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フィアット・500は2015年7月モデルチェンジ!新型フィアット・500を試乗レポート。

フィアット・500は2015年7月、コンパクトハッチモデルのフィアット・500をモデルチェンジした。こういうクルマをデザインさせたら右に出るものはいないのがフィアット。2007年のデビュー以来全世界で150万台を売り上げる新型はどんな仕上がりか試乗してみた。新型フィアット・500を試乗レポート。

新型フィアット・500試乗レポート 

フィアット・500は2015年7月、コンパクトハッチモデルのフィアット・500をモデルチェンジした。2007年のデビュー以来全世界で150万台を売り上げるヒットモデルの新型はどんな仕上がりか。新型フィアット・500を試乗レポート。

新型フィアット・500

新型フィアット・500のボディサイズは、全長357×全幅163×全高149cm、ホイールベースも230cmとほぼおなじ寸法。

新型フィアット・500試乗レポート

フィアット・500があたらしく生まれ変わった。といってもそのルックスのちがいは、2007年に発売された現行(フィアット500としては3代目)と、ほとんど見分けが付かない。、「ボディサイズを大きくすることはしませんでした。より多くのテクノロジー、エンジンバリエーション、そしてカスタマイゼーションのアイディアを用意し、このアイコン的存在のモデルをさらに名車とすべく、進化させ洗練させることを選びました」と、公式リリースの冒頭で述べている。では早速、フィアット・500を試乗レポート。

新型フィアット・500試乗レポート 燃費性能

新型フィアット・500の燃費性能ですが、「馬力やエアコンが抑えられる代わりに燃費が上がります。」とにディーラーから言われていたエコスイッチですが、実際どれくらいの差が出るのか試乗レポートしてみました。

新型フィアット・500試乗レポート 燃費性能

エコモードオフ時の燃費 16.61km/L
エコモードでの燃費    17.26km/L

新型フィアット・500試乗レポート 燃費性能

新型フィアット・500の試乗レポート燃費性能ですが、一言で差は無いと言われても分からないと思うので、数字を出します。
まず、エコモードオフ時の燃費は、走行距離337.4km÷20.31L=16.61km/L。
対してエコモードでの燃費は、走行距離496.7km÷28.77L=17.26km/L。
1Lあたりの航続可能距離の差が700mでは差が無いと言わざるを得ません。

新型フィアット・500試乗レポート 車両価格

新型フィアット・500の試乗レポート・車両価格ですが、現行モデルのフィアット500はFFモデルとなり、初代と同じ名を冠しているが別の車といえる。

新型フィアット・500価格帯

179.3万〜279.7万円

新型フィアット・500試乗レポート 車両価格

フィアットのラインアップの中でも特筆すべきは、わずか2気筒からなるハイテクエンジン「ツインエア」エンジンの搭載だろう。0.9L 直2ターボエンジンの最大出力は63kWにもなる。フィアット500のラインアップは「1.2 ポップ」「ツインエア ポップ」「S」「ツインエア ラウンジ」からなる。「S」にのみ5MTも設定されている。

新型フィアット・500試乗レポート 走行性能

新型フィアット・500試乗レポート。いよいよ試乗です。印象が良かったのは前輪駆動の6速デュアルクラッチモデル。

新型フィアット・500試乗レポート 走行性能

スタート時

ローギアでアクセルペダルを踏みすぎたときは、やや引っ張りすぎるような感じはあるけれど、ふんわりと踏みはじめるクセさえつければギクシャクすることはないです。

新型フィアット・500試乗レポート 走行性能

走行中
ステアリングフィール

このふんわり踏んで速度に乗って行くときの軽快さ、爽快さはとても気持ちよく感じました。駐車場で取り回しも楽で、キビキビとした動きです。ステアリングフィールも至極なめらかでストレスがありません。

新型フィアット・500試乗レポート 走行性能

変速ショック

しかし減速はやや苦手で、ブレーキペダルだけで速度を落として行くようなときは変速のショックを感じてしまいます。ややカクカクしてしまうのはちょっと残念です。

新型フィアット・500試乗レポート 内装

新型フィアット・500試乗レポート。内装チェック!今回の試乗車はクロスプラスとポップスタープラスで、この両方に入っていたのが、ヴィンテージ風のチョコレート色のレザーシートでした。

新型フィアット・500試乗レポート TFT液晶メーター

新型フィアット・500試乗レポート TFT液晶メーター

全車標準装備

新型フィアット・500試乗レポートフィアット・クライスラー・オートモービルズの最新のドライバーインターフェースを全車標準で装備したことだろう。大型タッチスクリーン式モニターを中心としたこのシステムは、ナビゲーションや各種メディアに対応するオーディオシステム、電話や各種情報を統合的にコントロールするものだ。

新型フィアット・500試乗レポート シート

新型フィアット・500試乗レポート シート

9つのカラーコンビネーション

新型フィアット・500試乗レポート。内装ですが、グレードによってシートの素材が変わってきます。シートには9つのカラーコンビネーションがあらたに用意された。人間工学に基づいた新設計で快適性をアップしただけでなく、後席への移動も容易にしているという。

新型フィアット・500試乗レポート 総合評価

新型フィアット・500試乗レポートの総合評価です。

新型フィアット・500試乗レポート 

新型フィアット・500試乗レポート 外観

新型フィアット・500試乗レポート。まず外観ですが、エンブレムか左右に伸びた“ヒゲ”や左右二つずつ備えられたライトまわりは、いかにも都会的でレトロチックなおなじみのクロム装飾がなされていて、見た目からして500が大きく感じる洒落心ある外観だ。

新型フィアット・500試乗レポート 内装

むろんデザインだけでなく、座り心地も上々。大きな座面が身体を包み込む、ゆったリッチなサイズ感も余裕を感じさせる仕上がりだ。着座位置が高めのシートは、座り心地もよく、長い時間のドライブでも疲れにくい。新型フィアット・500もやはり、すぐれた車だと感じる。

新型フィアット・500試乗レポート 走行

最近の我われは、大トルクのオートマチックに慣れすぎたかもしれない。新型フィアット・500には、アクセルワークとシフトワークを駆使して一所懸命走らせる楽しさがある。昔は誰もがこんなふうにクルマに乗っていた。それを思い出させてくれる。そこがとてもよい。
カラーバリエーションの豊富ですごく悩みそうだけど、それも贅沢な時間になりそうな気がする。

新型フィアット・500試乗レポート まとめ

新型フィアット・500試乗レポートですが、足回りも吸収系でふんわりしつつもコシのあるSUVらしいものだし、新型フィアット・500がハンドリングやエンジンに個性のありまくるハンドリングを武器にしていたことを思えば、ものすごくフツーのクルマとしてフツーに乗れる、仕上がりのいいものになっている。

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