イタリアの小粋なハッチバック、フィアット プントはどんな車ですか？

さっそく評価を、と言いたいところですが、まずはフィアット プントの特徴やスペックを軽く見ておきましょう。

フィアット プントは1993年から販売されている小型ハッチバックです。
ジョルジェット・ジウジアーロ率いるイタルデザイン社が担当した内外装のデザインは2012年のマイナーチェンジでも引き継がれ、イタリアンテイストあふれるさりげないセンスに溢れています。

FFで可変バルブタイミング付直列4気筒SOHCエンジンを搭載しトランスミッションはATモード付5速シーケンシャルです。

フィアット プントの価格を見ておきましょう。

【フィアット プント メーカー希望小売価格】
230万円

現行モデルはラウンジというグレードのみの販売となっています。

さあ、ここからはフィアット プントの具体的な評価に入っていきましょう。
フィアット プントに対する最初の評価項目は走行性能に関する評価です。

「低回転からトルクが有るので、多少ラフな運転をしてもエンジンがカバーしてくれる。アクセルを踏めばその分加速するので流れに乗れない事はまずないと思う。山道などでは、足は粘るが車高が高めの所為でやや不安定になる事も。」

「エンジンは、ハイパワーではないけど、気持ちよく回るNA。」

「ローギヤードのMTとトルクフルな感じで立ち上がりでは強い味方です。」

「パワーがあり、満足！マニュアルモード付きＡＴも楽しめちゃいます。」

うん、さすがスポーツカー大国イタリアの車、というカンジです。
フィアット プントの走行評価は、すごいハイパワーではないけれど、低速からトルクフルでキビキビよく走、というものでした。

続いてのフィアット プントへの評価項目は燃費性能の評価です。
最新モデルにはアイドリングストップ機構が搭載されているので、日本車ほどでなないにしろ燃費はそこそこなのでは、と期待しています。

フィアット プントの燃費と実燃費を挙げておきます。

【フィアット プントの燃費】
17.2㎞/L（JC08モード）

【フィアット プントの実燃費】
7.88㎞/L～22.34㎞/L（平均 16.44 km/L)

平均の実燃費を見るとカタログ値と大きな差異はなく、まずまずの数字ですね。

「街乗り平均10km/Lで高速でも13km/Lくらいです」

「街乗り11.4km/L　高速16km/L。ちょっと飛ばしても10km/L切ることはありません」

フィアット プントの燃費評価、あまり高くありませんでした。実燃費の数字を見た感じだと期待が持てそうな気がしたんですが、もう少し伸びて欲しいというのが、オーナーの方の正直な感想のようです。

フィアット プントの3つ目の評価項目は乗り心地への評価です。
ヨーロッパ車は相対的に「硬め」だというのが一般的な評価のようですが、プントの乗り心地はどうなのでしょう。

「路面の振動がタイトに感じられて気持ち良い｡」

「若干固めの足回りですが、高速道路では安心して踏めます！街中でもストレスになることはありません。」

「良くも悪く欧州車の足まわりです。
国産車とは違いゴツゴツ感は否めません。
ただ、高速巡航ではピタッと吸いつくようなそんな足まわりです。」

「ペダル・ハンドル・シフトノブの位置が若干遠いのか、シートポジションを決めるのにはやや苦労する。」

フィアット プントの乗り心地評価、やはり「硬い」という評価でしたね。ただ、それを不満に感じておられる方はほとんど居られませんでした。
慣れると路面状況がよく分かって良い、ということでしょうか。

いよいよ最後の評価項目となりました。
フィアット プントの最後の評価項目は、オーナーの方からの総合的な評価となります。

「使い勝手はそんなに悪くないので一人で乗るには十分です。キビキビ走りますからね」

「いい車だと思っています。デザイン良し、扱い易さ良し、値段もお手頃！」

「運転することの楽しさを教えてくれます。
ゆっくりおとなしく走ることもできるし、ちょっと踏めば
勇ましい音でドライバーの気持ちを盛り上げてくれる。
そんな日常を少し彩ってくれる憎めない相棒。」

フィアット プントのオーナーの方は、プントのことを「すごい車ではないけれど、日常使いに十分で、気分が乗ればスポーティな走りもできる」と評価しています。

これは、なかなかイイ評価だと思います。

いかがでしたか？

フィアット プントに関して、走行評価や燃費評価、乗り心地評価とオーナーの方からの総合評価をお届けしました。
悪目立ちしないけど、いつでもどこへでも行ける、そんなコンパクトカーがフィアット プントでした。

皆さんも、相棒のように自分にピッタリの車、見つけてくださいね。