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ポルシェ918スパイダーとは?最強のハイブリッドスポーツカーの魅力

お値段1億円のハイブリッドスポーツカー、ポルシェ918スパイダー。ルマン24時間耐久レース用に開発されたエンジンとリアモーターを組み合わせることで、ハイブリッド車でありながら桁外れのパワーを誇るこの車の魅力について簡単にまとめてみました。

ポルシェ918スパイダーについて

ポルシェ918スパイダーはポルシェが製造したコンセプトカー、およびこれを市販化したオープンカーです。ポルシェ・カレラGTの後継にあたり、1969年にデビューしたポルシェ・917をモチーフとしています。ポルシェ918スパイダーは、ガソリンエンジンとモーターを合わせた最高出力が887hpを誇る2人乗りのハイブリッドスポーツカーです。走行性能をあらゆる点で高めることを目標に、ポルシェの技術を総動員して開発された1台であり、当然、品質はポルシェが製作した車の中でも最高級であり、加えて史上最速の公道用市販車でもあります。

エンジンはRSスパイダーのものを改良し、最高出力500英馬力(370kW)/9,200rpmとしたエンジンをミッドシップとし、さらにフロント軸に2個とリア軸用トランスミッションに1個、合計3個、合計218馬力(163kW)の電気モーターを装備しています。エンジンとリアモーターは7速のポルシェ独自のデュアルクラッチトランスミッションPDKを介してリアホイールを駆動、フロントモーター2個は変速比固定でフロントホイールを駆動するプラグインハイブリッドシステムを構成しています。車体重量の軽量化も図られており、138kgの6.8kWhリチウムイオン・トラクションバッテリーを車体中央下部に搭載していながら、ベーシックモデルの車重は1674kgとなっています。エンジンは直噴化するなど改良を受け563PS(414kW)/10,300rpm。プラグインハイブリッドは廃止したもののフロントに2基モーターを配しています。エンジン出力に余裕がある時や減速時にモーターからフライホイールジェネレーターにエネルギーが蓄えられる運動エネルギー回生システムにより回生エネルギーが最大限フライホイールに蓄えられた場合、モーターは8秒間連続204PS(150kW)出力可能。エンジンとモーターの合計出力は767PS(564kW)です。

走行モードは4つあり、・E-Driveモード - バッテリー電力、リアモーターで走行し航続距離は最大16マイル(26km)である。・ハイブリッドモード - ハイブリッド。・スポーツモード - ハイブリッド。・レースモード - ハイブリッド。パスボタン(push-to-pass)を押すことにより更にモーター出力を高くすることも可能。となっています。さらにパフォーマンスも一級品であり、ハイパフォーマンス仕様のヴァイザッハ・トリムパッケージの加速は、0-100km/hが2.6秒、0-200km/hが7.2秒、そして0-300km/hが19.9秒となっています。また、モーター駆動のみの場合の最高速度は150km/hですが、そこにエンジンを合わせると345km/hを誇ります。

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