ミドルクラスセダン、トヨタ プレミオ。その実力と評価とは?!
2015/11/14
日野義之
トヨタと富士重工が共同開発した2ドアスポーツクーペ、トヨタ86。トヨタの直噴技術D-4Sとスバルの水平対向エンジンを組み合わせ、フロントミッドシップに搭載することで、超低重心を実現した。トヨタ86の性能とデザイン、乗り心地、価格を紹介します。
86(ハチロク)は、トヨタ自動車が富士重工業(スバル)と共同開発し、富士重工業が生産、トヨタ自動車が販売するFRレイアウトのスポーツカーである。富士重工業からは姉妹車のスバル BRZが販売されている。
トヨタ86
車両寸法:全長 4,240㎜、全幅 1,775㎜、全高 1,320㎜
ホイールベース:2,570㎜
最少回転半径:5.4m
駆動方式:後輪駆動(FR)
乗車定員:4人
グレードは、標準グレードの「G」、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、17インチ専用アルミホイール、本革巻きステアリングホイール、シフトレバーノブ、パーキングブレーキレバーおよびスポーツアルミペダルなどを標準装備する上級グレード「GT」、GTの装備に加え、本革×アルカンターラのシート表皮(運転席・助手席シートヒーター付)、リヤスポイラーなどを装備する「GT”Limited”」、「GT」をベースにした「スタイル Cb」をラインアップする。
トヨタ86“style Cb”
「GT」をベースにした「スタイル Cb」。外観ではノーズをのびやかに延長した専用フロントバンパー&フロントグリル、楕円形の金属調ベゼルを縁取った専用オーバル形ヘッドランプ、後方をよりのびやかに表現したリヤスポイラー(オプション)を装備。
それでは、トヨタ86の性能とデザイン、乗り心地、価格について、順次紹介していきます。
トヨタ86の性能について紹介します。
FA20型 水平対向4 気筒 直噴DOHC エンジン
総排気量:1.998cc
最高出力:147kW(200PS)/7,000r.p.m.
最大トルク:205N・m(20.9kgf・m)/6,400~6,600r.p.m.
燃料消費率:13.0㎞/ℓ(G・6MT)、12.8㎞/ℓ(G・6AT)、12.4㎞/ℓ(“style Cb”、GT”Limited”、GT)
トランスミッションは、6速ATと6速MTを用意する。
専用設計したFRプラットフォームをベースに、低重心・低慣性、コンパクト、軽量化などを追求した「超低重心FRパッケージ」を構築。4名乗車の室内空間を確保しながら、FRスポーツらしい意のままのハンドリングを実現する。
軽量かつ高剛性なマクファーソンストラット式を搭載し、「水平対向エンジン+FR」のポテンシャルを最大限に発揮すべく、「低重心」「低慣性」を実現するレイアウトを採用したフロントサスペンション。
FRスポーツならではの気持ちよい走りを生み出す「車両との一体感」「軽快さと安定性の両立」を目指したダブルウィッシュボーン式のリヤサスペンション。両サスペンションとも、ダンパーのフリクション特性や減衰力特性の最適化を図り、優れた乗り心地とハンドリング性能を徹底して磨き上げた。
低Gから高Gまで、意のままに操れる高い減速コントロール性能を実現した4輪ディスクブレーキ。なお、全車のフロントとGT“Limited”とGTのリヤには、ベンチレーテッドディスクを採用し、加えてGT“Limited”には、よりスポーティな走行シーンで有効な、トヨタ専用のスポーツブレーキパッドを標準設定した。
トヨタ86の性能について、ユーザーの声をきいてみましょう。
トヨタ86
「排気量は少ないですが、加速に伸びがあって気持ち良いです。エンジンも気持ち良く回り、スポーツカーらしい一面をのぞかせます。車高が低いので、段差等は少し気を付けて走行したいです。段差の時の突き上げる衝撃は少ないです。」
「水平対向エンジンで低重心設計となっているので、コーナーリング時に姿勢変化が少ない感じがして、とても安定していると思います。装着タイヤもハイグリップタイヤだったので、ボディ剛性とタイヤの性能が、エンジン性能に勝っている感じがありました。」
「MTだと車を操る楽しさを実感できると思いますが、ATでも十分スポーティーな車を運転してるというのは体に伝わります。ボクサーエンジンの音や低めの座席位置やかっちりとしたハンドリングがその要因でしょう。実に気持ちのいいものです。」
トヨタ86のデザインと乗り心地について紹介します。
トヨタ86
86が車好きのためにこだわったデザインポイント。それは低重心設計、リアに引き込まれているようなサイドの流れです。低重心にすることでタイヤ、フェンダーが上昇。その造形が本物の美しさを作リ出している。
トヨタ86
リアにかけてのサイドの動きは2000GTを彷彿とさせるようなロングノーズ&ショートデッキとなっている。
トヨタ86のインテリア
操作性と機能性を徹底的に追求したコックピット。ステアリングには、俊敏な操作に適したトヨタ車最小径365mmの真円タイプを採用。最適なグリップ断面形状、操舵性と握り心地を徹底的に追求した。
また、ドライバーの体格に合わせて、ステアリングを運転しやすい位置に調整できるチルト&テレスコピック機構を全車に標準装備。
トヨタ86のインテリア
スポーツ走行による前後左右のG(重力加速度)にも耐えうるよう、身体を深く面で支えるシートバックとクッション断面を追求。身体の軸がぶれず、かつ車両の挙動をしっかり感じ取ることが可能に。
加えて、ペダル操作がしやすいシート前端部の形状や、シフト操作性に考慮し肘部が当たりにくい形状を実現した。
トヨタ86の後席スペース
スポーツカーらしいタイトなボディのなかに、2+2シーターを実現。フロントシートバック形状の工夫によって、後席膝まわりのスペースを確保し、加えて良好な後方視界と快適に座れるシートバック高を両立するなど、いざという時2人がしっかり座れる空間を創出した。
トヨタ86のデザインと乗り心地について、ユーザーの声をお届けします。
トヨタ86
「パワフルな走りを意識したデザインは流れるような美しさがあり非常にスタイリッシュで格好良いと思います。カラーは色々と選べますが、イエローやオレンジの様な明るい色の方がより存在感が際立ち、市街地での走りにもマッチすると思います。質感も上質でまさにスポーティーといった雰囲気ですね。」
「やっぱりクーペはカッコいい!2ドアというのもそう見かけないので新鮮だしあの重たいドアを開ける感触がいいんですよね。フロントマスクは存在感があってBRZが落ち着いた大人向けとしたらこっちはやんちゃな若者向けと言った印象です。」
「車内は、想像どおり狭いわけですが、前のシートに乗っているぶんには、特に問題ないです。快適です。ホールド性の高いシートに硬めのサスペンションですが、ショックをよく吸収してくれますので、乗り心地も悪くありません。」
「タイヤはプリウスと共通のタイプを使っていて、サスペンションもコーナリング性能を重視しているので乗り心地が硬めです。アイドリングストップや衝突回避システムの設定がありません。」
トヨタ86の価格について紹介します。
トヨタ86
トヨタ86の価格(北海道地区除く)は、
GT”Limited”:¥3,173,237(6AT)、¥3,090,763(6MT)
GT:¥2,987,673(6AT)、¥2,905,200(6MT)
G:¥2,488,909(6AT)、¥2,488,909(6MT)
"style Cb":¥4,263,055(6AT)、¥4,180,582(6MT)
です。
トヨタ86について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。トヨタ86に興味をもたれた方は、ぜひトヨタ販売店を訪問してください。きっと新しい発見があるでしょう。
トヨタ86
さあ、あなたもトヨタ86でドライブに出かけましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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