ハイブリッド車並みの低燃費、マツダ「SKYACTIV-G」と「SKYACTIV-D」
2016/02/14
とっぱらや
いつもとエンジンの音が違う?異音がする!となった時、何が原因なのか、自分で分かっていたら車が壊れてしまう前に対処出来ますよね。自走できる異音から自走できない異音までエンジンについて徹底的に紹介していきます。車が壊れてしまう前に是非ご一読を!
エンジンの異音の詳細に入る前にエンジンについて見ていきましょう!
ここでは車のエンジンについて載せていきます。
車のエンジン
なかなかエンジン単体で見ることもありませんよね。
車が走るための原動力となるエンジンは、燃料と空気(酸素)をエンジン内部で爆発させて動力にしています。エンジンの種類や形式は非常に多く、それぞれの車に合ったものが搭載されています。エンジンの種類は現在市販されている車では、レシプロ、ディーゼル、ロータリー、ハイブリッドの4種類で、この他にも燃料に電気や水素を使用したエンジンも開発されていますが、まだほとんど販売には至っていないのが実状です。
それでは本題のエンジンの異音について見ていきましょう。
エンジンから異音!?
エンジンの異音と言っても、エンジン内部からなのか他の場所からなのか分かりにくいですよね。ですが、異音の音の種類によってエンジンからなのか違う場所からか判断できる場合があります。そこを詳しく見ていきましょう!
エンジンからの異音
まず、エンジンからの異音ですが、動力源として走行に直結するものなので、金属やゴム、樹脂など様々な素材が使われています。なので、部品同士がぶつかる異音やベルトの滑る音など、エンジンの回転に合わせて異音も大きかったり小さくなったりします。
マフラー周辺からの異音
そして、排気系の異音は、普段より大きな音の場合はマフラーの破損や穴あきによる排気漏れの可能性もあります。エンジンと同様に車を走らせるのに直結しているので、特に注意が必要です。
ドライブトレーンからの異音
その他、ドライブトレーンからの異音は、シャフトやギヤ関連、クラッチ、デフなど動力伝達を担う部分だけに、走行中常に「ゴー」っと低音を中心に鳴り響くことが多く見られます。さらに速度に合わせて音が変化するのも特徴です。
足回りからの異音
そして最後に、足回りからの異音は、路面の段差などに合わせて異音がする場合はサスペンション、またブレーキを踏んだ時に異音がする場合はブレーキ周辺が発生源と考えられます。
続いては、「車からこんな音がする」という音の違いで分かる、車のトラブルを見ていきましょう。
車のトラブル
・「キンキン」「カンカン」という金属音
走行中や加速が鈍ったり、水温計が上昇、油圧警告灯が点滅した場合は、冷却水不足によるオーバーヒートの末期症状になっているかも。もっと高音で「カリカリ」とした音は初期症状です。
こういった場合は、周辺の安全を確認しすぐに車を停車して、エンジンの再始動をせずに救援を依頼しましょう。
・アクセルを踏み込んだ時「ゴロゴロ」と重たい音
走行中や油圧警告灯が点滅した場合、オイル不足によってエンジンの金属部分(コンロッドメタルとクランクシャフト)の摩擦でメタルが溶け出しているかも。
そのまま走行を続けると、エンジンが破損してしまうので、周辺の安全を確認しすぐに車を停車させて、救援を依頼しましょう。
・「ガラガラ」といったとてもカン高い音
走行中やアイドリング時に「ガラガラ」となった場合、エンジンを冷却するのに重要な役目を担っているウォーターポンプのベアリング部分が故障しているかも。
無理をするとオーバーヒートやシャフトが折れる危険性があるので、高速道路など長距離は走らず、至急整備工場に持って行きましょう。
・エンジンが「バスンバスン」音
走行中やアイドリング時、そしてエンジンルームを洗車した後などに「バスンバスン」といった音が出た場合、点火プラグのどれかが点火せず作動していないシリンダーがあるケースや、プラグコードやイグニッション系が濡れていると失火が起こることがあります。
そんな場合は、整備工場で点検してもらいましょう。
・エンジンの回転を上げると「バラバラ」と、こもった感じの音
走行中やアイドリング時に「バラバラ」といった音が鳴った場合、マフラー(消音器)の腐食や破損などによる排ガス漏れが原因かも。
整備工場で点検してもらいましょう。
・エンジン回転数を上げると「キュルキュル」音
走行中やアイドリング時に、「キュルキュル」と鳴った場合、ベルト類の緩みや、滑りなどが原因かも。
早めに整備工場で点検してもらいましょう。
・連続する「ゴー」音
走行中に連続して「ゴー」っと鳴った場合、動力伝達系のトラブルやベアリング類の摩耗、もしくはパワステフルードが不足しているかも。
整備工場で点検してもらいましょう。
・「キーキー」音
ブレーキを踏んだ時「キーキー」音が鳴った場合、ブレーキパッド(ディスク)やブレーキシュー(ドラム)の減りが原因かも。
早めに整備工場で点検してもらいましょう。
・段差を乗り越えた時「ゴグーン」音
走行中や段差を乗り越えた時に「ゴグーン」と鳴った場合、ショックアブソーバー(緩衝装置)の劣化が原因かも。タイヤの空気圧にも注意して。
こんな時も整備工場で点検してもらいましょう。
・EV/HVでキーンといった高い音が大きい
走行中に「キーン」といった音が大きくなってきた場合、モーターや制御関係の不具合が原因かも。
専用測定器を備えた整備工場で点検してもらいましょう。
・HVでモーターとエンジンとの切り替え時にガタガタ音
走行中やアイドリング時の切り替え時にガタガタと音が鳴った場合、エンジンやマウントの劣化や制御系の不具合が原因かも。
専用測定器を備えた整備工場で点検してもらいましょう。
上記のようになり、いつもと違って変だなと思った場合は、ディーラーやカーショップ、そして整備工場などに電話をして指示を仰ぎましょう。
さてここでは、エンジンから異音がして対策までの体験談などを載せておきます。
エンジンの異音から対策まで
「道路で右折待ちをしていた時にいきなりエンスト。再始動不能でそのまま立ち往生してしまいました。原因が分からずでしたが、何回か再始動を繰り返すうちに奇跡的にエンジン
がかかり、そのまま帰りまでの1時間余り、恐怖のドライブでした」
「高速道路を走行中、渋滞にハマったところでエンジン音が変化し、故障かと思ったがそのまま走り続けていたら、いきなり「ポーン」という大きな電子合成音が聞こえ、あっという間に水温計は上限を振り切っているし、ボンネットからは湯気がモクモク立ち上がっていました。すぐオーバーヒートだと思いました。こんなことなら、日頃からエンジンに気を使っていたらこんなことにはならなかったのにと思いました」
近所に買い物に出かけている途中、エンジンから「キュルキュル」と音が聞こえました。少し気になったのでディーラーに行き見てもらったら、ベルトが劣化し硬くなっていると言われました。もし、そのまま走っていたらベルトが切れてしまっていたと言われ、早く気付いてよかったなと思いました」
などと言った声がありました。
車の点検は定期的に!
いかがでしたか?
今回は、エンジンからの異音についてまとめてみました。
エンジンから異音がして、少しでも気になったことがあった場合にはすぐ点検してもらうことで愛車を手放す事にならないと思います。
いつ、エンジンから異音がするか分かりません。定期的に点検をして安心して車に乗れると良いですよね。
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