試乗できない幻のスポーツカー!?ホンダS360とはどんな車?
2015/12/15
ゴンタ
2015/11/21 更新
ホンダアキュラ北米向けモデル「ILX」の「試乗しないとわからない走行評価、内装評価、総合評価」を紹介します。北米を中心に絶大な人気を誇る「ILX」その走りとはでんなものでしょうか?「ILX」が気になる方、試乗した人の声を参考にしてみてはいかがでしょうか。
まずはじめに、北米を中心に絶大な人気を誇る「ILX」とはホンダ高級車ブランドアキュラとは?一体どういう車なのかを見ていきましょう。
今回は「ILX」に試乗した人の「試乗しないとわからない走行評価、内装評価、総合評価」を追跡していきます。
「ILX」(アイエルエックス)は、本田技研工業が生産し、アキュラブランドで販売するセダン型乗用車です。カナダ専売車種であったアキュラ・CSXに代わる、9代目シビックをベースにしたエントリレベルの車両で、米国においても販売されました。
「ILX」はシビックベースであるが、ボディサイズが異なり、全長は長くなり、全高は低くなっています。加えて、ボンネットやフロントバンパービームがアルミニウム合金製となり、遮音性の高いフロントガラスやサイドガラスの採用や吸音材の追加などが行われ、静寂性が高められています。ハイテン材の使用率を増やし剛性が高められ、ステアリングシャフトを大径化し、ステアリングレシオはクイック化されました。サスペンションでは、低フリクションブッシュを採用し、2代目RDXに初採用された振幅リアクティブダンパーを全モデル標準搭載しています。
アキュラ・ILX2.0
●アキュラ・ILX スペック
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 直4 2.0L SOHC i-VTEC
直4 2.4L DOHC i-VTEC
直4 1.5L SOHC i-VTEC
変速機 6速MT/5速AT / 8速DCT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,549mm全幅 1,793mm全高 1,412mm
ホイールベース 2,670mm
「ILX」のエンジンは、5速ATモデルにはシビックより排気量が大きい直4 2.0Lを、6速MTモデルにはシビックSiと同様の直4 2.4Lを搭載しています。アキュラ初のハイブリッドモデルには、3代目シビックハイブリッドと同様の、111hp/5,500rpm、127 lb·ft/1,000-3,000rpmを発生する直4 1.5Lを搭載し、より街中での運転がしやすくなるようにスロットルセッティングが調節されました。ハイブリッドモデルの燃費は、39/38mpg(EPA city/highway)となっています。
アキュラ・ILX Hybrid
2016年モデルでは、エンジンが従来の2.0Lから直噴2.4Lに変更されました。最高出力は150hpから201hpと大幅にアップ、またトランスミッションは8速DCTとなりました。
さて、続いて本題です。「ILX」に試乗した人の感想、評価を追跡しました。
まずは「ILX」に試乗した人の、走行に対する評価です。
「ILX」ラインアップされるのは、2.0Lの標準モデルと、よりパフォーマンスオリエンテッドな 2.4Lモデル、そしてアキュラとしては初のハイブリッドモデルである1.5Lハイブリッドの3種類です。これらすべての試乗評価をまとめていきます。
「ILX」2.0Lの標準モデルエンジン
「ILX 2.0L」モデルは4気筒の2Lエンジンを搭載し、5速ATのみが設定される。また、駆動方式は全て前輪駆動です。シビックの1.8Lエンジンと比べると、この152PSのエンジンはそれほど速くなったという印象がありません。おそらく、シビックのATモデルの「EX」と比べて66kg車重が増えているからだと思います。しかし、速さは十分です。この5速ATは変速もスムーズで、踏み込めばすぐさまキックダウンをし、「ILX 2.0L」モデルは「ILX」の中でも、アキュラが目指したというパワーと燃費のバランスを最もうまく達成していると感じました。
アキュラ・ ILX 2.4
「ILX 2.4L」モデルは204PSの2.4Lエンジンを搭載し、 6速MTのみが設定されています。シビックで言えば「Si」に相当する。予想通りこのモデルは速いが、最大トルク23.5kgf·mのこのエンジンは一部のドライバーが求めるような「熱さ」はありません。エンジン音や排気音もいいですが、そのパワーを最大限使うために回転を上げていくと正直うるさいです。マニュアルトランスミッションは満足でき、ギアレシオもうまく調整されています。
トルクステアもうまく抑制されていますが、ステアリングが固まったような状態になることがあります。おそらく、電動パワステがトルクステアを抑えているのでは。残念なことに、「ILX 2.4L」モデルはシビックSiの駄目なところも受け継いでしまっている。それはロールです。2.4Lは他のグレードとサスペンションの設定が同じなのです。このサスペンションでは2.4Lのパワーも多くが無駄になっています。
試乗運転してみると、ハイブリッドカーに見られるようなアクセル応答性の鈍さがありません。 3つのドライブモードがあり、俊敏性を優先することも、燃費を優先することもできます。ECONモードではエンジンの回転が抑えられたおとなしい走りになり、スポーツモードでは常に回転数が高くなります。そしてノーマルモードではまさしくこの2つのモードの中間の走りをします。こういう設定は悪くないですね。また、これらのモードは、CVTの7速マニュアルモードで変速をすることもできます。
「ILXハイブリッド」は速くもないしブレーキペダルはふにゃふにゃですが、大した加速もしなければブレーキ性能も低く、面白くもないという一般的なハイブリッドカーだと思って乗れば、きっとこの車でも十分満足できると思います。
What Civic Si Drivers think of the Acura ILX
「ILX」の試乗動画です。
ILXはシビックよりは圧倒的に静かです。 路面にヒビが入ったような道を走ると、カタンカタンといったような音ではなく、低周波のビートのような音が聞こえてきます。乗り味はよく、路面にしっかりと追従します。極端に振動を伝えたり反応が鈍かったりといったことはありません。ハンドリングは優秀です。前輪駆動のモデルにしては前後のバランスに優れている。ただ、ボディのロールは気になるし、ハードなドライビングには向いていと思います。
以上、「ILX」に試乗した人の、走行に対する評価でした。
続いては、「ILX」の内装について、試乗した人の評価を見ていきたいと思います。
車を楽しむ上で、やはり内装も気になるポイントです。ということで、次は、「ILX」の内装はどうなのか?内装について試乗した人の評価を追跡しました。
「ILX」の内外装はこだわっていて、外観ではアキュラのブランドフェイスである五角形のグリルを中心にして、クールな印象を与える薄目のヘッドライトやテールレンズ、抑揚のつけられたリア・フェンダーのプレスラインと、アキュラらしいスポーティなフォルムを演出しています。
車内
「ILX」のインテリアはアキュラ各モデルに共通する左右対称のデザインを持つインパネが出迎えてくれます。インテリアはアルミ地とアイボリーを効果的に組み合わせた明るい印象のもので、上質なオプションのレザーシートが装備されています。ダッシュボードは光沢の少ないソフトな素材、インパネのフィニッシャーの出来具合からいって、エントリー・モデルとはいえアキュラらしさは充分に感じられます。
「ILX」の内装の質感は批判の的となっているシビックの内装よりも上質です。試乗車にはどのモデルにも上質なオプションのレザーシートが装備されています。しかし、プラスチックパーツはあまり上質とは言えません。
そして、「ILX」は基本コンポーネントをホンダ・シビックと共用しています。ILXがシビックよりも車高が低く、車幅はおよそ38mm広く、捩り剛性がフロントで18%、リアで11%向上されていることが挙げられます。また、ILXには振幅感応型ダンパーと呼ばれる欧州車によく用いられるショックアブソーバーが装着されています。2つのピストンを備えたこのシステムは、衝撃吸収能力やコーナリング性能を犠牲にすることなく、ソフトな乗り心地を実現させました。
以上、「ILX」に試乗した人の、内装に対する評価でした。
「ILX」に試乗した人によると
静かな走りや上質な内外インテリア、ハイブリットなど低燃費に対応している事が人気のようです。
「ILX」はシビックよりは圧倒的に運転も静かで内装も上質です。断然、シビックより上位互換といえるのではないでしょうか。
Redline Review: 2016 Acura ILX
2016年モデル「ILX」はエンジンは従来の2.0Lからアースドリームテクノロジー採用の直噴2.4Lに置き換えられ、最高出力は150hpから201hpと大幅にアップしました。トランスミッションは8速DCTを新たに採用し、MTモデルは廃止された。ボディでは次世代衝突安全ボディACEを採用。LED Jewel Eyeヘッドライトや次世代AcuraLink、AcuraWatchなど最新のアキュラモデルの装備にアップデートされています。
【新型アキュラILX】ジュエルアイLEDヘッドライト採用の2016年モデル発表【ホンダ】
いかがでしたか?
「ILX」とシビックとの試乗して比較してみると色々なことが分かりますね。実際に試乗した人ならではの声や評価です。カタログや、画像だけではわからない内装細部についても気になる部分をしっかり見ることができるのところが、試乗の良いところです。
2016年モデル「ILX」が気になる方、これまでの「ILX」が気になる方、ぜひ、この試乗した人の声を参考にしてみて下さい。
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