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ドリフトってどうやってるの?ドリフトのやり方・種類をご紹介!

ドリフトって素敵ですよね。実際にD1グランプリなどを見て惹かれた人もいるでしょう。でも「ドリフトの定義がいまいちよくわからない!」「あれってどうやってるの?やり方は?」という方も多いと思います。この記事ではそんなドリフトのやり方、種類などを簡単にご紹介します!

まずドリフトの定義って?

実はこの事項には諸説あります。
ただし基本的には「車を意図的に横向きに滑らせて走行する事」がドリフトとされています。

ドリフトって速いの?

色々なゲームなどで、ドリフトが速く走るためのテクニックとして紹介されているため、よくある勘違いなのですが、サーキットにおいては基本的にどんなやり方でドリフト状態に持ち込んだとしても、グリップ走行の速さには勝てません。ドリフトは「基本的に」魅せるテクニックです。
しかし、ラリー(峠や未舗装路などの特殊な道、狭い道を使ったレース)においてはその限りではありません。

ドリフトってどうやってるの?

ドリフトには車が滑りだす「きっかけ」が必要です。
実はドリフトのきっかけを作るやり方は一つではありません。
かっこいいドリフトをキメている人たちは、色々なドリフトのやり方を使い分けたり組み合わせたりしているのです。ではその色々なドリフトのやり方を簡単にご紹介いたしましょう。
※このやり方は車がドリフトに適した状態になっていることを前提としています。

やり方1:サイドブレーキによるドリフト

サイドブレーキによってドリフトのきっかけを作るやり方です。
某映画で「ドリフトにはサイドブレーキが必要だ」というドリフトのやり方を説明する台詞がありましたが、そうした説明に使うくらい基本的、かつ応用の効くドリフトのやり方です。

1、ブレーキで車の荷重を前へ、同時にクラッチを切る。
2、曲がる方向へハンドルを切る。
3、サイドブレーキを引いてクラッチを繋げる。
4、リアが横に滑りだすので、アクセル、ハンドルの調整(カウンターステア)でドリフト状態を維持する。

やり方2:クラッチによるドリフト

次はクラッチを使ってドリフトのきっかけを作るやり方です。
「一番簡単なやり方だ」という人も居るような、単純なやり方です。クラッチ蹴りなんて呼び方も。

1、ハンドルを切る
2、クラッチを踏む
3、クラッチを繋げる
4、リアが滑りだすのでハンドル、アクセルで調節

やり方3:慣性ドリフト

「なにっ!?慣性ドリフト・・・!?」って台詞で有名なやつです。車速に任せて車を流すやり方です。
実際ドリフトはどのやり方でも慣性の法則ありきなのでこの名称にはなんとなく違和感を覚えなくもないのですが・・・

1:ハンドルを切る
2:アクセルを抜く
3:車が横に滑っていく
4:アクセルを入れて加速

やり方4:ブレーキングによるドリフト

このやり方は荷重移動をマスターしなければならないため、なかなか難しいやり方です。
しかし同時にカッコいいやり方でもあります。
また、タイヤロックに気を付ける必要もあります。

1:コーナー進入前にブレーキで車の荷重を前に持っていく
2:荷重が前に行ったらハンドルを切る
3:アクセルを入れ、横滑りを持続させる

やり方5:シフトによるドリフト

ミッションを痛めてしまうため、あまり多用するべきではなく、なにかと併用したり、失敗した時のカバーとして使われることの多いやり方です。
シフトロックを利用しています。

1:オーバースピード気味でハンドルを切る
2:Gを感じたらアクセルを抜いてシフトダウン
3:クラッチを繋ぎ、滑り出したらアクセルを踏む

まだまだやり方はあるのですがこの5つのやり方が有名どころではないでしょうか。

ヘンなドリフト

「ドリフト」と聞けば多くの方が先のようなフロントエンジン・リアドライブの車を使ったドリフトを思い浮かべるでしょう。しかし、この世には珍しい車でドリフトしちゃう人も居ます。そんなヘンなドリフト、やり方をご紹介いたしましょう。

FFドリフト!?

なんだか面白い動きをしていますね。
これがFFドリフトというものです。FFでのドリフトというのは恐らくFRよりもクセがあります。
何が大変かというと、リアタイヤを滑らせなければならないのに、そのリアタイヤに動力がないということです。

ハンドルを切り、ブレーキで荷重を前に持っていく。その後サイドを引いてリアを流す。
基本的なきっかけを作るやり方はFRとあまり変わらないのですが、その先のやり方が少しおもしろいのです。
アクセルベタ踏みでサイドブレーキを引くことが出来るのです。へんな動きをしているのはこれが原因ですね。

軽トラでドリフト

まさに「Japanese Hentai」って感じです。
でもよく考えてみたら車種にもよりますが軽トラって縦置きFRだったりしますし軽いからおかしな話ではないのかも・・・?

ドリフトの世界は奥が深い!

ドリフトは見た目に豪快な走りですがその技術は極めて繊細!
この記事でその奥深さが少しでも伝わったのなら幸いです。

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