2016/02/18
里ちゅーん
2016/03/06 更新
エンツォ・フェラーリとエンツォフェラーリ、この違いがわかりますでしょうか?実は、エンツォとフェラーリの間の「・」の有無だけではなく、言葉の意味するものが違うのです。エンツォ・フェラーリとエンツォフェラーリの意味の違いについて説明します。
「エンツォ・フェラーリ」と「エンツォフェラーリ」の違いは、それぞれの意味するものが違うということです。
「エンツォ・フェラーリ」は、フェラーリ社を創業したイタリア人の名前で、「エンツォフェラーリ」は、フェラーリ社が2002年に創業者エンツォ・フェラーリの名を冠して発表したスーパーカーを指します。
では、「エンツォ・フェラーリ」と「エンツォフェラーリ」についてそれぞれ詳しく見ていきましょう!
エンツォ・フェラーリ
1898年2月18日〜1988年8月14日
イタリアの自動車会社「フェラーリ」の創業者で、F1のレーシングチーム、「スクーデリア・フェラーリ」のオーナーでした。
エンツォ・フェラーリは、1898年にイタリアで生まれ、第一次世界大戦に徴兵された後、1920年にアルファロメオにドライバーとして入りました。レースドライバーとして活躍したのち、1929年に他のレースドライバーとともに「スクーデリア・フェラーリ」を創立し、アルファロメオのセミワークスチームとして活動しました。
また、第二次世界大戦後の1947年には自動車製造会社フェラーリ社を創設し、レージングマシンの開発・製造とその資金を稼ぐための高級スポーツカーの販売を始めました。
166MM
フェラーリが初めて販売した市販車です。
1949年のル・マン24時間レースで優勝しています。
その後、エンツォ・フェラーリは大きな影響力を持ち、F1界に影響を与え続けましたが、1988年に腎不全で死去されました。
カヴァッリーノ・ランパンテ
フェラーリのエンブレムである「跳ね馬」です。
そのモデルは、ポルシェのエンブレムと同じでドイツのシュトゥットガルト市の紋章です。
フェラーリは前述の通り、エンツォ・フェラーリによって創業された自動車製造会社です。
当初は、レーシングカーの開発に重きを置いていたため、旧モデルとなったレーシングカーを改造して市販車として販売していましたが、次第に公道専用車の開発も進み、現在に至るまで高い評価と確固した地位を築いています。
フェラーリの運営するレーシングチームは「スクーデリア・フェラーリ」という名で、F1世界選手権ではコンストラクターズ・チャンピオンを16回獲得するなどの活躍を見せています。
ラ フェラーリ
「LaFerrari」はフェラーリの製造している車で、Laはイタリア語の定冠詞で英語のTheと同じであるため、英語で言えば「The Ferrari」です。
ちなみにエンツォフェラーリの後継車です。
日本でも言わずと知れた自動車会社で、その車はスーパーカーと呼ぶにふさわしい力強さと美しさを兼ね備えていますね。
エンツォフェラーリは、フェラーリが創業55周年を記念し、発売したスーパーカーです。
全部で400台だけ限定生産され、400台目はチャリティー目的でローマ教皇のヨハネ・パウロ2世が注文した機体でした。
駆動方式はMR(ミッドシップエンジンリアドライブ)で、エンジンはV型12気筒エンジン、また最高速度は350km/Lです。
エンツォフェラーリのデザインは、ピニンファリーナに在籍していた奥山清行によって行われ、F1マシンのようなノーズやバタフライドア、テールランプなどが特徴です。
さすがフェラーリ!美しいですね。
そのデザインを日本人が担当しているというのもなんだか嬉しいものです。
エンツォ・フェラーリとエンツォフェラーリについて理解できましたか?
まとめるとエンツォ・フェラーリは、フェラーリの創業者で、エンツォフェラーリはフェラーリの製造した車ということでした。
しかしエンツォ・フェラーリもエンツォフェラーリも車の歴史の中で重要な位置を占めるという意味では同じかもしれません。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
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