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新型パブリカは、英語「public」で「大衆の」という意味

新型パブリカは「ガッツ!パブリカ」「カモシカ」(ハイウェイの──、スタイリッシュなトヨタのルック、など)という、より抽象的なムードの表現に変化した。濃縮乳酸菌飲料「コーラス」のビンの栓(王冠)を集めると、抽選で新型パブリカが当たるという面白いキャンペーンもあった

新型パブリカとはどんな車?

新型パブリカが今ハクラシックカーとして愛されています。

新型パブリカはパブリックカー(大衆車)に由来するという、このベーシックカー。後にスターレットへと名前を変えつつも、その車両型式「P」に名残のある、トヨタの原点ともいえるクルマだ。

新型パブリカを開発する上での「国民車」の性能基準は、最高時速100km以上。乗車定員4名、または2名と100kg以上の貨物が積めること。平らな道路で、時速60kmのとき、1Lの燃料で30km以上走れること。大がかりな修理をしなくても、10万km以上走れること。月産2,000台の場合、最終販売価格は1台25万円以下でなければならない。性能と価格から勘案されるエンジンの排気量は350~500cc、車重は400kg以下。

新型パブリカの始まり

1964年2月にはトラックモデルを発売、同年9月にはマイナーチェンジを行い、エンジン出力を32psにアップし、更にアウタードアハンドル周りの安全性の改善対策が実施された

1966年に、大規模なマイナーチェンジが行われた。排気量を800ccに拡大し、36psに出力が増した2U-C型エンジンに変更され(これと同時にバン、トラックもそれぞれ2U-B型エンジンに変更)、トルクチューブ・ドライブ化(操縦性と静粛性への配慮)やフロントノーズ形状およびリアデッキ形状の大幅変更など、同一車台ながらフルモデルチェンジに近い、大がかりな仕様変更を行った。

1970年10月、マイナーチェンジが行われた。インストルメントパネルを変更し、1,200ccモデルにシングルキャブレターのハイ・デラックス仕様が登場、前輪ディスクブレーキが標準装備となった。これと同時に自動車排出ガス規制対策として、全エンジンにブローバイガス還元装置が設定された。

ほとんどの生産車のネーミングをイニシャル“C”で統一していた当時のトヨタ車(この方針はその後も長く続く…)の中にあって異色とも言える車名

新型パブリカは空冷式のエンジンはなんとボクサー(水平対向)の2気筒!コンバーティブル用にはツインキャブレターが装備される。

新型パブリカのユニークキャッチフレーズ

森永乳業とタイアップし、同社の販売する濃縮乳酸菌飲料「コーラス」のビンの栓(王冠)を集めると、抽選でパブリカが当たるというキャンペーンを行った。この最初期型は、現在トヨタ博物館で見ることができる。

新型パブリカ販売推進にあらゆる手段が繰り出された。主婦層までユーザーターゲットに入れたことは「大根1本で1日走れます」というユニークなキャッチフレーズでもうかがわれる。

新型パブリカ広告のイメージキャラクターには、大河ドラマへの出演などで人気が上昇中の若手俳優であった石坂浩二が起用された。

新型パブリカの当時のお値段

新型パブリカはセダンの価格は38.9万円で、軽乗用車並みかそれ以下という廉価さであった。広告コピーは「パブリカにはじまって、パブリカにつきる」であっ

新型パブリカをキーワードとした徹底した(現代流に言えば)CI戦略、多彩なローン販売体制の整備、更にはユーザー想定顧客への運転免許取得あっせん推進

新型パブリカはトヨタ初の大衆車で、長年にわたって同社の生産、販売する最小車種として位置付けられた

新型パブリカトラック使用

トヨタ自動車が1961年から1978年まで生産した小型乗用車である

新型パブリカのエンジン性能

新型パブリカ自動車排出ガス規制対策として、全エンジンにブローバイガス還元装置が設定された。

新型パブリカは2U-C型/2U-B型空冷800ccエンジンもスタンダードのみに残されたが、主力は初代カローラに搭載されていたK型エンジン(1,100cc)を基本とする水冷直列4気筒1,000ccの2K型エンジンとなる。

新型パブリカ目が可愛い

J-KP36型の2代目モデルのようです。1969年~1988年までに生産された車

新型パブリカになるまでの軌跡

1988年 5.9万Km 1300cc 静岡県
ピックアップトラック MT 修復歴なし 車検 車検整備付 保証付 オレンジ, カッパーオレンジメタリック

新型パブリカインストルメントパネルを変更し、1,200ccモデルにシングルキャブレターのハイ・デラックス仕様が登場、前輪ディスクブレーキが標準装備となった。

1966年 不明(走行不明) 800cc 東京都
クーペ MT 車検 車検整備別 ホワイト

1973年4月には、スポーティーな上級派生車としてパブリカ・スターレット(KP40系)が登場し、同年10月には新しい保安基準に適合させるための新型パブリカへのマイナーチェンジを行った。

新型パブリカはエクステリアデザインを大幅に改め、前部をフラットデッキ化、後部をファストバック化する。

初代モデル発売以来の「大衆車」という位置づけから、「若者が最初に購入する新車=エントリーカー」へと新型パブリカへの商品企画を変更した。

新型パブリカの今でも愛される理由

ダッシュボードまわりのデザインはかなりイケてる

新型パブリカはまだヘッドレストもシートベルトも義務付けられていないシートはきわめてシンプル。

1963年、リクライニングシートやラジオ、ヒーターなどを装備、クロームメッキ・モールなどの装飾を施した新型パブリカ「デラックス」仕様(UP10D型)を追加する

新型パブリカ中古車情報

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