NSXをセダンにしたような走り!?新型レジェンドを徹底解説!
2016/02/12
里ちゅーん
新型ADバンを街中でよくみかけるようになりました。1982年にADバンが誕生し、これまで3回のマイナーチェンジを経て、現在の新型ADバンに至っています。2006年のモデルチェンジから約10年たった現在も愛されている理由についてまとめてみました。
新型ADバン
「なによりもまずドライバーが使いやすいこと。そしてビジネスの第一線で役に立つこと。」というコンセプトのもと、日産自動車が誕生させた商用のバン、これが新型ADバンです。この新型ADバンは日産車ですが、マツダ・ファミリアバンと三菱・ランサーカーゴも実は新型ADバンがOEM供給されたものです。新型ADバンを含めたこれら3車種を含めるとシェアはかなり高いです。車種名の「AD」は「前進した」「進歩した」を意味する「ADVANCED」の略語です。
ADバンは1982年に誕生。商用車としてデビューしました。
当時は日産の販売会社ごとに「サニーADバン」、「パルサーADバン」と「ダットサンADバン」にわかれていました。
1988年にこれら3つの名前から、販売会社を問わずに「ADバン」を名乗るようになりました。
現在は3度のモデルチェンジを経て、現在の新型ADバンになりました。
現在の新型ADバンは2006年にフルモデルチェンジをしたものが現在も生産されています。
もちろん、日々、改良を重ねられており、利用者のニーズに応えています。
新型ADバンにはグレードによって2種類のエンジンが搭載されます。
1.5Lエンジンと1.8Lエンジンの2種類です。
(4WD車は1.6L)
新型ADバンのエンジンについてみていきましょう。
HR15Dエンジン
新型ADバンの低グレード車に設定されている、オールアルミ製で軽量化した1.5Lエンジン(HR15DE)は吸排気効率を向上。また、燃料噴射装置を改良し、燃焼効率を安定させるデュアルインジェクターを採用。これによりエンジン出力を向上し、街中から郊外まで軽快に走れるようになりました。
MR18DEエンジン
新型ADバンの上級グレードに採用されている1.8Lエンジン(MR18DE)。アルミ製です。日常時に使用する際のパフォーマンスを徹底して追求し、加速性能もパワフルです。軽快な出足と滑らかな加速により、長距離のドライブも余裕のスペックです。
VXとLXはMR18DEエンジンが搭載され、それ以外のグレードにはHR15DEエンジンが搭載されています。(4WD車には1.6Lエンジンが搭載されています)
新型ADバンには2種類のエンジンが搭載されていますが、燃費はいったいどれくらいなのでしょうか?
早速、燃費について調べてみましょう。
新型ADバン
新型ADバンのHR15Dエンジン車はCVTとの組み合わせにより、リッターあたり17.4kmを実現しています。もう1つのエンジン(MR18DE)はリッターあたり13.0kmとなっています。
新型ADバンのうち、HR15DEエンジン車に組み合わせられる変速機はCVTを採用しています。CVTの特徴として、発進時や低速走行時でのレスポンスを高め、かつ、高速走行時ではエンジン回転数を低く抑えて燃費や静粛性を向上させられる点があります。
もう1つのMR18DEエンジン車には実績の高い4速オートマチックが採用されています。
新型ADバンでは、グレードによりエンジンが異なっており、低グレードのものはHR15DEエンジン、上級グレードにはMR18DEエンジンが採用されています。
商用車として大人気の新型ADバン、荷物の積み下ろしが多いものですが、ドライバーのことを考えた設計になっています。そんなADバンについてまとめます。
新型ADバン
積み込み・積み降ろしが楽な姿勢で行えます。
ですので、疲れはたまりません。
できる限り低く造られた荷室の床面と、大きく前方に開くバックドアにより、
頭上を気にすることなく、荷室の奥の方まで無理なく荷物を積むことができますし、
頻繁に積荷を出し入れする場合にも効率がアップする設計になっています。
新型ADバン
横は1150mm以上、奥行は1952mmの大きな荷室です。
荷室の開口部も広いため、かさばる荷物もスムーズに載せられます。
新型ADバン
バックドアの据え付け方法が変わり、前方へ大きく開くようになりました。
無理のない姿勢で作業もスムーズになりました。
このように荷物の積み下ろしが多いドライバーさんのことを考えて設計されています。
法人での利用が多い新型ADバンですが、価格については大変気になるところです。
新型ADバンの価格はいくらなのでしょうか?
新型ADバン
149万円~195万円という価格帯です。
装備やオプションにより異なってきます。
(例)AD 2WD 1500CC
DX 1,493,640円
VE 1,532,520円
1982年に誕生したADバン、誕生から24年たった2006年に現行の新型ADバンへモデルチェンジを経て、現在に至ります。これまでにどのような改良点があったのでしょうか?
新型ADバン
2006年のモデルチェンジで、3代目ウイングロード(Y12型)をベースにしたものになりました。リヤサスペンションは、スペース効率を高めるためよりコンパクトなものに変更され、荷物が多く詰めるように改良されました。
その後も数々の改良が加えられ、2009年に標準装備としてSRSエアバックを搭載。
2010年には車内でコンセントが使えるように改良され、さらに2013年には一部の車型にCVTが採用され、燃費の向上が図られています。
このように日々改良を重ねられており、利用者のニーズに応えているという努力が見えてきます。
新型ADバンがフルモデルチェンジしてからまもなく10年。
現在のところ、新たなフルモデルチェンジはないようですが、今後はハイブリッド仕様なども出てくるかもしれません。
新型ADバン
以上、法人のユーザーが多い日産新型ADバンについてまとめました。
現行の新型ADバンはいまのところ、モデルチェンジの予定はないようですが、車内にコンセントができるなど、法人での使用を念頭においたモデルチェンジがなされており、魅力はますます増えていきます。
社用車の買い替えに最適な車だと思います。
法人の担当者の方、ぜひ参考にしてくださいね。
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