流麗なデザインを備えもつ117クーペの維持費について徹底調査!
2015/10/27
ryo0603
旧車愛好家の間で今でも人気の「ベレット」の魅力と維持費と維持費を抑えるコツを紹介します!あなたが知ってるようで知らなかった情報が載ってるかも?ベレットにお乗りの方もベレットの購入を検討中の方もまだベレットファンじゃない方も是非ご一読ください!
維持費のあれこれを見ていく前に...
まずは、旧車愛好家の間で今でも人気のベレットの魅力見ていきましょう!
ベレット
ベレットは1963年にヒルマン・ミンクスの後継車として開発されました。
元々ファミリーカーとして考えられた2ドア・4ドアのセダンだったのですが、ベレットGT(グランドツーリング)カーの登場以後はクーペの印象の方が強くなっていきましたね!
ベレットGTシリーズは最初に発売されたPR20をもとにレース技術を織り込んだものになっており、その路面追従性の良さとハンドリングの鋭さは和製アルファ・ロメオと言われたほどです!
ベレット
ベレットTG typeRは、前シリーズ以上にレースでの技術を取り入れられておりサスペンションやブレーキを始め、外観も太陽光の反射を抑える黒いボンネットも使われています。
1971年にマイナーチェンジが行われおり、GTシリーズは当時流行っていたブラックマスクが追加されたことでより磨きがかかりましたね!
ベレット 内装
内装は無駄のないシンプルな作りになっているため、故に飽きのこないデザインだとおっしゃる方もいればシンプルすぎて寂しいと感じる方もいるようです。
次はそんなベレットの燃費についてご紹介致します。
ベレット
【新車】
17.5km/L
※ベレットGT(PR90)の場合
【中古車平均】
10.97km/L
(5.49km/L ~ 13.69km/L)
維持費を計算するうえで燃費情報は重要ですよね!
私個人としては、40年以上経って尚10km/L以上走れるというのはかなり優秀だと思うのですが、最近はハイブリットカーなどの登場で燃費が飛躍的に向上したため、燃費が悪いと感じる方も多いようです。
今回調査の上で参考にさせていただいたのは、ベレットGT typeR(型式PR91W)なので、型式によってはもう少し短い可能性もありますね。
さて、そんなベレットの価格はいくらくらいでしょうか?
ベレット 1800GT
・ベレット1800GT 価格 185万円
ベレット1600GT TypeR
・ベレット1600GT TypeR 価格 259.2万円
※中古での参考価格となります
それでは、ベレット購入後にかかる維持費について見ていきましょう!
一般的な維持費としては、
◎自動車税
◎重量税
◎自賠責保険
〇任意保険
〇車検(点検を含む)
〇ガソリン
〇メンテナンス
がかかってきます。
これに加えて、駐車場を借りている方は駐車場代も維持費に加えることになりますね。
次に各種維持費についてご紹介します!
まずは、ベレットにかかる自動車税からみていきましょう。
【自動車税】
1.0超〜1.5リッター以下 34,500円
1.5超〜2.0リッター以下 39,000円
※参考として
軽自動車 7,200円
もちろん減税対象ではありませんので税金だけでも維持費の中で大きな割合を占めてくるのがわかりますね。
続いては重量税と自賠責保険です。
【重量税】
~1トン 25,200円 (年 12,600円)
※軽自動車の場合
軽自動車 8,800円 (年 4,400円)
【自賠責保険】
ベレット 27,840円(年 13,920円)
軽自動車 26,370円(年 13,185円)
ベレットは1tを切る軽い車なので強制保険である自賠責には大きな差はありませんが重量税は18年以上経っているベレットの方が約3倍程高い結果になりましたね。
続いては税金よりも身近なガソリン代を見ていきましょう!
ガソリン代を算出するための計算基準は以下の通りとさせていただきます。
・走行距離は年間1万km
・ガソリンはレギュラー(全国平均単価128円)
・燃費は11km
10,000(km) ÷ 11(km) × 128(円) = 約116,000円
月々にするとベレットにかかるガソリン代は、
約9,700円
ということになります。
軽自動車の燃費は20km/L程ですから、ガソリン代は軽自動車の倍ほどかかるというわけです。
維持費には他にもメンテナンス代や任意保険代、車検代などがあります。
任意保険に車両保険をつけると維持費に占める保険料の割合も高くなってくるでしょう。
また、ベレットはとても魅力的な車ではありますがやはり古い車ですから修理の場合のパーツ代も維持費の計算に加えたほうがよさそうです。
次はそんなベレットの維持費を安く抑えるコツを見ていきましょう!
ここまではベレット購入後にかかる維持費を見ていただきました。
次は、維持費を安く抑える方法についていくつかご紹介いたします!
任意保険は代理店などの窓口から加入するものと、ネットから加入する2種類あります。
ネットから加入するものはネット割引があるのでその分維持費を抑えることができますが、自身ですべての入力を行うので入力間違いがあった場合、保険金が支払われないといった事例が発生しています。
なので、私個人としては代理店など保険取り扱い窓口から加入し担当についてもらう方がおすすめです。
ネット加入での割引を使う以外で任意保険料を抑える方法は大きく分けて3つです。
①車両保険料を毎年見直す
②限定をつける
③事故をしない
車両保険に加入しないのであれば維持費は抑えられますが、大切な車がいつどんな状態で事故に合うかはわかりませんよね。
単独事故の他、大切な車を当て逃げ、台風被害など守るためにはやはり車両保険の加入の必要が出てきます。
また、車両金額の見直しといっても毎年ただ金額を安くすればいいというわけではありません。
経過年数により消耗していく部分もありますが、保険金がおりてきても足が出てしまっては折角維持費を抑えた意味がなくなってしまいます。
ベレットに高価なパーツを付けた場合にも相応の補償が必要なのでやはり担当についてもらい都度相談されるといいでしょう。
また、ベレットを運転する人(本人・配偶者・他人を含むかなど)や年齢を限定をすることでも割引が効くので維持費を抑えることができます。
通勤に使っているのかレジャーに使っているのかなどでも金額が変わってきます。
月にどの程度の割合で何に使っているのかが重要ですので、一度確認されてみるといいでしょう。
事故をしないというのは等級が下がってしまうからなのですが、皆さま日々気を付けていらっしゃるでしょうから今更ですね!
当たり前のことですが、急発進は避けたほうがいいでしょう。
加速力不足と感じる人もいらっしゃるようですが維持費を抑えることを考えれば一定速度での走行と坂道などでのアクセルの踏みすぎには注意が必要です。
「エコ運転」を心がけることで環境にもお財布にも優しい運転になりますね!
維持費を抑えるためには、やはり車のコンディションを良い状態にしておくことが大切です。
和製アルファ・ロメオと呼ばれたベレットですが、車自体は40年以上前に作られていますので見えない箇所にもそれなりのダメージが溜まっていることでしょう。
車検を通れば一定期間安心して乗ることができますが、故障のリスクを回避するに越したことはありません。
車検・整備
ダメージは早期発見、修理することで結果として維持費を抑えることができるのです。
そのためには多少の費用が掛かったとしても整備工場などで定期的にメンテナンスしていただくことが大切です。
各所ダメージの進行も把握できるので、確保に時間がかかるであろうパーツなども事前に準備していただくことが出来ますね!
魅惑の旧車 ベレットにかかる維持費を抑える方法をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
車を購入する際に、年間どれだけの維持費がかかるのか知っておくことは重要なポイントですよね。
ベレットにお乗りの方もそうでない方も無理のないカーライフを送っていただけるよう少しでも維持費を抑えるお役に立てれば幸いです!
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