2015/11/15
YMOTOHASHI
ベンツ190Eは、ベンツ初のDセグメントモデル車としてベンツが販売していた乗用車です。後継車としてCクラスが存在していますが、国内ではバブル期に輸入され、5ナンバーに収まる小さなサイズで人気を博しました。今回は、その190Eの評価を今一度おさらいしていきます。
ベンツ・190E
80年代・王道ジャーマンという評価を得ていたほどの人気乗用車
評価をする前に、まずは190Eについての紹介をしていこうと思います。
190Eは、1982年にメルセデスベンツ初のDセグメントモデルの車として発表され、1993年まで12年間発売されていた車です。
日本にも1985年に輸入され、5ナンバー車で自動車税が安いということから日本でのベンツ普及に一役買った車種でもあります。
190E DTM仕様
1986年から本格的に参戦し、1992年にはドライバー・マニファクチャーの二冠を達成した
モータースポーツに興味のある方ならご存知だと思いますが、DTM(ドイツツーリングカー選手権)ではマニファクチャラータイトル・ドライバーズタイトルの二冠を達成するなどの栄光を挙げ、高い評価を得た車種でもあります。
日本に輸入・販売されてからちょうど30年経つ190Eですが、走行評価は今でも衰えないのかはどうか気になる所です。とても古い車なので情報自体がかなり少ないですが、190Eに関しての走行評価をまとめてみました。
情報は少なかったですが、190Eに関する主な走行性能をまとめると以下のようになります。
・雨の日でも走行安定性が高い
・加速は悪いが、いざ走り出すと安定感が高い
・高速道路での走行性能は抜群で、長時間運転していられる
やはり、走行性能では高速走行での評価が多く見られました。ベンツは高速走行での高評価が多く見られますが、それは旧車となってしまった190Eの時代から変わっていないという事なのでしょうか。
クラシックカーと言えど、燃費によって維持費は大きく変わるというもの
次に、190Eの燃費評価をまとめていきます。
30年以上も前に発売されたこの車の燃費はどのような性能なのでしょうか。
190E
レトロユーザーやシニアユーザーから人気や高い評価を得ている意見が見られた
今回は情報が少ないため、190Eの燃費についてまとめられたサイトを参考にまとめ、そこから評価を見ていきます。
ガソリンエンジンモデル:6.8-11km/L(標準燃費:9.59km/L)
ディーゼルエンジンモデル:10-13km/L(標準燃費:12.4km/L)
といった燃費でした。上記のリンク以外では燃費に関しての具体的なレビューがありましたが、「あまりいいとは言えない」という声が見られ、190Eの燃費に関しての評価は高いとは言えないようです。
しかし、総走行距離15万km以上に対してこれだけの燃費を示した事からシニアユーザーからの評価は高く「メンテをしながら長い時間乗っているのが楽しい」というコアなファンの意見も散見されました。
さて、次は乗り心地の評価についてです。クラシックカーと言われてもおかしくないほどの車ですが、それほどの年数が入った車でも乗り心地は変わらないのでしょうか。
気になる190Eの乗り心地の評価は
・変速時のショックが少し大きい(MT車)
・ステアリングが大きいため、心地よいハンドリングを味わえる
・アクセルが柔らかく踏みやすい
と言った評価が見られました。やはり、古い車なので仕方ないですが、変速時のショックが大きくチェンジが難しいという意見が少し多かった様に思います。
しかし、ステアリングの回しやすさ、アクセルの踏みやすさ、などに関しては良好な評価が多く見られました。
現在でも190Eをレストアしたり、中古車で購入してパーツ交換をして乗り続けているファンからも上記の様な評価を受けていた事から、この車の人気が分かります。
メルセデスベンツ・190E 2.5 16 エボリューションII
実は、190EはDTMモデルの車種も限定500台で発売されていました。ちなみに日本国内にも数台入ってきている様です。
さて、この190E 2.5 16エボリューションモデルは直列4気筒DOHCエンジンで2.5Lの排気量を誇るマシンですが、残念ながらあまりにも情報量が少なすぎた為に評価の参照が出来ませんでした。
実際に中古車整備などでエンジン音を聞いた方がブログを書いていましたが、かなりの爆音で、純正車の190Eとは別物のエンジン音でカッコイイと言う評価をしていました。
動画がありますので、こちらを参考にしてみてください。
190E DTMモデル・ヒルクライム
ここまで190Eの評価をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
30年前に日本に輸入され、今でもファンには根強い人気を誇る車という事が分かったと思います。
190Eは燃費についての評価はあまり良い評価ではありませんでしたが、乗り心地やハンドリングについては問題なく、整備や乗り方次第では未だに現役の乗用車で、総走行距離が10万、15万kmを超えても問題無く走り続けられる事がそれを物語っています。
現在でも総合的な評価では「日常生活で使う分には最高」という評価を受けている190E。
レトロカーや、ベンツのファンには溜まらない一台と言えるでしょう。
中古車でも良いから一度乗ってみたい!と思う方は、探してみてはいかがでしょうか。
きっと昔の車にしかない感覚が味わえるかもしれません。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局