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“小舟”と走る喜び!フィアットバルケッタの徹底試乗レポート

イタリア生まれの洗練された美しいボディーと、軽快なラテンの走りが特徴の”小舟”バルケッタ。なぜ今もなお人はこの車に夢中になるのか?数々の試乗レポートを通して、走行、内装、総合評価の3つの角度から、試乗してこそ分かるバルケッタの魅力に迫ります!

試乗したいと思わせる車 フィアットバルケッタ

試乗レポートに入る前にまず、バルケッタとはどういう車かをご説明しましょう。

FIAT Barchetta

フィアット・バルケッタ
全長×全幅×全高=3895×1655×1275mm
ホイールベース=2275mm
車重=1110kg
駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(130ps/6300rpm、16.1kgm/4300rpm)
価格=292万9500円

フィアットバルケッタは1995年にデビューしました。車名の「バルケッタ」はイタリア語で小舟という意味。その名にぴったりのシンプルながら流れるようなボディラインは情熱的で味わい深く、多くのファンを魅了しています。

オープン2シーターでは珍しい横置きパワートレインによる前輪駆動方式を採用しており、価格が輸入車の中では最も安価な部類であることもこの車の特徴の一つです。

乗った人に忘れがたい印象を残し、今でも根強い人気を誇るバルケッタ。試乗した人たちの声を聞けば、あなたもきっとこの車に一度は乗ってみたいと思うことでしょう。

この記事ではフィアットバルケッタに試乗した人たちの感想を、走行、内装、総合評価の3つに分けてまとめてみました。

フィアットバルケッタを試乗 その乗り心地は?

いよいよフィアットバルケッタのエンジンをスタートし、試乗してみましょう!その乗り心地はいかがなものか、試乗した人たちの感想をまとめました。

FIAT Barchetta

「発進から、非常に扱いやすく、シフトチェンジをサボったずぼら運転にも受け入れてくれる」

「回すほど元気になるエンジン、コクコクと心地よく決まるシフト、前輪駆動とは思えない鋭いターンイン。走りを愛するドライバーなら例外なく惚れ込んでしまう陽気さを、いとも簡単に表現していた。」

「扁平タイヤを採用したことでノーズの動きがさらに機敏になった印象。試乗した限りでは前輪のグリップも十分で、コーナリングスピードも満足できるレベル」

「エンジンのサウンドは高音域で、まるでイタリア娘のおしゃべりを聞いているかのよう。ハンドリングは軽やかで、試乗で走行した山坂も軽快に駆け抜けることが出来た。」

などなど。特にシャープなハンドリングと、軽快な身のこなしに魅了された人の意見が試乗レポートの中に数多く見られました。バルケッタの大きな持ち味である、車を操る面白さは試乗してみないと分かりません!

試乗の際には是非とも注目したい!バルケッタこだわりの内装

試乗する際に、同時にチェックしておきたいのがバルケッタの内装。
ここにもイタリア職人の粋なアイデアと心意気がつまっています!

インパネと装備

バルケッタ インパネ

試乗の際、シートに座ってまず目に入るのがインパネ。このインパネにボディと同色のパネルを使うという演出は、今では多くの車に見られますが、先駆けとしていち早く採用したのがこのバルケッタといわれています。
流行の「クーペカブリオレ」ではなく、手動のソフトトップを守り抜いているところにもバルケッタのこだわりを感じます。

フロントシート

バルケッタ フロントシート

やや硬めのシートは高いホールド性を持ち、着座位置はスポーツカーとしてはやや高め。作りは至ってシンプルですが、様々なシチュエーションに対して優れた対応力を持つシートです。シートの感触も試乗の際に確かめたい大事なポイントです。

トランクルーム

バルケッタ  トランクルーム

開口部は少し狭いですが、中の広さは十分のスペースを確保しています。特に深さはスポーツカーの中ではトップクラスと言えるでしょう。またキャビンスペース、トランクルームとは別に、キャビン後部にオープン時もソフトトップをスッキリ収められるスペースも備えています。こうした収納スペースの確認は以外と試乗の際に忘れがちになるので必ずチェックしましょう。

試乗した人たちの内装への評価は?

FIAT Barchetta

内装に関しては試乗したほとんどの人が、そのシンプルながら秀逸なデザインに満足しているようです。
次のような声が寄せられています。

「とにもかくにもデザインに惚れた!」

「シートガredキルティングなところが気に入っています。ステアリングのポジッションも非常にいい感じです。」

このように、イタリアデザイナーたちの情熱とセンスが各部に散りばめられているバルケッタのインテリア。試乗する際にはこちらにも注目です!

フィアットバルケッタ試乗レポートの総合評価

FIAT Barchetta



では、バルケッタに試乗した人たちの総合評価を、良い点と気になった点に分けて見てみましょう。

バルケッタに実際に試乗し、走行性能に関する評価で特に多かったのは、

「エンジンをトップエンドまで豪快に吹き上げる感覚はたまりません。」

「挙動が全体的に軽やかで走り回るのが楽しくなる車です。」

「シートのフィット感や、運転した時の地をはうような重厚感がありながらの軽快な走り。そしてオープンにした時の爽快感はなかなか味わえない貴重なものでした。」

といった、運転する喜びを表現したレポートでした。
まさに車と一体になって感じるこの爽快感が、今なおバルケッタが多くの人に愛される理由なのですね!

反対に、試乗して気になった点、悪いと感じた点に関しては以下のような意見がありました。

「当たり前だが、車内空間が狭い。」

「パワーウィンドーの嵌合がきついのか、閉まりにくい。」

「幌がビニール:暑いと溶けそうで、きゃしゃな作り、それ以外なし。」

また、バルケッタオーナーの意見の中には、「氷点下になるとドアノブ、サイドブレーキが凍る。
」、「消耗品の部品サイクルが短い。部品の製造終了が早い。」といったものもありました。
イタリア車で相応の年数も経過しているため、やはり細かいトラブルは少なからず有るようですが、それらを補って余りあるだけのデザインの素晴らしさ、また運転する楽しさに満足しているという感想が大多数を占めていました。

バルケッタ試乗レポートを通して 

フィアットバルケッタ

いかがでしたか?ここまで、試乗した方たちのレポートをもとにバルケッタの魅力を分析してきました。この車が誕生から20年の時を経てなぜ今なお愛されているのかがお分かりいただけたでしょうか。

ライトウェイト2シーターのバルケッタは、他のエコカーやワンボックスなどと比べると、確かに使い勝手の面では遥かに劣ります。大人気車種ではないため、試乗の機会も多くはないかも知れません。しかし、バルケッタの流れるような美しいデザインに人は思わず見とれ、そのアグレッシブでシャープな走りは乗る人に極上の喜びと爽快感をもたらします。

もし一度でも、「車に惚れる」という経験をしてみたいと思うなら、フィアットバルケッタに一度試乗してみてはいかがでしょうか。このイタリアの美しい"小舟"バルケッタがきっとあなたの期待に応えてくれるはずです!

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