2016/01/15
echigoya.t
エンジンオイルはこの前交換しけど、他のオイルはどうだったっけ…なんてことありませんか?オイルの種類が多すぎてオイル交換を忘れてしまう、何かいい目安はないの?そんな方はこれを読んでください!オイルの種類ごとにオイル交換の目安についてまとめました。
自動車に使われるオイルにはいくつか種類があります。
みなさんもよく知るエンジンオイルの他にもブレーキオイル、デフオイル、ミッションオイル…などたくさんあります。
全部を交換するのは手間もお金もかかりますが、放置するとブレーキのききが悪くなったり、変速ショックが大きくなったり、オイル漏れしたりしてしまいます。
今回は種類ごとにオイル交換の目安をまとめたので、さっそく見ていきましょう。
オイル交換しなかった場合…
画像右のようになってしまいます。
エンジンだけでなく他の機関も同じように汚れが溜まっていくので、オイル交換は重要です。
ミッションオイル交換
ミッションオイルなので廃油に鉄粉が混じってキラキラしてます。
画像は定期的に交換しているのでまだきれいなほうですが、無交換でいるともっと汚れています。
エンジンオイルはエンジン内部を循環するオイルです。
エンジンオイル交換の目安は使用期間、走行距離、色です。
乗用車は15,000kmか1年、ターボ車は5,000kmか6ヶ月、ディーゼル車は10,000kmか1年です。
シビアコンディション下ではその半分の距離、期間で交換することを推奨されています。
色は画像のように変色したら交換したほうがよいでしょう。
エンジンオイル交換目安
左:新しいエンジンオイル
右:劣化したエンジンオイル
エンジンオイル交換2回に1回はオイルフィルターの交換もしたほうがいいです。
ブレーキオイルは油圧式ブレーキに使用されるオイルです。
ブレーキオイル交換は2年ごと、車検を目安にするとよいでしょう。
ブレーキオイルには水分を吸収する成分が入っているので、どんどん劣化が進みます。
2年経たなくても画像のように変色したら交換したほうがいいです。
ブレーキオイル交換目安
左:新しいブレーキオイル
右:劣化したブレーキオイル
オイルによっては新品で透き通った黄色をしているオイルもあります。
黒くドロドロしてきたら交換しましょう。
デフオイルはデファレンシャルギアを潤滑するオイルです。
デフオイル交換の目安は走行距離20,000~50,000km、もしくは使用期間2~5年です。
一番覚えやすいのは2年ごと、つまり車検を目安にするとよいでしょう。
デフオイル交換目安
廃デフオイル。
まるで汚泥のような…。
ミッションオイルはマニュアルトランスミッション内を循環する潤滑油です。
オイル交換不要としている車種もありますが、定期的な交換が必要な車種もあるので自分の車はどうかよく確認してください。
運転者の運転の仕方によって交換時期に大きく差が出てくるので画像のような色を目安にするとよいでしょう。
走行距離10,000kmで交換する人もいれば、50,000~100,000kmで交換する人もいます。
サーキット走行をよくする車はまめに交換したほうがいいそうです。
ミッションオイル交換目安
色で判断するなら画像を目安にしてください。
摩耗した鉄粉が混じっているのでドロドロのギラギラ…。
ATF(ATオイル)はオートマチックトランスミッション内を循環し、潤滑や伝達の役目をするオイルです。
ATF交換の目安は色と走行距離ですが、車種によっては交換不要としている場合もあります。
色を目安にする場合は画像のように茶色か黒色に変色したらオイルの劣化が考えられます。
走行距離は20,000~50,000kmを目安にするとよいでしょう。
ATF交換を長いことやらないでいると内部に汚れがたまり、オイル交換をしたことが原因で壊れてしまうこともあるので、不安な方はディーラーで相談しましょう。
このようなリスクもあるので、工賃が高くてもディーラーでオイル交換したほうがいいです。
ATF交換目安
左:新しいATF
右:劣化したATF
画像右の廃油は走行距離28,000kmです。
CVTオイルはCVT内部を循環し、潤滑や冷却の役目をするオイルです。
CVTオイル交換の目安は走行距離50,000~100,000kmです。
メーカーごとに多少の違いはありますが、だいたい「メンテナンスフリー、ただしシビアコンディション下では100,000km」としています。
しかし日本では通常使用でもシビアコンディションであることが多いので、100,000kmを目安にするとよいでしょう。
CVTオイルもATFと同じく無交換で何年、何万km走っている場合は交換するとかえって壊れるおそれがあるのでディーラーに相談しましょう。
CVTオイル交換目安
左:新品のCVTオイル
右:劣化したCVTオイル
CVTオイルの劣化はレスポンスや燃費の悪化につながります。
パワステオイルは油圧式パワーステアリングの場合に必要なオイルです。
パワステオイル交換の目安は色と走行距離です。
下の画像のようにオイルの色が濁って来たら交換したほうがいいです。
もしくは走行距離50,000~100,000kmの間を目安にするとよいでしょう。
最近の車種は技術などの向上によりオイル交換不要の場合もあるので、説明書で確認してください。
また、操舵性が悪いような気がしたら点検してください。
悪化すると他の部品も交換しなければならなくなり、オイル交換以上に費用がかかってしまいますので、早めに対処しましょう。
最近は電動式パワーステアリングが主流でオイル自体必要ないこともあるので、自分の車が油圧式か電動式か確認してください。
パワステオイル交換目安
右:新しいオイルは澄んだ赤色
左:劣化すると黒く濁ってくる
パワステオイル交換の目安はオイルの色で判断してください。
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