交通安全協会の費用はいくら？入会は強制？？メリットは？？？

さて、個通安全協会入会のメリット・デメリット等気になるところですが、その前に交通安全協会とはどんな協会なのか、皆さんご存知ですか？まずは交通安全協会についてみていきましょう。

交通安全協会とは、道路交通の安全を目的とする日本の非営利法人です。全国組織として一般財団法人全日本交通安全協会があります。また都道府県単位で公益財団法人、一般財団法人、一般社団法人などの交通安全協会が設置されており、全日本交通安全協会の理事、監事、評議員の大多数を占めています。

また、警察署単位でも交通安全協会がありますが、これらはほとんどが任意団体です。警察署単位の地域交通安全協会はかつてほとんどが都道府県単位の交通安全協会の支部でしたが、現在は任意団体として形式上独立をしています。
職員の多くは、退職警察官であり、多くの都道府県において運転免許証の更新時講習を都道府県警から委託されており、都道府県警から支払われる委託費用が、収入の多くを占めています。

協会の活動内容としては、
・季節単位で開催する交通安全運動
・自動車・自動二輪車の運転免許証更新の伝達・更新事務
・申請書や収入証紙の委託販売業務
・自転車などに貼る反射シールや車輪のスポークに貼る反射材などの交通安全グッズの頒布
・交通安全功労者の表彰及び、国や全国法人への表彰推薦
などを事業として活動しています。

さて早速、交通安全協会の疑問についてみていきましょう。
まずは皆さん気になる、交通安全協会に入会する際の会費はいくらなのか？です。

交通安全協会に入会の際の会費は都道府県ごとに違いますが、どこの都道府県でも年間400円～500円程度の会費のようです。年間の会費を免許更新の際に一括で支払うシステムです。正確には御自身がお住まいの交通安全協会のホームページでご確認ください。

以前は、交通安全協会への入会を断ると罵声を浴びせられる、や入会を断ることが出来ない、など様々なことを言われていましたが、実際交通安全協会の入会を断ることは出来るのでしょうか。

交通安全協会への入会は、あくまでも『任意』です。なので入会を断ることも可能です。

免許更新時に入会の意思の有無を問われるようになったのはごく最近のようです。以前は、必ず加入しなければならないと思っている人が多かったようで、免許センターの窓口の職員も、入会しないという選択肢があることをあえて伝えていなかったとも言われています。
免許の更新と同時に免許センターで入会の手続きが行われるため、一連の流れので入会するのが当たり前と思い込む人が多かったということもあるでしょうね。

さて、交通安全協会に入会してもしなくてもいいとなると、気になるのは入会した際のメリットです。年400円～500円の会費を払うメリットがどのようなものか気になりますね。
交通安全協会に入会すると、以下のようなメリットがあるようです。

なお、交通安全協会は各都道府県にあり、メリット政策は各都道府県の安全協会独自の判断で打ち出しているようです。従って全ての都道府県で下記メリットを受けられるわけではないのでご注意ください。

30日以上の入院を要する事故に遭った場合に1事故あたり3万円の入院見舞金が支払われます。平成20年度以降より各交通安全協会で取り入れられたようです。

利用期間の制限がありますが、チャイルドシートを借りることが可能です。チャイルドシートも一時期しか使用しないものなのでレンタルできると助かりますね。
借りる人が交通安全協会の会員、事前予約、クリーニング代は負担等、地域により様々な条件があるようですが、購入や他レンタルよりも安い場合が多いので、調べてみましょう。

交通安全協会の会員カードを提示すると、飲食店等で割引やレンタカーの割引が受けられます。各都道府県によって様々な協賛店がありますので検索してみてください。

以前は、交通安全協会に入会しないと免許の更新事時期が来たことを通知するためのハガキが来ないと言われていました。
入会のメリットとして、この更新通知ハガキが来ること、と皆思いがちですが、どうやらこの更新通知ハガキは、交通安全協会に入会しなくても届くようです。
入会しなければハガキが来なくて不便と思い交通安全協会に入会していた人には、他のメリット面で、入会の是非を考えてみてください。

さてここまで、交通安全協会と入会した際のメリットについてみてきましたがいかがでしたでしょうか。
更新通知のハガキがこないと困る、との思いで協会に入会していた方も多いのではないでしょうか。
交通安全協会へ入会してのメリットは様々で、あまりメリットの無い方も多いかもしれません。それでも、私達の安全を守ってくれていたり、免許更新の手続きをしてくれていたり、子どもやお年寄りを守ってくれていたり、私達の日々の安全を影で守ってくれています。
メリットが無いから、入会金が必要だからと、安易に入会を断る前に、交通安全協会の活動に目を通してみましょう。