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地味だけど乗ってみると実にいい!フォルクスワーゲン・ボーラに試乗

2006年2月に生産終了されたフォルクスワーゲン・ボーラですが、実際に試乗した人の走行評価・内装評価・総合評価を中心に、ボーラはどういった車なのか、ご紹介していきたいと思います。フォルクスワーゲン・ボーラが気になる方のご参考にしてください。

正真正銘のスポーツセダン!フォルクスワーゲン・ボーラ

試乗評価の前に、フォルクスワーゲン・ボーラとは、どんな車なのかご紹介します。

フォルクスワーゲン・ボーラ

ボーラは、ドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンが販売していた自動車で、ゴルフベースのコンパクトなセダンです。開発コンセプトは「プレミアム・コンパクト・セダン」。
ドイツ本国では、3ボックスの他にワゴンボディの「ボーラヴァリアント」が用意されるが、日本に導入されたのはセダンのみ。

ボーラの2リッター直4SOHCエンジンは、116ps/5400rpmの最高出力と、17.5kgm/3200rpmの最大トルクを発生。トランスミッションは、マニュアルモードのない、コンベンショナルな4段ATが組み合わされる。シートはクロスシートが標準装備だが、ゴルフの上級に位置付けられるため、ステアリングホイールやシフトノブには、本革巻きが奢られる。

出典:http://www.webcg.net

ボーラの燃費

6.37 km/L ~13.26 km/L  平均10.62 km/L

ボーラの価格

● 発売当時の価格
  2.3リッターモデルの価格 325万円
  2リッターモデルの価格 270万円

● 現在の中古車価格
  平均価格 29.5万円
  価格帯  10万円~160.8万円

現在の中古車価格は、かなりお値打ちとなっているようです。

ボーラに試乗した人の走行評価

ボーラの概要を見たところで、本題のボーラを試乗した人の評価を見てみましょう。
まずは試乗した人の、走行に対する評価です。

フォルクスワーゲン ボーラ

ボーラ(4AT)2リッターモデル試乗

ゴルフやこのボーラに搭載される2リッターエンジンは、いまどきSOHCの2バルブで、最高出力116ps、最大トルク17.5kgmとカタログスペックも控えめな値。しかし、数字だけで判断できないのがVWの面白いところで、実際に運転してみると、このデータが信じられないほど低回転ではトルク豊かで扱いやすく、レスポンスにも優れる。しかも、デビュー当時に比べて格段に静粛性がアップし、実用エンジンとしては完成の域に達したと言っていいくらいの熟成度である。高回転までスムーズにまわるものの、パンチがないのが不満といえば不満か?

出典:http://www.webcg.net

ボーラ(4AT)2リッターモデル試乗

195/65R15タイヤと15インチアルミホイールが標準装着されるこの2リッターモデルは、さほど硬められていないサスペンションとあいまって、一般道から高速道路まで快適な乗り心地をもたらす。そのかわり、高速走行時のフラット感が多少足りないと思った。矢のような直進安定性は健在。ワインディングロードでは終始安定したアンダーステアを示し、初期のロールも大きめで、軽快な印象は薄いが、どんな場面でも安心してステアリングを握れるのがこのクルマの長所である。

出典:http://www.webcg.net

フォルクスワーゲン ボーラ エンジン

ボーラ2.8リッターV6 4モーション試乗

BMWよりは軽いクラッチを踏み、ウッドにクロームをあしらったシフトを1速に入れて乗り始めてみると、低速域でも十分に速い!街乗 り程度なら1000回転台で十分事足りますね。それに意外とこのくらいのサイズなら左ハンドルでもそれほど不便てことはないで。でも、UKやオーストラリ アには右ハンドルを輸出しているのだから、日本仕様に右ハンドルがないというのはいただけません。シフトはカチカチと決まるものではないで すし、ストロークも短くないのですが、特に不満はありません。でもここのフィーリングはBMWのほうがいいですね。クラッチもBMWよりは軽いです。さ て、お決まりのフルスロットル・・・・はぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!マジで速いです!そ りゃそうですよ。こんな小さい車にV6 2.8Lの204psに4WDを組み合わせて、速くないわけがありません。

出典:http://pirade.gozaru.jp

フォルクスワーゲン ボーラ シフト

ボーラ2.8リッターV6 4モーション試乗

走り始めてまず感じるのが図太い低速トルク。6速30km/hからでも渋々ながらも加速していく驚異的な粘りをもっている。街中では、1速でスタートし、3速に入れてしまえばギアチェンジの必要性をほとん ど感じないほどだ。
もちろん、トップエンドまで回したときのパンチ力も素晴らしい。ノーズの重さをほとんど感じさせない素直なハンドリングとフラットな乗り心地も魅力的。

出典:http://www.carsensor.net

2.3リッターV5試乗

試乗したのは「V5」。日本初登場となった2.3リッターV5は、ゴルフIII のVR6やシャラン用の狭角V6エンジンをベースに1気筒取り去り、可変吸気システムを組み込んだもの。最高出力は150ps/6000rpm、最大トルクは20.9Kg-m/3200rpm。6気筒の滑らかさと4気筒のレスポンスを両立させた、というのが特徴らしい。気合いが入った新エンジンらしく、エンジンカバーのデザインや配線も凝っている。2300rpm~5300rpmの広い回転域で最大トルクの90%以上を発揮するというだけにあって、加速はスペック以上に力強く、かつ繊細で滑らかだ。エンジンの回り方もまさに4気筒と6気筒の中間を行く、独特な印象だ。

出典:http://www.motordays.com

ボーラに試乗した人の内装評価

次に、ボーラに試乗した人の内装についての評価を見ていきたいと思います。
内装は乗り心地にもかかわってくるので気になるところですね。
そんな内装について、試乗した人の声を集めてみました。

フォルクスワーゲン ボーラ

ボーラ(4AT)2リッターモデル試乗

基本的にはゴルフと同じデザインのインテリアを採用するボーラ。メーターパネルには、大型の速度計と回転計、そして、平均燃費や走行時間などの各種情報を表示するマルチファンクションインジケーターが、見やすくシンプルにレイアウトされている。ライト点灯時に文字盤がブルーのイルミネーションで浮かび上がるのは、いまやフォルクスワーゲンのアイデンティティである。ボーラはゴルフのセダン版であるが、ゴルフよりも上に位置付けられていることから、2リッターモデルでも、本革巻きステアリングホイール/パーキングレバーグリップやウッドパネルが採用されたり、標準でオートエアコンが付くなど、装備の充実が図られている。試乗車に装着されるカーナビは、DVD方式の純正オプションで、マルチファンクションインジケーターに案内の矢印が表示されるのが便利だ。

出典:http://www.webcg.net

ボーラ(4AT)2リッターモデル試乗

明るいベージュのシートは、座り心地がよく、サイズも適当。ダイヤル式のリクライン調節は、細かいポジション設定が可能。さらに、チルトとテレスコピック調節を備えるステアリングコラムにおかげで、最適なポジションを取ることができる。日本車ではチルトだけでテレスコピック調節がないクルマが多いが、フォルクスワーゲンでは下位モデルの「ポロ」でもテレスコピックが採用されており、このあたりはぜひ見習ってほしいところだ。

出典:http://www.webcg.net

ボーラ(4AT)2リッターモデル試乗

座り心地そのものは悪くなく、前席の下に爪先もすっぽり入り、膝の前にスペースが確保されるわりに、窮屈な印象のリアシート。爪先をもうすこし前に出せるとラクなのだが……。頭上のスペースも、ルーフが後方に伸びるハッチバックやワゴンに比べると狭い。乗り心地は、前席よりもリアタイヤから伝わるショックが大きく、クルマのキャラクターを考えるともうすこしマイルドな乗り味がほしい。中央の席にヘッドレストや3点式シートベルトが用意されないのも残念。

出典:http://www.webcg.net

ボーラ(4AT)2リッターモデル試乗

セダンとはいえ、ハッチバック並みの使い勝手を誇るのがボーラの荷室だ。フォルクスワーゲンでは常識だが、トランクリッドがダブルリンクのヒンジで支えられるため、ヒンジが荷物に干渉しないし、リアシートにダブルフォールディング機能が備わるので、わりと大きな荷物でも飲み込んでしまうのがうれしい。そもそもリアシートを起こしていても奥行き100cm、畳めば160cm以上という大型トランクを使い切ることは、なかなか困難なのだ。

出典:http://www.webcg.net

フォルクスワーゲン ボーラ内装

ボーラ2.8リッターV6 4モーション試乗

この写真はBORA V5のものですが、左ハンドルになる程度で、V6 4Mと同じイメージです。インテリアは非常に緻密に作られていて、質感は高いで す。ウッドパネルは個人的にあまり好きではないので、もしこのクルマを買ったらアルミパネルかなんかに交換したいです。インパネは基本的にゴルフと共通で すが、ゴルフより上級のイメージを狙ったのか、エアコンの送風口などがシャッタータイプと なっております。他社に先駆けてMDを標準装備化したフォルクスワーゲンですが、これは若者世代には良いけれど、MDって何?というような世代にいらない ものかも。ピラ的には大歓迎ですが♪ また、純正オーディオとしては音質は結構いいほ うだと思います。ちなみにヘッドユニットはSONY製です。青色の照明のメーターは カッコイイだけでなく見やすくていい感じです。凝ったデザインのメーター周りですが、アルテッツァのようにおもちゃっぽくなってないのがいいです。

出典:http://pirade.gozaru.jp

フォルクスワーゲン ボーラ ステアリング

ボーラ2.8リッターV6 4モーション試乗

V6には、レザーのレカロシートが標準装備となっており ます。サイドサポートもしっかりしているし良い感じです。電動シートは、動きがとろいので好きではありませんが、細かい調整ができるのは良いことですね。 また、シートヒーターも前席左右に装着されています。その他の装備では、電動ガラスサンルーフ、リヤサンシェード、自動防眩ルームミラー、レインセ ンサーつきワイパーなどなど至れり尽せりという感じです!内容を考えたらカナリお買い得なクルマですね!ただし!くらいインテリアは好きではない ので、インテリアカラーの選択ができるようにしていただけるとありがたいで す。現状では日本使用はブラックのみの設定ですが、本国にはグレーとベージュの設定があります。俺的にはグレーがいいですね。スポーツ=ブラックイ ンテリアなんて時代ではない!と思うのは俺だけ??

出典:http://pirade.gozaru.jp

フォルクスワーゲン ボーラ イ ンテリア

フォルクスワーゲン ボーラを試乗した人の総合評価

最後に、フォルクスワーゲン ボーラを試乗した人総合評価をみていきましょう。
試乗した人の、乗り心地や実用性なども踏まえたフォルクスワーゲン ボーラの総合的な評価を集めてみました。

フォルクスワーゲン ボーラ

ボーラ(4AT)2リッターモデル試乗

世の中には、「いいヒトなんだけどね」というタイプがすくなくない。クルマの世界では、フォルクスワーゲン「ゴルフ」の3ボックス版「ボーラ」がそんなタイプだ。これといって突出した部分はなく、ちょっと地味な存在なのだが、乗ってみると実にいい。
実は私の会社で約2年間ボーラを所有していたが、サイズが適当なのと、快適性が高いおかげで、どんなに疲れていても運転が苦になることがなかった。社用車は2.3リッターV5エンジンを搭載する「ボーラV5」(341万2500円)だったが、今回試乗した2リッターモデルはさらに安楽で、日常の足として使うのはぴったりの存在である。それでいて、インテリアに安っぽさはないし、高速道路も矢のように走る、まさにVWらしい性格は、ドイツ車好きでなくとも満足のいくものだ。ただ、あまり“押し”が強くないぶん、なかなかそのよさをアピールできないのが残念。ホント、いいセダンなんだけどね。

出典:http://www.webcg.net

フォルクスワーゲン ボーラ

2.3リッターV5試乗

パワーの出方、ほどよく聞こえてくるエンジン音、パサート以上にも感じられる高級感、高い品質など、全てが見事に完成しており、非常に好感が持てる正統派セダンだ。トランク付きゴルフという域は完全に超えた存在なのは間違いない。「プレミアム・コンパクト・セダンか、ウンなるほどねぇ」と誰もが納得できてしまうだろう。アウディのエンブレムが付いていても不思議ではないほどで、価格を考慮しても見事な仕上がりのセダンだ。

出典:http://www.motordays.com

2.3リッターV5試乗


極めて地味で目立ちにくいので、対外的なプレミアム感がないのはつらいところ。もしこのままでアウディというエンブレムに付け替えたとすると、上乗せ価格100万円でも誰も文句は言わないだろう。プレミアム感と引き替えにお買い得感を得るわけだが、それが納得できるか、だ。

また現在の日本車にはこういう硬質で、完成度の高い高級ミディアムセダンは見当たらない。その意味では、まともなセダンが欲しいと思ったとき、候補のトップに上がってくるはず。真面目に長くつき合うにはたいへんいい選択肢といえる。

出典:http://www.motordays.com

試乗した人の評価を通して

実際に試乗した人の声を聞いてきましたが、 ボーラの購入を検討している人には、とてもいい判断材料になったのではないでしょうか。
中古車の購入では、試乗できないケースもありますので、こういった試乗した人の声は貴重ですね。

ボーラの購入を検討中の方は、この試乗した人の評価をご参考ください。

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