2015/08/09 更新

伝統のレガシィツーリングワゴンの血を引くレヴォーグ、その評価は？

スバルの新型ツーリングワゴン「レヴォーグ」の評価をまとめました。
走りの評価、燃費評価、乗り心地評価などからレヴォーグのメリット、デメリットを紹介します。
数少ない実用性の高いワゴンを購入するにあたっての参考にレヴォーグの評価を活用ください。

日本のツーリングワゴンの代表格レヴォーグとは？
レヴォーグの走行評価
レヴォーグの燃費評価
レヴォーグの乗り心地評価
レヴォーグの評価

日本のツーリングワゴンの代表格レヴォーグとは？

出典：http://www.subaru.jp

まず評価の前にスバルのツーリングワゴン「レヴォーグ」とはどのようなものか、軽く説明します。
レヴォーグはスバルが製造、販売するツーリングワゴンのスバル最上位車種です。
これまではレガシィツーリングワゴンとして販売されてきましたが、北米を意識しすぎたあまり、レガシィが大きくなりすぎたため、日本向けに販売されたのがこのレヴォーグです。

評価に入る前にレヴォーグの価格を見ていきましょう。

【1.6GT EyeSightの価格】
　リニアトロニックCVT　2,775,600円(税込)
【1.6GT EyeSight Proud Edition】
　リニアトロニックCVT　2,862,000円(税込)
【1.6GT-S EyeSightの価格】
　リニアトロニックCVT　3,0546,400円(税込)
【1.6GT-S EyeSight Proud Edition】
　スポーツリニアトロニックCVT　2,991,600円(税込)
【2.0GT EyeSightの価格】
　リニアトロニックCVT　3,348,000円(税込)
【2.0GT EyeSight Proud Edition】
　スポーツリニアトロニックCVT　3,564,000円(税込)

レヴォーグの価格は以上の通りです。
1.6Lのノーマルタイプと2.0Lのスポーツタイプに二分されます。
しかし、すべてGTモデル。スバルがいかに走りに注力しているかわかりますね。

レヴォーグの走行評価

続いて、レヴォーグの評価に入っていきます。
まず最初にレヴォーグの走行評価はどうなっているでしょうか。
燃費重視の1.6GT EyeSight、走り重視の2.0GT-EySightそれぞれの評価を見ていきたいと思います。

1.6GT EyeSight

出典：http://www.subaru.jp

1.6GT EyeSight

燃費を重視したレヴォーグのメインモデル。
最高出力125(170)kW(PS)/4800-5600rpm、
最大トルク221(25.5)N・M(kgf)/2000-4800rpm
KYB製の足回りを持ち、2.5Lからダウンサイジングされた1.6Lターボエンジンを搭載する。
スムーズなリニアトロニックCVTとダウンサイジングターボで高燃費を実現。

足回りは街乗りではしなやかで問題ないが高速域での段差を超えた時の揺れの収束が甘く感じる。ただ、足回りを重視するならGT-S系を選ぶべき。
コストの制約を感じたがレガシィツーリングワゴンの後継として恥じないという評価。
ターボについてはパワーはタイムラグが気になるがパワーは1.6Lとは思えないほど十分とのことでした。

標準モデルでも十分にスポーティな評価と言えるでしょう。

2.0GT-S EyeSight

出典：http://www.subaru.jp

2.0GT-S EyeSight

最高出力221(300)kW(PS)/5600rpm、
最大トルク400(40.8)N・M(kgf)/2000-4800rpm
3500ccクラス超えの性能を持つスポーツエンジンにビルシュタイン製ダンパーを備えるスポーツモデル。それでもクラス相当の燃費を実現するスバルらしいモデル。

走りは300PS、40.8kgmというハイパワーにもかかわらずジェントルな走り。
スポーツリニアトロニックCVTは非常に走りもよくレスポンスも早い。
ただ、足回りのビルシュタイン製ダンパーが煮詰まっておらず、つっぱり感が強くて跳ねが大きく感じる。足回りの熟成を期待したいとのこと。

全体的にレヴォーグは水平対向エンジンでの低重心化による安定性と剛性感は高いが、足回りの出来が不十分に感じるという評価のようです。
また、4WD特有の不自然さはなく、ハンドルを切っただけぐいぐい曲がる気持ち良さがあるようです。
スバルの毎年行われるマイナーチェンジに期待したいところです。

レヴォーグの燃費評価

出典：http://www.subaru.jp

続いて、レヴォーグの燃費評価に移りたいと思います。

【レヴォーグ燃費性能】(JC08モード)
1.6Lターボモデルが17.6(16.0)km/L
2.0Lターボモデルが13.2km/L

1.6Lモデルの16.0km/Lという燃費は車両重量が1540kgを超えた場合の値です。
性能ではレヴォーグの1.6Lターボモデルが2.5L相当、2.0Lターボモデルが3.5L相当になります。

出典：http://toyota.jp

2.5Lクラスのガソリン車ではマークXをライバルとなり、燃費は11.8km(10.6)/Lとなり、JC08モード燃費では圧倒します。10.6km/Lは4WDでの値となりますので全車4WDのレヴォーグとの差はさらに広がります。

3.5Lクラスのガソリン車でもマークXをライバルとなり、燃費は10.0km/Lとなり、JC08モード燃費では3.2km/Lのアドバンテージがあります。

JC08モードの燃費ではハイブリッドやディーゼルにはかなわないものの十分な性能を出していると言えるでしょう。

燃費を踏まえた使用評価はどうでしょう。

平均燃費は11.30km/L、1.6L、2.0L共に合わせた値です。
1.6Lターボで街乗りだと12km/L前後。遠乗りだと14km/L超えといったところです。
2.0Lターボで街乗りだと11km/L前後。遠乗りだと13km/L位といったところです。

ターボが気持ち良すぎて燃費を機にするとストレスになるのが難点。
運動性能に対して燃費は十分という意見が多いのがやはりスバルの車という感じです。

車も大きすぎず、日本の道では取り回ししやすいです。
サイズ感に関しても成功しているようです。

レヴォーグの乗り心地評価

出典：http://clicccar.com

ここまで、レヴォーグの走行評価、燃費評価を見てきました。
では移動手段としての乗り心地の評価はどうでしょうか？

実際にレヴォーグ購入した方の乗り心地評価をお伝えします。

「信号の多い街中など中・低速域での当たりが意外にマイルド。」
「普通に走る分には快適です。ただ、高速域で少しふわふわする。」
「ビルシュタインが入ってなくても足回りは堅いです。」
といった評価の声がありました。

レヴォーグの評価

出典：http://www.subaru.jp

最後に全体を通して、スバルの実用とスポーツを兼ね備えたレヴォーグ購入者の評価がどのようなものか、見ていきたいと思います。

やはり、気になるのは評論家よりも実際に購入した人の評価だと思います。
そこで今回はレヴォーグ購入者の評価の一部を挙げたいと思います。

実際に使ってみて、
「レヴォーグは完全にスポーツカー、ものすごいパワーを感じます。」
「レヴォーグは結構何でも積み込めます、大満足。」
「身長186cmの私が脚を曲げて横になれるくらいゆったりしています。」
「安全性を重視するとレヴォーグが最良だった。EyeSightしかり、4WDしかり。」
といった声が挙がっていました。

レヴォーグのトータル評価はスポーツカーとしては快適な乗り心地だが、ファミリーカーとしてはやや硬い。それでいて、実用性は十分ということでしょう。

出典：http://www.subaru.jp

レヴォーグの前席の座り心地、乗り心地はいいが後部席は視点が低く圧迫感が少しあるようです。
内装については特に評価は見受けられませんでした。
価格相応ということでしょう。

いかがでしたか？

レヴォーグは全体的に実際の購入者から高評価を受けているようです。
実用性のあるスポーツカーかつ、安全性の高い車を検討されている方は是非これらの評価を参考にしてみてください！！