2015/11/15
YMOTOHASHI
ゴルフで有名やフォルクスワーゲンですが、10年ほど前までゴルフの一つ上のクラスのセダンにボーラという車種がありました。この車、実はとっても良い車だったんです。今回は、フォルクスワーゲン ボーラの走行評価や燃費評価、乗り心地の評価とボーラ オーナーの総合評価をお届けしましょう。
さっそく評価といきたいところですが、まずはフォルクスワーゲン ボーラの基本的なスペックと価格をおさらいしておきましょう。
フォルクスワーゲン ボーラ
フォルクスワーゲン ボーラは1999年~2005年まで販売されていたミディアムセダンです。
最終モデルは116馬力の2L 直列4気筒エンジン搭載で4ATのFFモデルと、170馬力の可変バルブタイミングシステム付き2.3LV型6気筒エンジン搭載でティプトロニック付5速ATのFFモデルの2モデルです。2004年まではこの2モデルに加えて、204馬力の可変バルブタイミング機構付の2.8L V型6気筒エンジン搭載で6MTの4WDモデルがあり、この2.8Lモデルは車好きに人気がありました。
当時のフォルクスワーゲン ボーラの価格は
【フォルクスワーゲン ボーラのメーカー希望小売価格】
2Lエンジン搭載モデル 283万5000円
2.3Lエンジン搭載モデル 342万3000円
2.8Lエンジン搭載モデル 383万2500円
となっていました。
それではフォルクスワーゲン ボーラの評価にはいりましょう。
まず最初の評価項目は走行性能の評価です。フォルクスワーゲン ボーラは特に2.8Lエンジン搭載モデルが車好きに人気があり、走行性能の評価には期待が持てそうです。
フォルクスワーゲン ボーラ
まずは2Lエンジン搭載モデルへの走行評価から。
「中低速のトルクが太く、日常使う範囲では極めて機敏な走りをします。2リッターのSOHCとは思えない加速が味わえます。かわりに120kmを超える領域に入りだすとそこからの伸びはあまりありません。ただしそれが悪いかということではなく、常識の範囲内の速度域であればかなりスポーティな走りを示します。」
2.3Lエンジン搭載モデル
「パワーがあり、高速での加速も必要以上」
2.8L搭載モデル
「走りも全開加速時にはそれなりに迫力もありますし、高速道路はもちろんガンガン飛ばすのでなければマニュアルミッションを駆使して峠を楽しむ程度に走る事も出来ます。
市街地でもトルクがあるため、高めのギヤを使って楽に走る事ができます。」
フォルクスワーゲン ボーラの運転席
フォルクスワーゲン ボーラは外観を見ても運転席を見ても、スポーツカーらしさは皆無です。
でも、エンジンをかけて実際に運転を始めると、意外な程よく走るしかなりスポーティだ、という声が全体的に多かったです。
走行評価としては高評価と言って良いと思います。
フォルクスワーゲン ボーラの次の評価項目は燃費性能への評価です。
最初のボーラが発売されたのは1999年ということで、今の車と比べれば燃費性能が劣るのは仕方有りません。
フォルクスワーゲン ボーラ
前提知識としてフォルクスワーゲン ボーラの燃費と実燃費を上げておきます。
【フォルクスワーゲン ボーラの燃費】
2Lエンジン搭載モデル 10.0km/L
2.3Lエンジン搭載モデル 10.2km/L
2.8Lエンジン搭載モデル 10.2km/L
【フォルクスワーゲン ボーラの実燃費】
2Lエンジン搭載モデル 6.77km/L
2.3Lエンジン搭載モデル 7.5km/L
2.8Lエンジン搭載モデル 8.02km/L
実燃費を見るとフォルクスワーゲン ボーラの実燃費はやはりあまり良くありません。このあたりが評価にどう影響するのでしょうか。
「燃費も良く、長距離では軽く10Km/lを超えます。」
「少々期待していた燃費が悪い事(7.5㎞)です。」
「エンジンは高速回転にはあまり向いておらず、高速道路で110キロほどの巡航速度でも燃費は13~14キロ/リッタ。」
フォルクスワーゲン ボーラの燃費評価は意外なことに2.0Lエンジン搭載モデルが一番悪く、一番スポーティな2.8Lエンジン搭載モデルが一番高い評価を獲得しました。
これはちょっと意外な結果ですね。
フォルクスワーゲン ボーラの3つめの評価項目は乗り心地への評価です。
フォルクスワーゲン ボーラ
「日本車と違い剛性感があり、ドイツ人向けの室内空間がとってもグッド!!!」
「ステアリングに伝わる前輪の振動も今自分がどんな道を走っているのかという路面情報を正確に伝えてくるため逆に安心感に繋がります。」
フォルクスワーゲン ボーラのシート
「座りごこちの良いシートと重量感のある乗り心地のおかげで片道300Km程度の長距離を一日で往復可能です。
4モーションのおかげで凍結路面でも不安もなく走る事ができます。」
フォルクスワーゲン ボーラの乗り心地評価はかなり高評価です。
コツコツした振動は実は路面状況を伝えるためだった、というコメントが印象的です。だから、フォルクスワーゲン ボーラの運転は楽しいと言われるのかと、筆者も納得です。
フォルクスワーゲン ボーラの最後の評価項目はオーナーの方から見たフォルクスワーゲン ボーラの総合的な評価となります。
燃費評価と除いて、他の評価項目はなかなか高評価でしたから、総合評価についても結果に期待が持てそうですね。
フォルクスワーゲン ボーラ
「いたるところにドイツ物
作り魂が宿っていることを発見しているこの頃です。1000km乗った
が、メカニカル、アナログ的、頑丈な印象。まさにモンブランの万
年筆と同じ質感で、気に入っている。」
「国産ハイパワーワゴンから乗り換えました。スペックや快適装備では劣りますが運転する気持ちよさではボーラの方が上です。また、自己満足ですが、時流や流行におもねらない潔さみたいなものが感じられます。」
「元々の数が少ないので、乗っているだけで何となく優越感に浸れます」
フォルクスワーゲン ボーラの総合評価はかなり高評価な結果となりました。オーナーの方のフォルクスワーゲン ボーラへの満足度の高さと愛着をひしひしと感じるようなコメントが多かったことが印象的でした。
フォルクスワーゲン ボーラ
いかがでしたか?
フォルクスワーゲン ボーラの評価をお届けしました。
オーナーに「長く乗りたい」と思わせる車は本当に良い車だと思います。
あなたも、そんな良い車、見つけてくださいね。
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