ハイブリッド車並みの低燃費、マツダ「SKYACTIV-G」と「SKYACTIV-D」
2016/02/14
とっぱらや
車にとって心臓とも呼べるエンジンですが、一口にエンジンと言っても、その種類は点火方法の違いから動作や形状の違うものまでたくさんあります。今回はそもそもエンジンとは何かから色々なエンジンの種類までを、それぞれ種類ごとに詳しく解説していきます!
エンジンは原動機の1種類で、様々なエネルギーを回転運動のような仕事に変えて動力を発生させる機械のことです。
原動機には、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを利用する熱機関と、流体の持つエネルギーを利用する流体機械の2種類があり、エンジンは熱機関の中の1種類です。
熱機関には、大きく分けて外燃機関と内燃機関の2種類があります。
まず外燃機関は、蒸気機関などで、機関本体外で燃料を燃焼し、得られる熱エネルギーを間接的に利用する機関です。
次に内燃機関は、機関内で燃焼を起こしてその熱エネルギーを利用する機関です。
内燃機関の種類には、
①レシプロエンジン(往復動機関)
②ロータリーエンジン
③ガスタービン
④ジェットエンジン
⑤ロケットエンジン
などがあります。
エンジンにも色々な種類があるのですね!
次からは内燃機関のそれぞれの種類について見ていきます。
レシプロエンジンはシリンダとピストンを持ち、シリンダ内で燃料を燃焼し、ピストンが往復運動することでクランクシャフトを回転させるエンジンです。
シリンダの配列の仕方によって、直列・V型・水平対向など名称が変わります。
レシプロエンジンにも燃料や点火方法の違いで幾つかの種類があります。
それぞれの種類について見ていきましょう。
ガソリンエンジンは、レシプロエンジンの中で最も一般的な種類のエンジンです。燃焼は、シリンダ内に空気と燃料を混ぜた混合気を送り込み、ピストンによって圧縮した後に発火プラグから火花を散らすことで行われます。
ジューク 1.6L直噴ガソリンターボエンジン
ピストンエンジンの動く様子がよくわかります。
ディーエゼルエンジンは、ガソリンエンジンと同様にシリンダー内をピストンが往復するレシプロエンジンの1種類ですが、発火方法に違いがあります。
ディーゼルエンジンの場合、発火プラグを持たず、シリンダ内の空気を圧縮して高温高圧になったところに液体燃料を噴射することで自然発火させます。
またガソリンエンジンと異なり、燃料には軽油が用いられます。
ガスエンジンもレシプロエンジンの内の1種類で、主にLPGガスを燃料としてピストンを動かします。
レシプロエンジンにもたくさんの種類があって、種類ごとにそれぞれ特徴があるようです。
ロータリーエンジンは、ピストンではなくローターがハウジング内を回転するタイプのエンジンです。
ヴァンケルエンジン
現在、自動車のエンジンとして用いられているのは、フェリクス・ヴァンケルによって開発されたヴァンケルエンジンと呼ばれる種類のロータリーエンジンです。
レシプロエンジンとは構造も動作も異なり、燃料を燃焼することで往復運動ではなく直接、回転運動を生み出します。
ロータリーエンジンの内部構造をCGで再現
最近では、水素を燃料とした水素ロータリーエンジンの研究開発も進められています。
ガスの蒸気によってタービンを回し、動力を得る機関です。
現在は、主にヘリコプターや航空機に用いられています。
ジェットエンジンは、主に航空機に搭載されているエンジンで、燃焼ガスを後ろ向きに噴射することで得られる反作用の力から推力を得る種類のエンジンです。
他の種類のエンジンと同じように吸気・圧縮・燃焼・排気という4サイクルをしますが、それぞれの工程を担当する部位が別々であるという特徴があります。
ジェットエンジンにも、ターボファンエンジン・ターボプロップエンジン・ラムジェットエンジンなどの種類があります。
ロケットエンジンもジェットエンジンと同じように燃焼ガスを噴射して進むという種類のエンジンですが、ジェットエンジンと異なってロケットエンジンは酸素のない宇宙空間で用いられるため、酸素ボンベを積んでいたり固形燃料が用いられていたりします。
いかがだったでしょうか?
今回は、様々なエンジンの種類について見てきました。
エンジンにはいろいろ種類がありますが、機関内で起こしてその熱エネルギーを利用しているという点では共通しているのですね。
もっとエンジンやその種類について知りたいという人は是非、詳しく調べてみてください!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局