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キャンピングカーは普通免許で大丈夫?必要な免許を調べてみました!

キャンピングカーで日本一周!そんな憧れを持ったことのある人も多いのでは?でも、キャンピングカーって、今持っている普通免許で運転できるのか、ちょっと疑問・・・。そこで、今回はキャンピングカーを運転する時に必要な免許を調べてみました!

キャンピングカーってどんな車?

憧れのキャンピングカー

キャンピングカーとは、宿泊設備を備えた車のことです。ヨーロッパでは、牽引タイプと自走タイプを区別して名称が付けられていますが、日本ではどちらも『キャンピングカー』と呼ばれます。
キャンピングカーを特種用途自動車として8ナンバー登録するには、一定の基準を満たしていることが求められます。乗車定員の3分の1以上の人数分の平坦な寝台の有無や調理設備の有無などが挙げられますが、設備があっても故障していたり、機能していないなどの場合は違法となり、摘発される可能性もあります。
しかし、近年は特種用途自動車の認定要件が厳密化され、排気量別の税体系に変更されたことで、8ナンバーではないキャンピングカーも増えています。特に、8ナンバーでの税負担軽減も受けにくくなったことに伴い、軽自動車のキャンピングカーも販売されるようになっています。

キャンピングカーにはどんな種類があるの?

キャンピングカーの種類①フルコンバージョン

フルコンバージョンのキャンピングカーは、主にアメリカなどで使用されています。キャンピングカー専用のシャーシに架装したものです。サイズは7mを超えるものもあります。

大型のフルコンバージョン

キャンピングカーの種類②キャブコンバージョン

キャブコンバージョンのキャンピングカーは、日本でよく見るタイプのキャンピングカー。一般的にはトラックのシャーシに架装したものをよく見かけますね。水周りやベッドなどの居住スペースの充実を図るなら、キャブコンバージョンがおすすめです。

ポピュラーなキャブコンバージョン

キャンピングカーの種類③バンコンバージョン

バンコンバージョンのキャンピングカーは、ハイエースやキャラバンをベースに、内装を変えたものです。屋根を改造することもできます。元々の車から、あまり手を加えずに造れるため、比較的安価なのが魅力です。また、外観も普通車と変わらないので、普段使いしても違和感がないことも人気のポイントかもしれませんね。

人気のバンコンバージョン

キャンピングカーの種類④バスコンバージョン

バスコンバージョンのキャンピングカーは、マイクロバスをベースに架装したもの。キャブコンなどと比べ、走行性の良さが魅力ですが、その分値段が高くなってしまいます。ただ、ディーゼルタイプもあるので、低燃費を重点に置く人にはおすすめです。

走行性の良さが魅力のバスコンバージョン

キャンピングカーを運転する時に必要な免許は?

では、実際にキャンピングカーを運転するのに必要な免許は何でしょうか?実は、今持っている普通免許で、だいたいのキャンピングカーは運転できちゃうんです!
普通免許で運転できる車は、以下の条件にあてはまることが必要です。

・車両総重量・・・8,000kg ※H19年6月2日以降に取得した新普通免許では5,000kg
・最大積載量・・・3,000kg
・乗車定員・・・10名以下

8トン限定が付いた旧普通免許

いかがでしょうか。旧普通免許を取得しているかたは、免許更新の際に「8トン限定中型免許」となるので、キャンピングカーは、ほぼ普通免許で運転できることになります。バスコンであっても、マイクロバスのままなら乗車定員11名を超えるので中型免許が必要ですが、キャンピングカーにした場合は、乗車定員10名以下にできます。バスコンでも普通免許で運転できますね!
また、道路交通法で運転できる自動車のサイズは全長12.0m、全幅2.5m、全高3.8mと決まっています。キャンピングカーでこのサイズを超えるものは、なかなかありませんね。そのため、通常のキャンピングカーであれば、普通免許で運転可能と言えます。

キャンピングトレーラーは、どんな免許が必要?

素敵なトレーラー

キャンピングカーの中には、牽引するタイプの『キャンピングトレーラー』も存在しますね。日本でこのタイプを見ることはあまり無いかもしれませんが、ちょっと憧れるキャンピングトレーラー。これは、牽引免許が絶対必要!と思われますが、じつはこの牽引タイプのキャンピングカーも普通免許OKな場合があるんです。
牽引免許が必要な場合と不要な場合は、以下の通りです。

牽引免許が必要な場合・・・引っ張られる車の車両総重量が750kgを超える時、牽引免許が必要。
牽引免許が不要な場合・・・引っ張られる車の車両総重量が750kg以下の時、牽引免許は不要。

こんなに可愛いトレーラーも!

いかがでしょうか。キャンピングトレーラーの場合は、エンジンなどが必要ない分軽く、また自走式のキャンピングカーに比べて価格が安く抑えられる、という特徴があります。また、日本向けに軽量化されたトレーラーもあるので、普通免許で運転できる幅が広がりますね!

キャンピングカーに必要な免許、いかがでしたか?

誰もが一度は憧れるキャンピングカーを運転する時に必要な免許をご紹介してきましたが、いかがでしたか?何となく、普通免許では運転できないような気がしていませんでしたか?旧普通免許はもちろん、新普通免許でも運転できるキャンピングカー。自分の免許では無理だろうな・・・と諦めかけていた方もぜひ、この機会にキャンピングカーへの憧れを実現させてみませんか?

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