モデルチェンジでここまで進化した新型トヨタシエンタをレビュー
2016/03/10
里ちゅーん
今年の夏に流れ始めた滝川クリステルさんとサッカー選手のハメスさんが登場するCM。印象に残ってる人も多いのでは?そんなシエンタ 4WDにもなるミニバンを大調査してみました。積雪地域でシエンタ 4WDを検討の方、お買い求めの際に参考にしてみてはいかがでしょうか?
アクティブとファン、をテーマにトレッキングシューズがイメージの元となった新型のシエンタ。
シエンタの名前の由来は”7”のスペイン語Siete(シエテ)と、英語のエンターテインから造られた造語なわけですが、つまり色んな動きで楽しみを提供する7人乗りのミニバンといったところでしょうか。
※ただし、4WDのシエンタは6人乗りとなるようです。4WDとなるとやはり選べる範囲もトヨタでは狭まるところはありますね・・・。
シエンタの4WD性能についてお話しする前に、4WD、SUV、車の事となるとこういった単語が沢山と出てきますが、今回はシエンタの4WD性能についてのお話なので、この『4WD』という言葉について知らない方にも分かりやすく解説をまずしていこうと思います。
4WDとは、つまり四駆のこと。四輪駆動式の車ということですね。これだとまだ分かりにくいので砕いて説明すると、4つのタイヤ全てに動力を与えて動く様式ということになります。
2WDだと、2つのタイヤしか力を発揮していないことになります。その中にもFF(前輪だけ動く)FR(後輪だけ動く)と振り分けられるのですが、全体のシェアの割合的には2WDが圧倒的に多く、やはり4WDは少ないのようです。
では4WDを選んで良い事ってなんなのさって方のために利点を説明していこうと思います。
それの何が良いのかというと、ツルツルタイヤが滑るところ。雪道であったり凍結した道路、また砂利道。車が上手く進まないというときこそ、この4WDの力の見せどころなわけです。前の2つや、後ろの2つだけの力でしか進まない車に比べて、4つの力で前に進むんですからよく進んでくれますよね。
そんな力を持った4WD、タイヤが空回りして滑るようなところでも2WDに比べたら脱出しやすいです。雪道砂利道だけでなく雨天の滑りやすくなった道路に対しても同じようなことが言えます。
そうなんです、シエンタに使われている4WD・・・普通の道などで通常の走行を行う時は2WDに近い状態で走行してくれるのですが、力のいる発進時、加速時、滑りやすい路面や、コーナー、その時の道の状態と車の状態に合わせて自動で4WDに切り替わってくれるという優れた性能のもった車だったんです。
ということは、普段は通勤などにもつかうけれど、出かけるとき行きは高速道路、帰りは高速道路を使わず下道で出かけられる方など、いろんな場面で幅広く活躍してくれる頼もしい車になっているわけです。また常に4WDの車を乗った時の燃費の悪さのことを思うと、これなら気にしなくてすみますし、お財布にも優しいですね。
この4WDのシステムについて詳しく知りたい方は上のリンクをどうぞ。スタンバイ式4WDというなんちゃって4WDではありますが、それでも強い味方になるようです。
ハイブリットを搭載しミニバンの中でも最高の燃費率をたたき出してるシエンタ。しかしながら4WDはハイブリットではなくガソリンエンジンとなり、ガソリンエンジンのなかでも2WDと4WDに分かれているのです。大々的に広告されているあの燃費率とおもってたのに買ってみたら燃費がちがう!?と思われないように注意しておいてください。
では、そんなシエンタの4WDの走行性について触れていこうと思います。画像の通り、こちら2WDと4WD、あと車いす使用の燃費になりますが・・・。15.4km/L。やはり4WD・・・シエンタと言えども燃費の良さは2WDに比べると5kmほど劣ってしまいますね。
主要燃費改善対策という項目を見てみると・・・シエンタの4WDのところに記載されている項目は
・自動無段変速機 ・充電制御 ・変化バルブタイミング ・充電パワーステアリング
この4つになります。他の3種に比べると、アイドリングストップ装置というものがついてないですね。4WDのシエンタと他のシエンタとの燃費5km差の変化も、その辺が関係しているのでしょうか。
トヨタ・1NZ-FEを採用しています。トヨタ自動車の主力エンジンのうちの一つで、シエンタ以外に搭載されているものは、カローラシリーズ、ヴィッツ、スバルのトレジアなど、乗用車商用車問わず多くの車に採用されているものとなります。エンジンの小型化および軽量化を前提とした設計になっており、実用域でのトルクを得ているのが特徴で信頼性・経済性・耐久性に秀でています。
この自動無段変速機、Super CVT-i。変速ショックが少ないため、エンジンの力を無駄なく伝え、低燃費・静粛性・滑らかな走行に導いてくれます。また、ボディがコンパクトな為小回りが利くのもシエンタにとって利点ですね。2.15インチのタイヤを装着した場合の小回りするときの最小回転半径が5.2m。16インチのタイヤを装着した時の最小回転半径は5.8mとなります。狭い路地に入る時やUターンをするときにも不便しませんね。
また、操縦安定性を高めるために、エアロスタビライジングフィンとうもの採用しており、シエンタの安定性が高まるような設計になっています。
フロントピラー部とリヤコンビネーションランプ部には、エアロスタビライジングフィンを採用しました。気流に小さな渦を発生させて車体を左右から押さえつけ、優れた操縦安定性を実現しています。
選べる13色
このカラーバリエーションの豊富さ!シエンタという名前の通り、楽しくなるような色の多さも魅力的ですね。
おおきい荷物や長いもの。重たい物も楽に乗せれる入れられるように設計されており、シエンタのバックドアはスクエア型と、荷物を積むときも取り出すときも楽になっています。
サードシートも狭く感じるかたもいるかもしれませんが、シエンタのサードシートは幅広で大人の方も楽にすわれられるようなベンチシートになっています。
動画では分かりやすくインテリアを解説してくれてますので、是非見ていただきたいです。
【シエンタ】デザイン解説(インテリア)
それでは実際に乗った方の感想を見ていきましょう
シエンタって2WDと4WDで
エンジン、トランスミッション以外に
リヤサスの構造が別物なんです
当然乗り心地やコーナー特性も違います
試乗が可能であれば(ディーラー試乗車は大抵2WD)
乗ってから買ったほうがいいですよ
私はドライ路面でも4WDの方が安定しているように感じました
ホイールベースが結構長いから
車格のわりに、2WDでも結構安定しているんですけどね
雪がいっぱい積もりシエンタがだめなときはレガシーもまず無理でしょう.雪道で2駆と4駆で明らかな差がつくのは,凍結登坂路での停止状態からのスタートでしょう.2駆はよっぽど巧くまわさないと発進できませんが,4駆なら楽ちん発進できます.もちろんシエンタ4駆で大丈夫でした.年末の関東大雪の日,50キロほど山道上り下りをしましたが,不安は感じワせんでした.ちなみにその時はその道沿いでは合計20台ほどが動けなくなって停止していたり玉突き事故をやっていました.
シエンタの4WDはビスカスカップリング機構の4WDですから,正確にカテゴリー区分するのなら常時4駆です.ホンダのリアルタイム4WDが完全な嘘4駆であることに比べたら,まったく問題ないと思います.
前車で6年近くビスカスカップリング機構の4駆車に乗っていましたが,真冬の北海道3000キロ走ったり,山奥のスキー場によく出かけて走りましたが,問題なく運転いけましたよ.
余談・・・シエンタ4駆は2駆に比べ車重があり,サスペンションも理論的にはF1と同じものを使っていて,大変安定感がよいです.高速で140kmでカーブを曲がっても十分な安心感があってなかなか良いですよ.ただしレガシーと比べないでね.
やはり安定感は2WDに勝る!?やはり、雪に見舞われる地域の方には安定性という安心感は必要不可欠だとは思いますが、季節を問わず走れるところは魅力的ですよね。2WDの方が量も多いので4WDで検討される方は、試乗の際に、確認を忘れないよう気を付けてください。
まとめてみると
・シエンタ4WDは6人乗りのミニバン
・常時は2WDだけれども、いざという時に助けになる4WDもついている
・常時4WDの車に比べると燃費の率はシエンタ4WDの方が勝る
・2WDのシエンタに比べたら、搭載のスペックが劣るかもしれないが、やはり走行での安定感は此方の方が上
シエンタで4WDとなると、顧客のニーズは積雪地帯に住んでいる方か、もしくはそのような場所によく旅行やスポーツに行かれる方ではないでしょうか。ミニバンなのでウィンタースポーツの用具も楽に入れられるでしょうし、普段の走行で雪はそんなに気にならないけどよくその様な場所に出かけられるというかたにはピッタリかと思います。もちろん、雪だけでなくアウトドアを楽しむご家族にもピッタリなのではないでしょうか。シエンタの4WDを検討していただいてる方、是非まずは試乗してみてはいかがですか?
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局