2015/11/15
YMOTOHASHI
コンパクトな2シーターのオープンカーとして日本でも人気のあったバルケッタ。今回は、走行性能の評価や燃費性能への評価、乗り心地の評価をじっくりとお送りします。少し古いけれど、小粋で楽しい車バルケッタはどのように評価されているのでしょうか。
具体的な評価に入る前に、バルケッタという車について少しおさらいしておきましょう。
フィアット バルケッタ
バルケッタは1995年~2001年、2004年~2007年の間、イタリアのフィアット社から販売されていた2シーターのオープンカーです。
イタリアらしいモダンなピニンファリーナによるデザインは、とてもスタイリッシュ。
約1000kgという軽い車重に1.8Lの直4DOHCで、130psのエンジンを乗せているので、かなりキビキビと走ってくれました。
【バルケッタのメーカー希望小売価格】
270~330万円
まず最初の評価項目はバルケッタの走行性能についての評価となります。
実際に運転したことのある方の評価を見ていきましょう。
フィアット バルケッタ
「最高出力は1090kgの軽量ボディに130psを発生するため、十分速い。しかし、過剰にストイックなところはなく、すべての挙動がマイルド。汗をかいて走り回るというより、軽快に楽しむといった走りが似合う。」
「エンジンも秀逸でトップエンドまで豪快に吹き上げる感覚はたまりません。」
「FFにもかかわらずかなりスポーティ 」
「とにかく運転すること自体が楽しいと思わせる走り。60km〜80kmあたりがすごく心地よいです。クラッチが若干重いのを除けば操作感もレスポンスもよくて良好。」
「ショートストロークで非常にシフトチェンジし易い。」
やはり、小気味よく走ってくれるとかなりの高評価です。走行性能は見た目の印象通りといったところでしょうか。
続いてのバルケッタの評価項目は燃費性能に関する評価。
バルケッタはスポーツカーなので、あまり高い評価は得られないかもしれないな、と思ったりします。
実際の評価コメントを見てみましょう。
フィアット バルケッタ
実はバルケッタはメーカーから公開されている諸元に燃費の記載がありません。
ますますコワイ・・・。
「街乗りで8~9km/L、高速だと11~12km/Lです。ハイオクですが、個人的にはそこまで気になりません。」
「10キロ程度です。燃費はどうでもいいけど極端に悪いことはなく満足でした」
「燃費が10km以上で「ハイオクですが、16行くこともありますよ」と言うと、国産車乗りの方々からすれば驚きに映るそうです。」
思ったほどバルケッタの燃費への評価は悪くないようです。
ちょっとホッとしました。
バルケッタの3つめの評価項目は乗り心地やハンドリングへの評価となります。
この車格でこのパワーなので、ハンドリングはともかく、乗り心地の評価は気になりますね。
フィアット バルケッタ
「純正のシートも腰周りは結構ホールドしてくれます」
「オープンにした時の風切音は少々大きめです。雨漏りは当たり前にします。」
「乗り心地良好。足回りが若干硬いので地面の凹凸がダイレクトにくる。」
「コーナリングも不安を感じず、高速では4速で120kmアイドリング5000まで吹かすといい感じです」
バルケッタはスポーツカーの部類に入る車なので、足回りは少々硬めなのは当然として、乗り心地の評価自体は悪くないようです。ただ、あくまでも、運転車の目線なので助手席に乗った方の評価も効いてみたいですね。
最後の評価項目になりました。最後はバルケッタの総合的な評価です。
オーナーの皆様はどれぐらいバルケッタに惚れているのでしょうか。
フィアット バルケッタ
「セカンドカーとして、イタ車を楽しむには値段及び走りを総合したら(デザインも含め)文句ないと思います。」
「決して国産車のように完璧な車ではないですが、それを補って余りある「車を運転するプリミティブな楽しさ」を呼び起こしてくれる車です。これまで国産車を何台か乗り継いできましたが、「車に惚れる」という経験を生まれて初めてした気がします。」
「好きがあれば嫌いなところは目につかない、そこまで惚れてしまったら、バルケッタ以外の車を乗る気にならないと思います。恋は盲目。」
「フルチューンのスカイラインからの乗換えなので、走行性能は足元にも及ばないバルケッタだが、乗っていると凄く気持ちが良い。早い車が無意味に感じるほど、カーライフに変化をもたらされた。」
みなさんバルケッタにぞっこん惚れておられる様子がびしびし伝わってきます。
予想通り、バルケッタの総合評価はかなりの高評価でした。
いかがでしたか?
見た目に違わずバルケッタは楽しい車のようです。
細かい評価を見ていくと、それぞれネガティブな評価コメントもあるのですが、それを補って余りある魅力を持った車ですね。
皆さんも自分好みの楽しい車、ぜひ探してみてくださいね。
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