2015/11/15
YMOTOHASHI
13尺のロングボディーで高度経済成長期の日本を支えてきたT2000。販売数も多く丈夫な車体で現存数がもっとも多いオート三輪と言われています。そんなT2000の当時の評価とは?長く愛されてきたT2000の当時の評価と現在の評価を検証します!
T2000とはどんな車か、歴史背景や当時の評価なども含めてご紹介します!
T2000
T2000とは、東洋工業(現マツダ)が、かつて生産・販売していた小型三輪トラックで、T1100およびT1500の排気量拡大により生まれました。
最も全長の長い13尺車の価格は68.0万円。
マツダTシリーズの中では最も人気のある車両と言われています。
T2000
T2000は1962年から1974年までの12年間の生産でしたが、1957年に発売されたマツダTシリーズ(三輪トラック)全体では、17年間も日本の産業を支えてきました。
その最終形態がT2000なので、市場からの要請に答え積載量の増大、動力性能の向上、などが図られ、最強の三輪トラックと言えるのではないでしょうか?
市場評価の高いT2000でしたが四輪トラックの低価格化、三輪トラックの進化の限界に突き当たり、しだいに姿を消していきました。
しかし現在でも小回りの利くトラックとして、ごくわずかですが活躍しています。
中古車も数は少ないですが販売されているようですので、一部をご紹介します。
1966年式 T2000 125万円
1967年式 T2000 150万円
1971年式 T2000 148万円
T2000 バキュームカー
T2000 プラモデル
また、独特なスタイルからプラモデルなどのおもちゃとしても人気が高いです。
そんなT2000の走行評価、燃費評価、乗り心地評価など、なかなか乗る機会のない三輪トラックの評価をまとめていきます!
はじめにT2000の走行性能の評価から見ていきたいと思います!
T2000
エンジンはUA型・1484ccからVA型から1985ccに換装したもので、最大積載量2トン、全長6.08m、全幅1.84mの車体を、最高時速100㎞まで到達させました。
過積載を前提に設計された頑丈な車体を持ち、三輪特有の不安定さも多少は改善されているようです。
小回りの利く三輪に高性能なエンジン、頑丈な車体と、走行性能の評価は高かったようです。
それではT2000の燃費評価をご紹介します。
T2000 メーター
T2000の実用燃費は10㎞/L程度だったようです。
車体の大きさ、積載量を考えればかなり経済的ではないでしょうか?
T2000
現代の車とは装備や保安部品の違いがあるので一概には比較評価できませんが、40年以上昔の2000ccクラスのトラックとは思えませんね!
これまでT2000の走行評価、燃費評価を見てきましたが、乗り心地の評価はどうなのでしょうか?
なかなか乗る機会のない三輪トラックの乗り心地、気になりますね!
T2000
さてT2000の乗り心地評価ですが、やはり三輪トラックですから四輪より乗り心地が良いと言う事はないようです。
基本構造はやはりバイクの延長線上ですし、過積載にも耐えられる頑丈さ等を考慮すると、乗り心地は犠牲にしなければいけなかったのかと思います。
また、重いハンドルやうるさいエンジンなども乗り心地の評価としてはマイナス要素です。
当時の用途や道路状況を考えると、あまり乗り心地は重視されていなかったのかもしれませんね。
最後に全体を通してT2000の評価をまとめてみます!
実際に乗られていた方、馴染みの深い方など、思い入れのある方の声をご紹介していきます!
こんなフロントホークとサスペンションとハブで、よく荷重を支えられましたねえ。横圧もかかったでしょうに。
ロングボディをみるとなおさらそう思います。
いかがでしたか?
評価と言うよりは昭和の時代を懐かしむ声が多いですね。
哀愁漂う昭和のトラックT2000の走行評価、乗り心地評価、燃費評価などをまとめてみました。
これから購入をお考えの方、まだ間に合います!
是非こちらの評価を参考に、良いクラシックカーライフを送ってください!
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