記事ID9820のサムネイル画像

シンプル・イズ・ザ・ベスト!シトロエン2CVの内装とインテリアは?

シトロエン2CVは、「こうもり傘に4つの車輪」という農民車のテーマをコンセプトに作られました。そんなシトロエン2CVの内装は一体どのようなものでしょうか?気になる内装・インテリアの評価やシトロエン2CVの価格帯などもご紹介します!

フランスの国民車シトロエン2CVの内装・インテリアは?

シトロエン2CVは、シトロエンが1948年に発表した、前輪駆動方式のきわめて独創的かつ合理的な設計の小型大衆車で、1999年、20世紀を代表する車を選ぶ「カー・オブ・ザ・センチュリー」の選考過程におけるベスト26にも選ばれています。

シトロエン2CV

シトロエン2CV

シトロエン2CVは、単一モデルとして1948年から1990年までの42年間、大きなモデルチェンジのないままに、387万が製造された世界屈指のベストセラー車・ロングセラー車の1台です。今回は、内装を中心にその機能性と快適性を重視したシトロエン2CVの内装・インテリアをご紹介します。

気になるシトロエン2CVの内装・インテリアは?

シトロエン2CVは、フランスの農民の交通手段に供しうる廉価な車として開発されましたが、その開発には内装、外装を含め、かなりのこだわりがあったみたいです。1990年に生産は終了しましたが、そんなシトロエン2CVの内装とインテリアデザインについて調べてみました。

シトロエン2CVのシートデザイン

シトロエン2CVの内装の中においてパイプフレームで骨格を構築されたシートは、ゴムベルトでキャンバスを吊って表皮を張っただけの簡素きわまりない軽量設計であるが、乗客の身体によくなじみ、乗り心地は優秀です。

シトロエン2CVのインパネ

シトロエン2CVの内装でまず目を引くのは、簡素な中にある1本スポークのステアリングですよね。発売当初からしばらくはパイプを組み合わせた簡素な2本スポークのステアリングを採用していたのですが、1970年代以降、グレードによっては、シトロエンの上級クラスと同じく片持ち式の1本スポークモデルの設定モデルも追加されました。1本スポークなら事故でドライバーがステアリングに叩きつけられても、ステアリングが折れて衝撃をある程度吸収できると見込んで採用されたようです。

シトロエン2CVのメーターパネル

シトロエン2CVのメーターパネルは、内装同様、見ての通りかなりシンプルです。現在の原付のものにも及ばないかもしれませんね。しかし、発売当初はさらに簡素でガソリンメーターもなく、燃料残量はタンク内に計量バーを差し入れて読み取っていたようです。

シトロエン2CVの内装

シトロエン2CVの内装は、その開発時の様々な条件をクリアするべく作られているので、現在では当たり前に装備されているものもほぼ装備されてませんし、電動で動くものもほぼありませんが、大人4人が乗れるスペースと快適な乗り心地を確保する内装になっていました。キャンバストップも室内にこもる音を逃がすための装備として採用していました。

シトロエン2CVの内装・インテリアの機能、収納は?

では、質実剛健のシトロエン2CVの内装の機能や収納を見ていきましょう!

シトロエン2CVのシート機能

シトロエン2CVの内装において、シートは非常に変わった形状をしています。シートのパイプフレームは、床面に左右2本の爪によって差し込まれているだけなので、(後期モデルの前席はスライド機能を持ったシートレールが採用されている)前席・後席とも脱着は容易にでき、出先で取り外してベンチ代わりに利用できる仕組みになっていました。

シトロエン2CVのトランクルーム

シトロエン2CVのトランクは画像のようにトランクだけが開くものと、リアガラスまで一緒に開くものと2種類あります。トランク内にはスペアタイヤなど応急工具が入っていますが、内装同様必要最小限の作りで、内張り等はないので使いづらいですね。

シトロエン2CVのフロア

シトロエン2CVは、FFのためプロペラシャフトやその他諸々の機器による突起がなく、内装においても床面はほとんどフラットに出来ており居住スペース確保に貢献していました。

シトロエン2CVの変遷

最終型のシトロエン2CVは、初代と比較すると、エンジン性能が変更されていました。
では、そのエンジン性能はどのように変わったのでしょうか?

シトロエン2CVは1948年に発売されてから、ほぼ形も内装もを変えることなく、42年間製造されてきましたが、初期と最終型の最も大きな違いはエンジンで、発売当初は375cc(9HP/3,500rpm)のスペックは、最終型で602cc(29HP/5,750rpm)になりました。またブレーキは、当初フロントはインボードブレーキで、長期に渡って前後ともドラムブレーキを採用していましたが、末期型はフロントがインボードのままディスクブレーキとなりました。

シトロエン2CVの内装・インテリアへの評価は?

実際にシトロエン2CVを購入した人の内装に対する意見としては...

・『すばらしいおしゃれなフレンチパッケージングやまたか帽も大丈夫』
・『非常にユニークなデザインの車。室内も変わっていて、個性溢れる車種。』
・『乗り心地も抜群で、シートのクッションは、なんと輪ゴムでできているのですが、値段が何倍もする高級シートより数段座り心地が優れていて、どんなに長距離を乗っても疲れません。』

と言う内装に対するコメントがありました。
シトロエン2CVの内装には豪華な装備はほぼないものの、長距離乗っても快適なシートや頭上高の高い室内、フラットなフロアなど、基本部分に真面目に取り組んだ内装であることがわかります。

シトロエン2CVの価格は?

さて、今回はシトロエン2CVの内装・インテリアに関してフォーカスしてきましたが、そんなシトロエン2CVの価格は一体いくらくらいなのでしょうか?

1985年当時の価格は以下の通りです。

シトロエン2CVチャールストン 198万円
現在の中古車平均価格は、98〜195万円で販売されているみたいです。

さて、いかがでしたか?
今回はシトロエン2CVの内装・インテリアをご紹介いたしました。
最も目に触れる内装・インテリアは、購入時の重要な要因ですから、ぜひ今後の車選びの参考にしてください。これを機にシトロエン2CVの内装・インテリアを実際の目でご覧になってはいかがですか?

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ