スバルはSUVだけじゃない!!スバルのスポーツカーの魅力とは?
2015/11/29
Hiro-X
クルマの基本形と言えば3ボックス4ドアのセダン。しかしミニバンブーム全盛の昨今、セダンはかなり少なく、片隅に追いやられている印象は否めない。そんな時代にあえてスバルが投げ打ったスポーツセダンスバルWRX S4。スバルWRX S4は受け入れられるのか?
ミニバン人気が全盛の中、スバルがスポーツセダンとして世に送り出したWRX S4とはどんな車なのでしょうか?まずはスバルWRX S4の概要についてご紹介します。
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight
スバルWRX S4は従来、歴代インプレッサのスポーツバージョンにつけられていた名称であり、先代のインプレッサでも走りに特化したモデルとして分別されていました。
では現行のスバルWRX S4について概要を見てみましょう!
現行モデルは、2013年3月のニューヨークモーターショーにてそのコンセプトモデルが発表され、同年の11月に行われたロサンゼルスオートショーにてWRXとして発表されました。日本では翌年の8月にスバルWRX S4として発売されています。
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight
また、同じボディ、シャシーを共有しながら、走行性能に特化したモデルWRX STiも設定されています。
それでは、スバルWRX S4がどんなクルマなのか、性能面から見ていきましょう!
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight
ボンネットに開いたエアスクープがスポーツセダンの雰囲気を醸し出していますね。
概要でも書きましたが、名前が示す通りインプレッサのスポーツバージョンに与えられた名前を踏襲しているわけですから、その走行性能が気になりますよね。
では、まずはエンジンから見ていきます。
エンジンは、ハイパワーと環境性能を両立するため、新時代のハイパフォーマンスユニットである2.0ℓ水平対向直噴ターボ“DIT"エンジンを搭載しています。
221kW(300PS)/5600rpm、400N・m(40.8kgf・m)/2000-4800rpmの高出力、高トルクを発揮しながらも、13.2km/ℓ(JC08モード)の燃費性能を実現しています。
さらに、従来型リニアトロニックを大幅に変速レスポンスを向上させた、スポーツリニアトロニック(CVT)が組み合わせられ、スバル独自のシンメトリカルAWDで路面にあますところなく伝えます。
安全性能にも力が入っており、アイサイト装着車も装備されています。
スバルWRX S4
低重心・左右対称レイアウトのシンメトリカルAWDシステム
では次に、スバルWRX S4を実際に所有されている方の評価はどうなのでしょうか?
見ていきましょう!!
『コンピュータに隅々まで制御され、演出され、創造された走行性能が、ドライバーの期待するそれとピッタリマッチします。高性能な車を安全かつスポーティに楽しむための方程式がぎっしりと詰まったこの車。欧州車からの乗り換えが多いとの情報が飛び交うのも納得の WRX S4、国産セダンの中ではダントツのナンバーワンでしょう。』
『普段は楽で快適に乗れ、スポーツカーにも変身出来るオールマイティなセダンがご希望ならS4は最適な一台となるでしょう。渋滞した高速道路でも、空いている高速道路でも、曲がりくねった山道でも、更には4輪駆動を活かせる冬道でもS4は快適に走行する事が出来るのです。』
このように優れた走行性能に高い評価が集まっていました。
走りに特化したモデルのスバルWRX S4ですが、乗りごこちやデザインについてはどうでしょうか?続けて見ていきましょう!
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight オプション装着車
フロントフェンダーダクト、シャープな造形の専用サイドシルスポイラーが、スバルWRX S4のスポーツ性能を表現しています。ただの4ドアセダンではないオーラをビシビシ感じさせます。
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight オプション装着車
フロントデザインは、ここ最近のスバル車に使われている、キサゴングリルと独特な形状のホークアイヘッドランプと合いまって、スポーツセダンにふさわしいスタイルを形成しています。
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight
リヤデザインは、ディフューザー一体型バンパーやツインデュアルタイプのテールパイプにより、WRX S4の重心の低さや高い走行性能を強調されています。専用のリヤコンビランプを薄型の造形とすることで、車両のワイド感を強調、トランクリッドスポイラーの採用により、空力性能も向上しているようです。
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight オプション装着車
インテリアでは、ルーフからフロアまで黒で統一、走りを想起させる色として赤をステッチやメーターの随所に用いることで、全体を引き締めつつも、ドライビングの楽しさを想像させます。乗員が触れる機会の多い箇所には、感触の良いソフト素材を採用し、室内の質感を高めているようです。
では、続いて実際のスバルWRX S4オーナーはどう評価しているのでしょう?
『日常の快適性を犠牲にせずスポーツ性能を高めているサス、普通のセダンと思えば固い乗り心地も、突き上げ感は皆無でしなやかさも健在。』
『サスの段差の突き上げ感は欧州車より多く感じます。総走行5000㎞ですが、いなしというほどの上質さはありませんが、路面のインフォメーションは確実に伝えてくれます。』
『ビルシュタインのサスペンション&ハイパフォーマンスタイヤの組み合わせは、ファミリーユースには固すぎるのではと心配していましたが、さほど不快ではありませんでした。どっしりとしたハンドル感覚には、安心感さえ感じられました。』
スバルWRX S4というスポーツセダンという性格上かもしれませんが、かなり硬めの乗り心地であることがわかります。ただその硬めの乗り心地は、不快なものではなく、安心感をもたらす硬さであることをオーナーの方は逆に評価されているみたいです。
ここで肝心のスバルWRX S4の価格をご紹介します。
スバルWRX S4の価格は、装備によって以下の2グレードで構成されています。
スバルWRX S4 2.0GT EyeSight
最高出力[ネット] 221kW(300PS)/5600rpm
最大トルク[ネット] 400N・m(40.8kgf・m)/2000-4800rpm
JC08モード燃費 13.2km/ℓ
■写真掲載車
メーカー希望小売価格
3,348,000円 (消費税8%込)
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight
最高出力[ネット] 221kW(300PS)/5600rpm
最大トルク[ネット] 400N・m(40.8kgf・m)/2000-4800rpm
JC08モード燃費 13.2km/ℓ(12.4km/ℓ)
■写真掲載車
メーカー希望小売価格
3,564,000円 (消費税8%込)
300馬力、AWD、アイサイトなどの装備を考えたら、世界的に見てもかなりお買い得なスポーツセダンかもしれませんね。
スバルWRX S4 2.0GT-S EyeSight
今やかなり希少な部類となったスポーツセダンのスバルWRX S4ですが、CMのように普段は家族とのドライブに、そして休日にはサーキットで走り回る…なんてことを可能にする1台であることがわかりました。
さて、いかがでしたか?
ここまで、スバルWRX S4をいろんな面から見てまいりましたが、派手さはないもののスポーツセダンとしての魅力が随所に詰まっていました。
スバル独自のBOXERエンジン+シンメトリカルAWDなどによるサーキット走行も可能にする走行性能、そして世界でも最高評価の高い安全性、さらにセダンとしての優れた利便性を持つ魅力的な1台だと思います。
ご購入をお考えの皆様の参考にしていただければ幸いです。
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