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フラグシップ車117クーペの後継車!いすゞのピアッツァに迫ります!

ピアッツァは長年いすゞのフラグシップをつとめてきた117クーペの後継車として生産されました。いすゞが乗用車事業から撤退するまで販売されていたクーペタイプで、ヤナセからもピアッツァネロという名前で売り出されているほどでした。ピアッツァの魅力を紹介します。

いすゞのピアッツァってどんな車?

いすゞのピアッツァは長年いすゞのフラグシップをつとめてきた117クーペの後継車ですが、実際はどんな車なのでしょうか。
今回はいすゞのピアッツァの性能、デザインや乗り心地、価格、いすゞがこだわった部分などを、購入者の声も交えながら紹介したいと思います。

ピアッツァは1981~1993年までいすゞから販売されていました。
開発された経緯は以下の通りです。

1979年、117クーペの後継モデルを計画したいすゞ自動車は、117クーペと同様イタリアのデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロにそのデザインを依頼しました。
翌1979年3月、ジウジアーロは「1980年代のボディライン」としてデザインカー「アッソ・デ・フィオーリ」をジュネーヴショーに出展、そのデザインカーの寸法を拡大、細部にリファインを加えて商品化されたクーペがいすゞのピアッツァということになります。

市販化を前提としてデザインされたショーカーとは言え、内部機構とのすり合わせや生産性の考慮などの理由により完成時までには相当のスタイル変更を受けるのが通常であるのですが、ピアッツァはオリジナルのイメージをほぼ保ったままでの量産化が試みられたため、いすゞは世界中から驚きを持って受けとめられました。

いすゞのピアッツァの性能

まずはピアッツァの性能を見ていきたいと思います。
エンジンスペックやミッションなどはどのようになっているのでしょうか。

ピアッツァには初代と2代目の2種類が存在してるため、それぞれに性能が異なります。
それぞれの性能を簡単にご紹介します。

初代ピアッツァ

ピアッツァはFR方式で、デビュー時のエンジンは初代ジェミニ(PF系)ZZ用の1800ccDOHCを1949ccにスケールアップしたDOHCと、117クーペ用のSOHCを改良したものを搭載していました。

初代ピアッツァが販売されていた当時はエンジンのパワー競争が各社で行われており、最高出力135ps、トルク17kg-mでは不足とされたため、1984年6月よりアスカ用エンジンをベースとした2000cc電子制御式ターボ付SOHCをラインナップに追加しました。
このエンジンはターボ付モデルで出力180ps、トルク23kg-mを記録しています。

トランスミッションは5速MTと4速ATで、サスペンションは前輪がダブルウィッシュボーン+コイルスプリング、後輪は3リンクリジッド+コイルで、前後輪共にスタビライザーが付いています。

2代目ピアッツァ

2代目ピアッツァの駆動方式はFF方式で、搭載エンジンは1800ccDOHCの4XF1型で、これはジェミニやロータスエランに搭載された4XE1型をストロークアップしたものです。

2代目ピアッツァのトランスミッションは5MTと4ATで、サスペンションはストラット式をベースに後輪には4WSの一種であるニシボリック・サスペンションを装備しています。
また、2代目ピアッツァは開発過程でロータスが監修しているため、生産車すべてが「ハンドリングバイロータス」仕様となっています。

ここで実際にいすゞのピアッツァを購入した人の声を見ていきましょう。

軽快な走りで、安定感もありゆったりと運転できるといった印象を受けました。

出典:http://www.carsensor.net

一番素晴らしいと思ったのが、これだけ古いクルマであるのにもかかわらず最近のクルマと性能で対抗できていることでした。

出典:http://www.carsensor.net

このようにいすゞのピアッツァの性能は高く評価されています。

いすゞのピアッツァのデザインと乗り心地

次はいすゞのピアッツァのデザインと乗り心地を紹介します。
初代ピアッツァと2代目ピアッツァのそれぞれの特徴を簡単に紹介します。

初代ピアッツァ

初代ピアッツァの外観デザインはエッジの効いたボンネットと3ドアハッチバックの独特な形状で、ジウジアーロが提案したAssoシリーズの最終作にふさわしい完成度の高さであったのと同時に、空力が十分に考慮された先進的なものとなっていました。

初代ピアッツァのデビュー当時はフェンダーミラーが装着されていましたが、1983年の道路運送車両法の改正に伴ってドアミラーに変更されました。
つまりフェンダーミラーのピアッツァを見かけた場合は、結構レアだということです。

室内は大人4人の乗車が可能な居住性を有し、極めて斬新なサテライト式コクピットを採用し、デジタルメーターやステアリングから手を離さずにエアコンやハザードスイッチ操作など大抵の操作ができるつくりとしました。

ほかにもエアコンの噴出し口が運転席側のフロントウインドー下の部分から12cm程度も上に競りあがって来たり、オーナーすら気がつかない運転手足元の回転開閉するエアコン吹き出し口・助手席横にせり出すエアコン噴出し口など小さなギミックも満載となっています。

2代目ピアッツァ

2代目ピアッツァはプラットフォームをジェミニと共有しています。
いすゞはGM向けに生産した3代目ジェミニの派生車種「ジオ・ストーム」をベースに、北米市場で「いすゞ」ブランドで展開する乗用車として2代目インパルスを開発し、1990年に北米で発売しました。
そして1991年8月より日本国内向けに仕様を変更して、2代目ピアッツァとして販売が開始されました。

2代目ピアッツァのデザインは「インパルス」、「ピアッツァ」ともに中村史郎が担当し、スマートな形状のストーム・ジェミニクーペに対して、力強さをアピールし、がっちりとしたフォルムを出すことで差別化を図っています。
前後のエアダムスポイラーと可動式ヘッドランプカバーが外観の特徴となっています。

ここでいすゞのピアッツァに乗っていっる人の声を聞いてみましょう。

独創性があるデザインは当時話題になりました、もちろん高級感もあります。

出典:http://www.carsensor.net

高級感があり、乗り心地も良い

出典:http://www.carsensor.net

いすゞはジウジアーロをデザイナーとして起用している車が多いため、いすゞ車の多くのデザインの評価は高いです。
ピアッツァに関してもやはりデザインは高く評価されていますね。

いすゞのピアッツァの価格

次はいすゞのピアッツァの価格を見ていきましょう。
当時の価格なので、今とは価値が若干違いますが、当時の価格はどれくらいだったのでしょうか。

ピアッツァの当時の価格は246.5万円です。
今の紙幣価値に直すともっともっと価値のある車だったということになりますね!

いすゞのピアッツァのまとめ

いかがでしたか。

ピアッツァは走行性能、デザイン、乗り心地すべてにおいて高い評価を得ていました。
また内外装へのこだわりの強さも感じられました。
今となっては中古車しか手に入らないのですが、それでもやはり乗り続けている人が多く、人気は衰えていません。

いすゞが乗用車業界から撤退してから長い年月が過ぎているので、消耗品や各種パーツが手に入りにくくなっていることも確かです。
しかしながら、いすゞ車にはジウジアーロが携わった多くの名車が存在しています。
ピアッツァもその一員であります。

いすゞの名車、いすゞのクーペ、ピアッツァをお探し、または購入を検討中の方は、ぜひいすゞのピアッツァの紹介を読んで参考にしてみてください。

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