2016/02/04
Goributacharmy
1997年にトヨタ自動車が製造・販売を開始した世界初の量産ハイブリッドであるプリウス。2009年から4年連続で新車販売台数で1位になるなど、トヨタのなかでも最も人気のある車種の1つである。現在のモデルは2009年から生産・販売している3代目のモデルであるが、ついに今年2015年に4代目となる新型プリウスにフルモデルチェンジされる予定だという。
プリウスは、トヨタ自動車が1997年に製造・発売を開始した世界初の量産ハイブリッド専用車(スプリット方式)、およびそれを中心としたハイブリッド専用車のブランド(商標)である。
現在、世界93か国で販売されていて、車名はどの国においても「プリウス」(PRIUS)を名乗る。
トヨタが新しく発売するという新型プリウスはガソリン1リットルあたり40キロメートル以上走る、非常に低燃費な自動車になる予定である。これは同じトヨタのアクア37km/ℓやダイハツのミライース35.2km/ℓを上回る水準であり、これらの車種より大型のプリウスがそれ以上の低燃費を達成することになる。そもそも、環境問題が深刻になり世界各国でCO2の排出規制などが厳しくなった中、環境に優しくかつ低騒音のプリウスの人気に火がついた形であったが、今回の低燃費でまた人気になるとともに、海外の大手企業とのエコカー開発競争で優位に立つことができるだろう。これから、世界各国でさらに自動車の環境規制は厳しくなり、基準を満たさない企業には罰金を科される可能性もあるため、エコカー競争は激しくなっていくだろう。
気になる発売時期であるが、当初は2015年春に生産を開始する計画だったが、これを半年遅らせて2015年末になると言われている。これは、新型のプリウスのデザインに関してトヨタの上層部が待ったをかけたため、デザインの修正を行うため発売時期に遅れが生じる見込みである。これは、2013年にTNGA企画部の設置を発表したことからもわかるように、「もっといいクルマづくり」に向けた商品力の向上のためであろう。
今回のプリウスでは新開発のプラットフォームであるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチュア)を採用している。これは、商品力の向上や開発効率化をうたったものであるが、その中に以下のようなものがある。
商品力の向上クルマを骨格から変え、低フード化、低重心化を実現し、かっこいいデザイン、良好な視界確保、運動性能の向上など、お客様の感性に訴えるクルマとなるよう、次期プラットフォームを開発し、2015年に発売する新型車より順次導入する。まずは「走る」・「曲がる」・「止まる」に関わる基本部位(プラットフォームやユニットなど)の性能をレベルアップし、「もっといいクルマ」の実現をめざす。また、クルマの中核となるパワートレーンユニットについても、低重心・高性能なユニットを新開発し、順次搭載していく。
このためにデザインもこだわる他げ、現行モデルよりも広い室内空間など現在のモデル以上に使いやすいものとなっているであろう。
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