人気の高級セダン「クラウン」のハイブリッドが選ばれる理由は?
2015/09/02
labo
広く快適な室内空間と高級感漂うインテリアで人気のアルファード!そのハイブリッドには、利点がどこまで生かされているのでしょうか?アルファード・ハイブリッドのシステムから、ガソリン車との比較まで検証し、アルファード・ハイブリッドの魅力をお伝えしたいと思います。
アルファードのハイブリッドシステムについて見る前に、アルファードそのものについて少し説明をしたいと思います。
アルファード
現在3代目となるアルファードは、「大空間高級サルーン」をコンセプトとして開発された、LLクラスミニバンです。
アルファードの魅力はなんといっても内装の豪華さにあります。高級感溢れる装備はもちろん、室内空間も広々として、くつろげる空間となっています。
助手席側は、最大1m以上も後にスライドさせることが出来、さらに電動で無段階にリクライニングさせる事ができます。これにより、2列目、3列目のみならず、助手席に座った時も、よりくつろぐ事ができるようになっています。
また、走行性能を向上させるために、各種システムも搭載されています。
ナビと連動し、勾配やカーブでは自動でギアを変速する機能や、路面の状況に合わせ、2WD⇔4WDを切り替える機能。更には、ギアを「R」に入れた時には、ドアミラーも自動で角度が調整されます。
そんな高級車「アルファード」には、現在、ハイブリッド車とガソリン車の2種類が存在します。
では、アルファードのハイブリッド仕様は、ガソリン車とはどこが違うのでしょうか?
まず、エンジンが違います。ガソリン車は2AR-FE、ハイブリッド車は2AR-FXEというエンジンを積んでいます。ハイブリッド車のエンジンは、熱効率を向上させたものです。その代わり、ガソリン車より出力が落ちています。その分、ハイブリッド車にはフロントとリヤそれぞれに2つのモーターを搭載して、結果として、大きな出力と静粛性を得ています。
また、ハイブリッド車は、グレードの全てが4WDなのに対して、ガソリン車の場合は、2WDと4WDから選ぶ事が出来るようになっています。
ハイブリッド車といえば、高い静粛性も魅力です。
もちろん、アルファード ハイブリッドにも健在です。
「高速走行中でも問題なく会話が出来る」レベルで、聞こえてくるのは風邪きり音やロードノイズ程度という事です。
リラックスできる大空間を持つアルファードでは、この静粛性も高級さを醸し出す要因になるのではないでしょうか?
ハイブリッド車では、燃費が良いのも魅力の一つです。アルファードの主なグレード別の燃費は、
【HYBRID Gの燃費】18.4km/L(JC08モード)
【HYBRID Xの燃費】18.4km/L(JC08モード)
【ガソリン車「G」の燃費】9.5km/L(JC08モード)
【ガソリン車「X」の燃費】11.6km/L(JC08モード)
となっています。月々のランニングコストが安く済む事がわかります。
乗れば乗っただけ、購入時の価格差も埋められることになります。
例えば、グレード「G」の場合は、1万km走行した場合のガソリン代は、
【HYBRID Gのガソリン代】約7万5000円(ガソリン代を140円で計算)
【グレード「G」のガソリン代】約14万7000円(ガソリン代を140円で計算)
となり、その差は、約7万円になります。
アルファードのハイブリッドシステムには、数々の工夫が凝らされています。
ここでは、アルファードのハイブリッドシステムをご紹介します。
エンジンはアトキンソンサイクルなどにより、熱効率を向上させ、低燃費化を実現しています。
また、リヤのモーターは独立し、悪路では自動的に4WDに切り変わります。
アトキンソンサイクルを採用することにより、エンジンの出力は低下していますが、その分を、フロントとリヤ2つのモーターが補完しています。
これにより、力強い走りを実現しています。
アルファードのハイブリッドに搭載されているインジケーターには、4つのモードを示すエリアが記載されています。
左下から時計方向に、「減速時などで充電しているエリア」「停車等でエンジンが停止しているエリア」「エコドライブをしているエリア」「加速時等力強い走りをしているエリア」となっています。
今、自分がどういった運転をしているのかが一目で分かるようになっています。
シフトレバーには「S」スイッチがあります。ここに入れる事により、マニュアルのような感覚で操作することができます。
まるでマニュアル車を運転しているような楽しみを感じる事ができます。
「ECO」モード、「EV」モードへの切り替えスイッチが搭載されています。
音をまったく出したくない時は、「EV」モードに切り替えて、モーターだけで走行する事も可能です。
数々のシステムが搭載されたアルファードのハイブリッド車。
次は、「ニッサン・エルグランド」と
「ホンダ・オデッセイ」の2車種と比べてみます。
エルグランド
誕生は1997年と、アルファードより歴史の古い、ニッサンが誇る高級車です。
インテリア、エクステリア共に上質を感じさせるものとなっています。価格設定もアルファードと近いものとなっています。
室内空間も、快適性を追求したものとなっています。
気になる燃費の方は、JC08モードで9.0km/L~10.8km/Lとなっています。
まだ、ハイブリッド仕様がない為、アルファード・ハイブリッドの方が、燃費性能において大きく上回っています。
オデッセイ
こちらは更に古く、登場は1994年、現在5代目となっています。
インテリアは、快適さを求めた高級感のあるデザインで、エクステリアは、どちらかというとスタイリッシュなものとなっています。
価格帯も約270万円~370万円と、アルファードよりは低く設定されています。
燃費は、JC08モードで12.8km/L~14.0km/Lとなっています。この14.0km/Lというのはクラストップの数字との事です。
こちらも、ハイブリッド車は、まだラインアップされていません。アルファードのガソリン車では、燃費において勝てませんが、ハイブリッド車では、やはりアルファードの方が低燃費と言えます。
これまで、アルファード・ハイブリッドについてライバルとの比較も含めて色々見てきました。
次は、実際にアルファードに乗った方の声を集めてみたいと思います。
アルファード
内装については、全ての方が満足されているようです。
「2列目以降の快適さを求めるならアルファードしかない。」
「高級感溢れる室内空間。特に本皮シートの質感は最高。」
という声が殆どです。
加速や操作感に不満とはいかないまでも、やや難を感じるハイブリッドですが、
アルファードの場合はというと、
「加速も発進もスムーズで、物足りなさを感じる事はない」
という事です。
中には、「ハイブリッド特有のふわふわした感じも受けない」
という意見もありました。
静穏性についても申し分なく、充電中に気になる時はありますが、音のストレスを感じる事なく走る事が出来るとの事でした。
低燃費、静粛性といったハイブリッドの利点を生かしつつ、6速変速、スムーズな加速といった走行性能をもつアルファード・ハイブリッド!
購入を検討する際には、ぜひ、今回の内容を参考にしてみて下さい!
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