コンパクトセダンのベルタ!その維持費と維持費を抑える方法とは?
2015/10/20
ヒロメリー
レオーネの維持費はかかるのか? スバルの歴史、スバルの元祖的な車レオーネについての歴史、レオーネを長く乗り続けているユーザーの整備面からの維持費はどうなのか?水平対向エンジンの特徴は?未だに世界中の林道、雪道で活躍するレオーネに迫ってみました!
スバル360
スバル1000
スバル(富士重工業)は中島飛行機という名称で戦争中、軍用機や軍用機エンジンを製造していたのは有名ですね。第二次大戦後GHQからの指示により15社以上に別会社化されてしまうが朝鮮戦争勃発の為GHQの政策変更の為旧中島飛行機グループ6社が統合し、1953年富士重工業が設立されました。
スバル「六連星(むつらぼし)」シンボルはおうし座のプレアデス星団を現している。六つの星は6社が集結したシンボルです。 スバルは車も個性的ですが会社の歴史もユニークで興味深いですね。
初代レオーネは1971年10月7日発売、最初はクーペモデルのみ。
初代レオーネFFクーペ(1971年)
2代目ニューレオーネが1979年6月1日に発売される。1800ccを登場させ中型大衆車向けに展開された。
2代目レオーネ、エステートバン1.8L4WD
「オールニュー・レオーネ」として1984年7月16日に発売される。この頃にドアミラーが普及し始めた。レガシィ・ツーリングワゴンの基礎となったレオーネ・ツーリングワゴンが登場した。デザインは当時流行した直線的なものになる。
3代目レオーネ、クーペRX2
1994年8月 提携先の日産自動車からOEM供給で「レオーネバン」販売開始、キャブレターも電子制御になる。
レオーネ4, 5代目OEMレオーネバン
1999年6月 YD22DD ディーゼルエンジン4WD (5MT) モデルも登場 2001年3月 30年続いた「レオーネ」の販売終了
初代レオーネ(リアゲートは上下開き)
初代レオーネFFのインパネ
AG6 RX-2 エンジンルーム
エンジンルームにスペアタイヤを収納は驚きですね!
レオーネ維持費を考察するにあたりメリット、デメリットもチェックして見ましょう。
1.地上高が高い180~210mm、レガシィ200mm 2.副変速機が付きスタック脱出に強い 3.最小回転半径4.8mと小回りが利き林道の行き止まりなどに方向転換が楽 4.直進安定性は高い 5.エンジンが強く旧型レオーネは定速トルクが大きい 6. 3代目レオーネはタイミングベルトが存在しない為維持費の節約になる 7.荷物室が広い
レガシィ(左)とレオーネ(右)、地上高の比較
悪路に強いレオーネ
1.パートタイム4WDの切り替え動作のゴリッとした重い感触 2.パワステが軽すぎる 3.電装系が弱い 4.オプションパーツが少ない 5.パーツの互換性が悪い 6.ホイールの取り付けピッチが独特な規格の為ホイールは貴重
維持費の面から保険料はとても大きな要素です。参考資料をチェックして維持費の節約にお役立て下さい。
スバルSUVの始祖レオーネ4WDエステートバン(1972~1979)
スバルという会社は個性的な車作りが特徴で皆さんご存知のレガシィの基礎になったのはレオーネ4WDです。スバリストという愛好家がいる位です。そのスバルレオーネの魅力、特徴とは何か? また中古車で購入した場合の長く乗る為の部品交換費用、維持費の面も合わせて見て行きましょう。
大ブレイクしたレオーネツーリングワゴン
中古車でレオーネを購入した場合、走行距離が10万km近くの場合が多いのではないでしょうか? 部品交換維持費が気になるとこですね。まずウォーターポンプの交換が必要になってきますが冷却水が漏れてからでも大丈夫と言う人もいますが漏れを見つけるのが分かりづらい面もあり下手をするとエンジンまでダメにしてしまう恐れもあり維持費が高くなる事もあり10万km交換が無難でしょう。この時タイミングベルトの交換もオススメします。理由はウォーターポンプがタイミングベルトで駆動している為。一緒に交換した方が工賃が安く済む。信頼できるリビルト品を使用、またついでにカム・クランクオイルシールも交換。3代目レオーネE-AA3型平成3年式MAIA(EA71型・OHV) はタイミングベルトが存在しない。3代目レオーネはタイミングベルト交換の維持費が助かりますね。
レオーネのオイル漏れの費用。水平対向エンジンの場合ガスケットからの漏れはほとんどない。稀にカバーからの漏れがある。水平対向エンジンの特徴であるショートストロークの為高回転は得意とするが冷却によりオイルの減少が起きやすく日頃のオイル交換、点検さえすればそうは起きない。レオーネのエンジンは頑丈な作りです。維持費の面から見てもとても心強いですね。
オルタネーターの交換は走行距離10万km過ぎたら整備工場で定期的にチェックしてもらいましょう。オルタネーターに関してはブラシの磨耗は警告灯で表示されるが突然機能停止が多く予兆を見つけるのが困難です。オルタネーター交換は自分でも出来ますが古い車だとボルト外しが硬くボルトが折れる危険性があるので要注意。下手をすると余計な維持費がかかる恐れアリ、整備工場にまかせましょう。
ファンベルトは目視で確認してからで交換大丈夫。。ここは自分でもできるかも 少しでも維持費を節約しましょう。
エンジンカバーからのオイル漏れ、左右交換費用(工賃込み)整備工場で2~3万円位
ウォーターポンプ、カムオイルシール、クランクオイルシール、ベアリング、タイミングテンショナー、クーラント4L。 タイミングベルト代 工賃込み3~4万円位
オルタネーター交換費用(工賃込み) 整備工場で4万円位。
ファンベルト交換費用(工賃込み)整備工場で1万円位
維持費の面でもレオーネだから特別維持費が高くつくワケではなくむしろ3代目レオーネはタイミングベルトが存在しない分維持費もかからないですね。レオーネは10万~20万km以上乗り続けている愛好家はまだたくさんいる事から壊れにくい車だと言えます。
レオーネの維持費を考える上で実然費は大切な要素です。車両別レオーネの実然費を調べました。是非維持費の節約の為に参考にして下さい。
2WD・マイア・5MT 1600cc E-AA2 レギュラー10.15モード13.8km/L 2WD・マイア3AT 1600cc E-AA2 レギュラー10.15モード10.8km/L 2WD・マイアll・5MT 1600cc E-AA2 E-AA2 レギュラー10.15モード13.8km/L 2WD・マイアll・3AT 1600cc E-AA2 レギュラー10.15モード10.8km/L 4WD・マイア・5MT 1600cc E-AA3 レギュラー10.15モード13.6km/L 4WD・マイア3AT 1600cc E-AA3 レギュラー10.15モード11.0km/L 4WD・マイアll・5MT 1600cc E-AA3レギュラー10.15モード13.6km/L
維持費の節約走行
レオーネの実然費はいかがでしたでしょうか? 走行のしかたを気をつけて乗れば維持費の面でも合格点ではないでしょうか?
北米仕様のレオーネピックアップ "ブラット"
今も北欧、北米の山間部、雪道ではレオーネ4WDが活躍しています。海外のレオーネ愛好家達はとても大事に乗っているようです。パーツ供給不足な車なので維持費の面からみて興味がわきますね。海外のスバリストはどの様にして維持費を工夫し長く乗り続けているのか。車の買い替えの早い日本とは違うような、維持費主義と違う実用主義的な面を感じますね。
いかがでしたでしょうか? スバリストになりたくなりましたか? 維持費の面でも古い車だからと言ってさほど維持費はかかりませんね! ただパーツの供給不足な面が不安要素かもしれませんね。レオーネを長く乗り続けている人はこの車の個性をよく理解していると思います。維持費を考える上で情報交換はとても役に立つと思います。是非あなたもレオーネ愛好家クラブの門を叩いてみてはいかがでしょうか?
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