試乗できない幻のスポーツカー!?ホンダS360とはどんな車?
2015/12/15
ゴンタ
長い間スズキの軽代表として走り続けたフロンテから「二人だけのクーペ」と銘打って2シーターのフロンテクーペが派生しました。フロンテクーペはスズキ初の軽スペシャリティカーとなりました。試乗した人の評価からフロンテクーペの魅力を探ります。
フロンテクーペはスズキ初の軽スペシャリティカーとされ、このカテゴリーとしては他社から若干遅れた1971年にデビューしました。
全高の低いスタイリッシュなボディや軽自動車としては高性能であった事、さらに発売当初は2シーターという割り切った仕様であった事が特徴でした。
フロンテクーペとは一体どんな車でしょうか。
試乗した人の評価を見る前にフロンテクーペがどんな車なのかを見ていきましょう。
フロンテクーペは、3代目のフロンテ71Wがベースの派生モデルとして発売されました。宣伝フレーズは「ふたりだけのクーペ」でした。
この当時は現在より車体も排気量も小さかった軽自動車規格内で、各社からクーペモデルが次々と投入されていました。
GX-CF
ノーズを低く構え、フロントガラスを深く傾斜させ、三角窓のないスタイルで全体的に伸びやかなデザインとなり、フロンテクーペは限られたサイズの中で見事に完成された美しいスタイリングとなりました。
車高も1200mmで当時の軽自動車の中では最も低くなっていました。
インテリアではチルト式ステアリングが採用され、ステアリングポストが体型に合わせて57mmまで調節可能となった他、シートも当時としては本格的なバケットタイプのシートが採用され、運転席、助手席共に前後スライド調整が出来ました。
また、メーターには独立単眼式の6連メーターが装備され、右から燃料計、速度計、回転計、水温計、電流計、時計と並んでいました。
時計はジムカーナ等のスポーツ走行にも使用可能としたタイマーブザー付きで、最上級のGXには室内温度計、ムードランプ付きのオーバーヘッドコンソールが天井に装備されました。
フロンテクーペはデビュー当初は2シーターのみのラインナップでしたが、後にリヤシートを追加した2+2が登場しました。
その後2シーターモデルはカタログから消滅しました。
LC10W型エンジン
エンジンは水冷2ストローク直列3気筒LC10W型を搭載し、これに3連キャブが装着され、僅か356ccの排気量から37馬力を発生しました。
これをリヤに搭載しRR駆動とする事で、前後重量配分は39.5対60.5となり、ゼロヨン加速は19秒47という俊足ぶりを発揮しました。
またオプションパーツとして競技用のパーツも用意され、横転時に乗員を保護するためのロールバーや、サポート機能を強化したスポーツバケットシート、3点式シートベルト(標準は2点式)、レーシングカーと同タイプのレザーステアリング、ヒール&トゥが容易に行える形のスポーツペダル等を選択することが出来ました。
軽自動車では最初のスポーツカーと言えるのが、このフロンテクーペなのです。
フロンテクーペの歴史
1971年 フロンテクーペ発売。
2シーターのみ
37馬力のみ搭載。
1972年 4人乗りの2+2・GXFを追加。
1972年 34馬力のGXDF、GX-PF追加。
1972年 31馬力の最廉価版GAF
最上級のGXCFを追加。
1972年 2シーターを廃止。
1974年 37→35馬力にダウン
ラインナップ縮小。
1975年 黄色ナンバー制定に対応。
1976年 生産終了。
360時代の軽自動車には実用性と経済性がより強く求められていて、小さなボディに4人乗れて、荷室が大きく、40数万円で買えるというセオリーが求められていました。
実際、同じスポーツタイプのホンダZやMAXハードトップ、マツダR360クーペにも狭いながらもちゃんとリアシートがありました。
ところがフロンテクーペはこれらの不文律をかなぐり捨て二人乗りに徹しました。
これによって軽自動車には珍しい、夢あふれるクーペが誕生したのです。
ここまではフロンテクーペの基本的な情報を見てきました。
次に気になるのが実際に乗った感じがどうかと言うところですね。
ここからはフロンテクーペを試乗した人の走行評価、内装評価、総合評価を見ていきます。
試乗した人の評価からフロンテクーペの魅力を探っていきましょう。
まずは試乗した人の走行評価です。
まずは試乗した人の走行評価です。
フロンテクーペは軽のスポーツカーであるため、その走行性能は気になりますよね。
早速試乗した人の評価を見ていきましょう。
試乗した人の走行評価は
フロンテクーペのエンジンはトルクがないようなので、しっかりと回転を上げてから発進しなければいけないようですね。
その他の試乗した人の評価は
スズキが自信をもって世に送り出した軽のスポーツカー、フロンテクーペの走りはやはり
速いようですね。
360㏄エンジンの速さを一度体感してみたいですね。
その他の試乗した人の評価は
やはり3000回転というのが発進の一つの目安になるようですね。
試乗される方は3000回転以上、しっかり回すということを意識すると、スムーズに発進することができそうですね。
フロンテクーペを試乗した人は発進の回転数以外の気になる点を上げていませんでした。
360㏄でも十分な加速が可能なようですし、走りは問題なさそうですね。
次は試乗した人の内装評価を見ていきましょう。
次は試乗した人の内装評価を見ていきます。
たくさんついているメーター類をどのように感じたのでしょうか。
さっそく試乗した人の評価を見ていきます。
試乗した人の内装評価は
やはりズラッと並んだメーターはレーシーでかっこよいですね。
現代でもスポーツカーやレースが好きな方は追加メーターを付けられたりしていますし、メーター類が多いのはレースカーのようである種の憧れがあるのでしょうね。
その他の試乗した人の評価は
やはり旧規格の軽自動車。室内は狭いようですね。
さらにフロンテクーペは車高が低いため、高身長な方には乗り降りしづらいのでしょうね。
しかし、レースカーのコックピットに乗りこんでいるように感じている方もいらっしゃいますよ。
室内は狭いものの、並んだメーター類や乗り降りの窮屈さがフロンテクーペのレーシーなところを盛り上げていますね。
最後は試乗した人の総合評価です。
最後にフロンテクーペを試乗した人の総合評価を見ていきます。
試乗した人の総合評価は
コンパクトなミッドシップ車なので、前後のバランスも非常によく、走りの面でもバランスがいいのだと思います。
デザインももちろんですが。
その他の試乗した人の評価
ゼロヨンの速さでも実証されましたが、やはり360㏄としては驚異的な速さのようです。
360時代では抜きんでた存在だったようですね。
いかがでしたか。
360時代の最高峰と評されたフロンテクーペの魅力は試乗した人の評価から伝わったでしょうか。
リアシートが求められていた時代に、あえて2シーターのみで発売したフロンテクーペはまさに新しい分野を開拓したパイオニア的存在だと思います。
自分で試乗することによって試乗した人が魅了されたフロンテクーペの魅力を、ぜひ体感してみてください。
軽スペシャリティカーのご購入を検討中の方は、ぜひフロンテクーペを試乗した人の評価も参考にしてみてください。
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