F1技術を取り入れたピュアスポーツ!フェラーリF430をレビュー!
2016/06/13
里ちゅーん
フェラーリテスタロッサは水平対向12気筒エンジンを搭載した、まさにスーパーカーといえるものです。模型やミニカーでもおなじみの車ですが、フェラーリテスタロッサについて、実際どのようなクルマか?知らない人も多いはず。そこで基本的な情報をまとめてみました。
車が好きな人にとって、フェラーリテスタロッサを知らない人は少ないと思います。ざっくりいいますと、テスタロッサとはイタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリが1984年に発表したスポーツカーです。
フェラーリテスタロッサ
フェラーリテスタロッサは1984年から製造が開始されました。
ちなみにみなさんフェラーリテスタロッサの車名の由来をご存知でしょうか?テスタロッサを直訳すると「テスタロッサ=赤い頭」なのです。
フェラーリ250TR(テスタロッサ)
フェラーリが開発した往年のレースカー、250TRのTRとはテスタロッサを意味します。
フェラーリ250TRとはエンジンヘッドが赤いのが特徴でした。その赤いエンジンヘッドは、テスタロッサに受け継がれたのです。
フェラーリテスタロッサのエンジンヘッドカバー
まさに赤い頭=テスタロッサを意味するエンジンヘッドカバー
車名の名が示す通り、フェラーリテスタロッサのエンジンヘッドは赤く塗装されています。
そんなフェラーリテスタロッサですが、やはりスーパーカーですからスペックが気になるところです。まずは基本的なデータからチェックしていきましょう。
フェラーリテスタロッサ
フェラーリテスタロッサの基本スペックです。非常にワイドなボディが特徴。
全長 4,465mm
全幅 1,970mm
全高 1,130mm
ホイールベース 2,550mm
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア
駆動方式 MR
変速機 5速MT
車両重量 1,510kg
フェラーリテスタロッサのエンジンは車名の由来となった赤いカムカバーのほかにも、フェラーリ伝統の12気筒エンジンを搭載しているのが特徴です。
フェラーリテスタロッサ エンジン
F113A型と呼ばれる、フェラーリ180°V型12気筒エンジンをミッドシップに搭載しています。
エンジン F113A型 180度V12DOHC
総排気量 4,943cc
最高出力 380PS/5,750rpm
最大トルク 48.0kgm/4,500rpm
エンジンはバンク角180度のV型12気筒。内径82mm×行程78mmで排気量は4,943cc]、燃料供給はボッシュ製Kジェトロニックと512BBi同様であるが、4バルブ化され吸気効率の向上を狙っている。
テスタロッサのエンジンは厳密には水平対向なのですが、フェラーリはV型12気筒エンジンを搭載するのがアイデンティティーのため、180°V型エンジンとしています。
フェラーリ312T
1970年代のF1グランプリに出場したフェラーリのF1マシン。
とはいえ水平対向12気筒エンジンを搭載したマシンは、F1で黄金期を築いた312Tにも採用されていました。ニキラウダのドライブで数々の栄光を勝ち取っています。
幅が広くて車高が低いフェラーリテスタロッサですが、実はその中身は意外な設計になっていることをご存知でしょうか?
フェラーリテスタロッサのレイアウト
エンジンをミッションの上にレイアウトするフェラーリテスタロッサ
なんとフェラーリテスタロッサはエンジンの下にミッションをレイアウトしています。スポーツカーは重心を低くすることで運動性能を高めることができますが、テスタロッサは大きなエンジンをミッドシップに収めるために、ミッションの上に重いエンジンを搭載しているのです。
フェラーリテスタロッサの走り
キビキビとした運動性能よりも、パワーで加速していく楽しみが強い。
フェラーリテスタロッサは独特のレイアウトのため、重心が高く設計されています。スポーツカーというよりも、どちらかといえばグランツーリスモ的な乗り味の車でした。
いかがでしたでしょうか。
以上、フェラーリテスタロッサについての情報をまとめてみました。
テスタロッサは大きなエンジンを搭載し、かつ美しいスタイリングを追求。
そのため中身の構造はスポーツカーとしてはありえない、
独特なレイアウトを採用した車であることがわかりました。
2シーターの室内空間を確保すべく、
パワーユニットの搭載位置も後ろ側に移動しており、
どちらかといえばRR的な走行フィーリングになります。
テスタロッサのプラモデル
実物の1/24スケールに再現したプラモデル。全国の模型店で購入できます。
価格 2,500円
そんな独特なメカニズムを体験するにはタミヤのプラモデルが最適です。
立体感豊かに再現された室内空間、
さらには2階建てになったミッションとエンジンのメカニズムも再現し、
プラモデルを作りながら、テスタロッサのメカニズムを学習できます。
もちろん、エンジンヘッドはエナメル塗料で赤く塗装することをお忘れなく。
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