2016/06/21
里ちゅーん
日本はミニバン天国ともいえる国ですが、そこに挑んできたのが高級車メーカーであるメルセデスベンツです。国内メーカーの独壇場であるミニバン市場に一石を投じることができるのか、メルセデスベンツのミニバン、Vクラスについて紹介します。
例:日産エルグランド
国内メーカーが作るミニバンは世界的に見ても圧倒的に高品質で、ミニバンが多く売れてそこかしこに走っている日本はミニバン天国と言ってもいいでしょう。
そんなミニバン天国の日本に対して、これまで海外メーカーもミニバンを販売してきましたが、国産ミニバンの牙城を崩すには至りませんでした。
高級車メーカーであるメルセデスベンツもその一つで、これまでもVクラスというミニバンを販売してきましたが、国産メーカーのシェアを多く奪うことはできませんでした。そのVクラスが2015年にフルモデルチェンジを果たし、改めてメルセデスベンツが定義する高級ミニバンを投入してきました。
Vクラスが果たしてどのような車に仕上がっているのか、ご紹介します。
メルセデスベンツのミニバン、Vクラスの各グレードの価格は次の通りになります。
・V 220 d TREND :550万円
・V 220 d :636万円
・V 220 d AVANTGARDE long :713万円
・V 220 d Sports long :819万円
・V 220 d AVANTGARDE Extra-long :749万円
トヨタ・アルファード
日本の高級ミニバンの代表格であるアルファードが約300万~700万円となっているため、それと比べて同等か、やや高めの価格設定となっています。
メルセデスベンツのミニバン、Vクラスのサイズは次の通りになります。
全長:4905~5380mm
全幅:1930mm
全高:1880mm
サイズ的には堂々たる巨体となっています。とはいえ日本のフルサイズミニバンと比べるとほとんど同等のサイズと言え、サイズがネックになるようなことはないでしょう。
メルセデスベンツのミニバン、Vクラスのエンジンは、2.1リッター直4のクリーンディーゼル1種類のみとなっています。ディーゼルエンジンだけあって380Nmもの最大トルクを発揮し、2370kgもある車体を難なく走らせることができます。
正直なところ以前のVクラスは、ミニバンで大切な快適性では国産勢より劣っていました。
ところが現行モデルとなり、その点はそん色ないレベルまで向上しています。確かに国産ミニバンほど痒い所に手が届くというほどではありませんが、そこは文化の違いと割り切ることができるのではないでしょうか。Vクラスにはベンツらしいラグジュアリーさも備わっているため、単に快適性という尺度だけでは図れない部分での満足感も味わえるかもしれません。
レーダーセーフティパッケージにより、車線逸脱や危険な車線変更を知らせてくれたり、最適な車間距離を自動でキープすることや、追突や衝突を予防・軽減することができます。
360°カメラシステムにより、大きなボディサイズでも安心して運転できます。
国産ミニバンで多いのは、2列目・3列目に乗っている人はとても快適に過ごせるのですが、運転者にとっては面白味がないというものです。そうするとせっかく購入しても、その恩恵を存分に味わえるのは同乗者である家族で、お金を出した自分は面白くもない運転手、という状況になってしまいます。
Vクラスは違います。さすがはメルセデスベンツだけあり、同乗者の快適性はもちろんですが、運転する人にとっても気持ちのいい走行性能を発揮します。大きなサイズのミニバンですが、ベンツらしい高い剛性のボディと、パワフルなエンジン、そしてFRレイアウトが相まって、ハンドリングが楽しいというミニバンとは思えない特性を実現しています。
流行りのミニバンですが、その中でも高額な高級ミニバンを手に入れたいという人もいると思います。ところが流行っているがために、せっかく何百万も出して高級ミニバンを手に入れたとしても、街中に同一車種が多く走っていることになってしまうのが現状です。
ダッシュボード、ドアにある間接照明により、ラグジュアリーさを味わえます。
そこであえてメルセデスベンツのミニバンを買うというのも一つの手ではないでしょうか。ベンツといえば高級車の代名詞でもあるため車に疎い人からしても良い車に乗っていることがわかりますし、そのステータス性はオーナーにとっても満足感につながることになります。
国産ミニバンは手ごわい相手ですが、Vクラスは高級車メーカーであるメルセデスベンツが作ったミニバンですので、十分それらと戦っていける車に仕上がっています。ミニバン購入の際には検討してみてはいかがでしょうか。
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