2015/11/15
YMOTOHASHI
スズキは昔からちょっとスパイスの効いた車を作るのが得意。そんなスズキが一時期発売していた軽のピックアップトラック、マイティボーイの走行評価や燃費評価と乗り心地の評価、オーナーの方からのマイティボーイに対する総合評価を一挙にご紹介します。
テレビCMで「スズキのマー坊とでも呼んでくれ」というキャッチフレーズが印象的だった、スズキ マイティボーイは、個性的なスタイルから未だに人気の車です。。具体的な評価に入る前に、スズキ マイティボーイについてちょっとおさらいしておきましょう。
スズキ マイティボーイ
マイティボーイはスズキ株式会社が1983年から1988年まで販売していたピックアップトラック型の軽自動車です。
2人乗りのFF車で28馬力の直列3気筒SOHCエンジンを搭載しグレードにより5MTと4MT、2ATの3種類のトランスミッションが準備されていました。
特徴は何といっても後部座席に当たる部分をトラックの荷台にしているところです。いわゆる「軽トラ」とは異なり、若者向けのスタイリッシュなピックアップトラックをイメージしているため、傾斜が強めのフロントウィンドウやスポーツカー寄りのドライビングポジションとなっています。
この独特なスタイリングのおかげで、販売終了から30年近くたった現在でも人気が高く、専用のパーツの販売や施工を行うショップも数多く存在します。
マイティボーイの価格を見ておきましょう。
【スズキ マイティボーイ メーカー希望小売価格】
45万円~54.5万円
現在は販売終了していますので、参考のため中古車相場を乗せておきます。
【スズキ マイティボーイの中古車相場】
20万円台~50万円
お待たせしました!
スズキ マイティボーイの具体的な評価に入っていきましょう。
まず最初の評価項目は走行性能への評価です。
スズキ マイティボーイ
「高速道路はちょっと大変ですが、一般道路では問題無く、気分良く走って曲がって止まってくれます。」
「力はないけど、おもしろいよー。意外と雪道も強いし、雪国でも使えます。」
「車両が軽いのでコーナーは攻め込める。加速もターボ車ならぜんぜん問題ない。」
「とってもキビキビ小回りきくし、高速では120キロ オーバーで二時間は走るし、(ノーマルエンジン)でね20年も昔の車のくせに 走行は安定してるし」
スズキ マイティボーイの荷台
スズキ マイティボーイの荷台
「地元では、意外と使える荷台」
スズキ マイティボーイの走行評価はおおむね良好です。古い軽自動車ということもあり、高速道路を500㎞以上一気に走ったり、勾配のキツイ坂道をガンガン上るといったことは期待されていないということも、マイナス評価の少ない理由かもしれません。
マイナス評価となったのは1点「パワーステアリングじゃない」という点でした。まぁ、600㎏未満の軽い車重でホイルベースも短いので、パワステなくても問題ないレベルだと思うのですが、今のパワステに慣れている方にとっては不便に感じるようですね。
続いてのスズキ マイティボーイの評価項目は燃費性能への評価です。
なにせ30年近く前の車です。燃費評価はけっこう厳しいのでは?と想像していますが・・・。
参考としてスズキ マイティボーイの燃費と実燃費を挙げておきますね。
【スズキ マイティボーイの燃費】
残念ながらマイティボーイの燃費は非公開です。
【スズキ マイティボーイの実燃費】
15.98㎞/L~24.72㎞/L(平均 20.24 km/L)
スズキ マイティボーイ
「燃費はリッター当たり25キロメーターはいくので、そこらへんの低燃費車、ハイブリッド車よりいいのではないかと満足しています。」
「燃費が今のエコカーと変わらないかむしろいい。」
スズキ マイティボーイの燃費評価はとても高評価です。意外ですね。
やはり車重が軽いことが幸いしているようです。
でも、今のハイブリッド車並みにイイなんて、すごいですね。
スズキ マイティボーイの3つ目の評価項目は乗り心地の評価です。
古い軽自動車なのでイマドキの車に比べたら、乗り心地はおそらく悪いと思うんですが…。
実際はどうなんでしょうね。見てみましょう。
スズキ マイティボーイ
「板バネです。跳ねまくり、そこが味なんです。
多少の荷物を搭載すると、本来の足に」
「リアがリーフスプリングなのであまりいいとは言えない。純正は軟すぎる。」
「曲がる時はモンキーターンで急旋回が出来る。」
なるほど、板バネ特有の跳ねるカンジをみなさん楽しんでおられるようです。
スズキ マイティボーイの乗り心地評価としては悩ましいですが、跳ねるのはマイティボーイの「味」ということで、高評価としておきましょう。
スズキ マイティボーイ
「2シーターなのでいざと言う時もう1人が乗せられない。」
「二人乗りにしては広く荷物も積める。基本一人乗りをして扱うには十分である。」
2人乗りという点について、コメントがいくつかありました。
2シーターなのですが、実はスズキ マイティボーイのシートはかなりフラットに近い状態にまでリクライニングが効きます。シートの後ろにも結構空間があって、そこそこ荷物が詰めるという点を評価する声もありました。
スズキ マイティボーイの最後の評価項目になりました。
最後の評価項目はマイティボーイのオーナーからの総合評価です。
スズキ マイティボーイ
「いい所も悪い所もみーんな受け入れることができる車です。
走って、壊れて、また直して・・・まだまだ乗りますよ。」
「趣味の車として、楽しんでいます。今後は車高・マフラー等のドレスアップを考えています。」
「大きさや乗り心地はどうであれ、私はマイティボーイが好きです♪」
「全てにおいて大変満足しているので文句のあるヤツはかかって来やがれ。」
さすが人気車!
スズキ マイティボーイの総合評価、とっても高評価でした。
オーナーの方のマイティボーイへの強い愛着を感じるコメントの数々、感動的です。
「自分専用の1/1のプラモデル」と言い切った方もおられましたね。ドレスアップパーツも豊富なので、楽しそうです。
スズキ マイティボーイ
いかがでしたか?
これだけ愛される軽自動車もなかなか珍しいのではないでしょうか。
お車の購入をご検討中の皆さま、軽自動車に限らず愛着の持てるあなただけの1台、ぜひ探してみてくださいね。
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