トヨタのコンセプトカーに学ぶ未来の車の姿に一同騒然となります
2016/05/30
lalala.rararaura
トヨタ・メガクルーザーは陸上自衛隊向けの高機動車の民生バージョンとして、1996年1月に多目的車メガクルーザーを発売しました。ちなみに航空自衛隊と海上自衛隊はトヨタ・メガクルーザーを採用して使用しています。そんなトヨタ・メガクルーザに迫ります!
トヨタ・メガクルーザーは発売当時、「和製ハマー」と呼ばれていました。
では、トヨタ・メガクルーザーとは一体どんな車なのでしょうか。
トヨタ・メガクルーザーの性能、デザイン・乗り心地、価格などを、オーナーの評価も交えながら紹介します。
トヨタ・メガクルーザーは、開発の主眼が災害時の救援や人命救助などの任務を迅速に遂行する点に置かれているので、一般消費者向けのSUV的な自動車ではありません。
そういったコンセプトなため、外装、内装ともに一般向けではない作りになっているのが特徴です。
まずはトヨタ・メガクルーザーの性能についてみていきます。
災害時に活躍する車両ならではの特徴はあるのでしょうか。
トヨタ・メガクルーザーのリアに油圧作動の逆相4WSを装備しているため、最小回転半径は5~6mと、車体の割には小回りが利きます。しかし、大きな車体であるため、リア・オーバーハングを振り出すので狭いところでの転回には注意が必要となっています。
ほかにもセンタリングスプリングによるフェイルセーフ機構を持っているため、油圧系統の異常時やエンジン停止時には中立を保つようになっています。
トヨタ・メガクルーザーのフレーム下やサスペンションアームの処理が非常に良く、ハブリダクションドライブを採用しているため、最低地上高は420mmと実用的な数値になっています。
トヨタ・メガクルーザーの一番の特徴は、このハブリダクションによってホイール内にブレーキを装着できないためインボード式ディスクブレーキを採用しているところです。
トルク感応型LSDやマニュアル・デファレンシャルロック、タイヤ空気圧調節機能まで備えているため、「このクルマでスタックするようなら、後はクローラ付きの車両を使う以外に走行手段はない」とまで言われるほどの性能です。
トヨタ・メガクルーザーに搭載されているエンジンは年式によって異なります。
1996年1月-1999年4月:15B-FT型 4.1L 直4 155PS/39kgm
1999年5月-2002年:15B-FTE型 4.1L 直4 170PS/43kgm
この2種類となっています。
ここでオーナーの評価を見てみましょう。
このように性能に関する評価は高いようです。
次はトヨタ・メガクルーザーのデザインや乗り心地に関する紹介をします。
トヨタ・メガクルーザーの定員は6名となっていて、RAV4(SXA10系)のものを流用した着脱式のサンルーフも選べますが、これも「作業用ハッチ」の意味合いが強いです。
このサンルーフに合わせるため、前部ルーフは不自然に膨らんでいます。
トヨタ・メガクルーザーは高機動車と異なりランフラットタイヤではないため、スペアタイヤを装備しています。
ただし、人間の体力で上下させるには無理があるため、タイヤを動かす際には標準装備の電動ウインチもついています。
地上高の高さもあいまってスペアタイヤキャリアの位置が非常に高いため、背面キャリアでありながら、トラックのフレーム下キャリアと同様なタイヤ引き上げ用のチェーンブロックが装備されているのも特徴です。
ボンネットは一般的な積層FRPで、高機動車の真空成型品に比べるとややグレードが落ちます。
トヨタ・メガクルーザーのエアコン、オーディオ取り付け用2DIN スペースはセンターコンソールにあるものの、すべて運転席側を向いていて、助手席側からは操作できません。
また、タコメーターもないインストゥルメンタルパネルや、4速ATしか用意されませんでした。
ある程度の快適装備は有るものの、高価格にもかかわらず簡略化されている点でも、コンセプトが一般向けではないことを物語っています。
ここでオーナーの声を見てみます。
デザインに関してはやはり軍事物が好きな方が中心に購入されているといった印象がります。
乗り心地の評価もよかったです。
次はトヨタ・メガクルーザーの販売当時の価格について紹介します。
トヨタ・メガクルーザーの価格は最初のエンジンの時が962万円、エンジンが変更された1999年以降は980万円で、諸費用を含めると1,010万円となっています。
いかがでしたか。
トヨタ・メガクルーザーの魅力は何といっても、どんな悪路でも乗りこなせるというところです。
災害時に活躍するための足回りや小回りに関する工夫もたくさんなされているので、災害時にも安心して乗ることができます。
トヨタ・メガクルーザー販売当初は興味本位で購入する一般の方もおおくいたようですが、今ではJAFや消防、地方公共団体などがメインとなっています。
トヨタ・メガクルーザーの生産は終了していますが、生産ラインが同じ高機動車の生産が継続されているため、海自・空自を含む政府機関や自治体などからまとまった注文があれば、その都度生産が行われています。
もしも、新車でトヨタ・メガクルーザーが欲しいという方は、一度問い合わせてみてもいいかもしれません。
トヨタ・メガクルーザーの購入を検討中の方は、ぜひトヨタ・メガクルーザーの紹介を参考にしてみてください。
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