新開発1.0L直噴ターボガソリンエンジン「BOOSTERJET(ブースタージェット)」
・1.2L「デュアルジェット エンジン」
・マイルドハイブリッドシステム「SHVS」搭載、1.2L「デュアルジェット エンジン」
の3種類でした。
しかし、2015年10月26日から発売されたインド国内向けのBaleno(バレーノ)のパワーユニットは、
・1.2Lガソリンエンジン
・1.3Lディーゼルエンジン
の2種類になっています。
一方、Baleno(バレーノ)のインド発売の後に行われた「東京モーターショー2015」でスズキ自動車から紹介されたモデルは、
・新開発1.0L直噴ターボガソリンエンジン「BOOSTERJET(ブースタージェット)」
・1.2L「デュアルジェット エンジン」
の2種類。
2016年春のヨーロッパ発売を待ってみないと詳細は判りませんが、Baleno(バレーノ)のパワーユニットは発売される国に合わせて変えていくという事でしょうか・・・?
販売がインド国内のみのモデルのためか、正直なところ、Baleno(バレーノ)の乗り心地やスペックなどの市場の評価が伝わってきていないのが現状です。
まだまだ明らかになっていない情報が多いゆえ、現段階で結論を下すことは遠慮したい。
ただ、今回のテストで歓迎できるエンジンと満足に足るドライビング・エクスペリエンスを供していることが判明した。バレーノを嫌いになる人は少ないだろう。
また十分に実用的かつ装備が充実していることから、価格設定さえ間違えなければヒットする可能性も少なからずある。
高い操縦性と安定性を備え、走行性能も申し分ないスズキの「Baleno(バレーノ)」!
ヨーロッパでの発売が楽しみですね!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局