試乗できない幻のスポーツカー!?ホンダS360とはどんな車?
2015/12/15
ゴンタ
2012年にデビューして4年が経過したトヨタ86ですが、依然として人気の高いスポーツカーです。魅力的なクルマだけに、試乗してみたいと思いませんか?そこでトヨタ86を乗った気分になれるよう、試乗レポートをまとめました。FRのドライブフィールはいかに!?
トヨタ86は日本の自動車の世界に久しぶりに登場した本格スポーツカーです。86とはかつてトヨタが製造していたカローラレビン/スプリンタートレノの型式名、AE86から踏襲したもの。2000GTのようなボディライン、トヨタS800以来となる水平対向エンジン搭載のFR車です。このようにトヨタが歴代作りつづけてきたスポーツカーのモチーフを、この86に集約しているのです。
トヨタ86試乗レポート
これまでトヨタが発売した、さまざまなスポーツカーのイメージを86に盛り込んでいます。
スバルBRZ
86と基本的な構成が共通となっているスバルBRZ
トヨタ86は、富士重工との共同開発したことで話題となっています。またトヨタ86の製造自体も、スバルで行われています。スバルBRZは86と基本的な構成はほとんど同じ。フロントグリルまわりのデザインが異なります。
86はトヨタで販売されているクルマですが、展示車や試乗車は専門のディーラーしか扱っていないのをご存知ですか?それがAREA86です。
AE86 試乗
AREA86はトヨタ86の展示車・試乗車を用意している専門ディーラー。
販売についてはトヨタ全販売チャネル(トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店)での取り扱いとなるが、全国の各ディーラー(ただしネッツトヨタ東四国は除く[注釈 2])から選ばれた1店舗のみが「AREA 86」として展示車・試乗車を設置し、専門スタッフを常駐させる。
AREA86に行けば、トヨタ86をいつでも見て触れて、試乗することができます。全国に展開していますので、近くのディーラーでぜひ試乗してみましょう。(もちろん試乗だけなら無料です)
それではさっそくトヨタ86の試乗レポートをお伝えしましょう!まずはエンジンについてです。トヨタ86にはスクエア水平対向4気筒エンジンを搭載。エンジンの下半分は水平対向に長けているスバルが開発したものですが、ヘッドはトヨタが開発。トヨタお得意の直噴技術、D-4Sを採用しています。
トヨタ86試乗レポート①エンジン
86に搭載されるエンジン。試乗でも水平対向ならではのフィーリングが体感できます。
水平対向のメリットといえばピストンが水平にレイアウトされていますので、重心位置を低くできることです。これはスポーツカーにとって非常に有利に働きます。ミッションを含めた全体の重心から考えると、V型エンジンほどではないにしても86は低重心。そのあたりの感覚は試乗でも体感できます。
最高出力 200ps(147kW)/7000rpm
最大トルク 20.9kg・m(205N・m)/6400~6600rpm
種類 水平対向4気筒DOHC
総排気量 1998cc
内径×行程 86.0mm×86.0mm
圧縮比 12.5
過給機 なし
燃料供給装置 筒内直接+ポート燃料噴射装置(D-4S)
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
足回りの完成度はスポーツカーのハンドリングに大きな影響をもたらします。86はフロントに乗用車の多くに採用されているストラット式サスを採用していますが、リヤサスにはF1マシンなどと同じダブルウイッュボーン方式を採用しています。
トヨタ86試乗レポート・サスペンション
試乗でもリヤを中心にノーズが沈んでロールしていく変化がわかります。
高級スポーツカーにも使われているようなダブルウィッシュボーン式サスペンション。構造が複雑ですが、試乗でもその良さが体感できたらクルマ通です。
スポーツカーの魅力はなんといっても視点の低さです。トヨタ86は試乗すればわかりますが、ハイト系の車に乗り慣れた人にとっては、あまりの低さに驚くかと思います。スポーツドライビングを存分に満喫するには、最高の運転席です。
トヨタ86試乗レポート 着座位置
試乗でシートに座り込んだ時に、コクピットの狭所感、着座位置の低さに興奮を覚えることでしょう。
トヨタ86 試乗
シートに座ったまま、ドアを開けると手で地面に触れることができます。
86は重心高が460mmとかなり低い。これは名だたる欧州スポーツカーと比較しても20mm前後低重心な値なのだ。しかも、最低地上高は他のトヨタ車と変わらない130mmをキープしている。欧州スポーツカーの最低地上高は90mm前後。
重心位置が低いのにもかかわらず、十分な車高を確保。日本の道路事情にマッチしています。
トヨタ86にはスタビリティーコントロールという走行性能を高める安全装置が付いていますが、そのスイッチをオフにすることで、ドリフト走行も可能です。またさまざまなドライブモードを用意しており、気分に応じて切り替えができます。
トヨタ 86試乗
アクセルコントロールでリヤスライドも自由自在
開発者も「誰でもドリフトが楽しめる」と語っている86ですが、アクセルの踏み加減だけで、ドリフト気味にリヤタイヤが滑りだします。このあたりのコントロールもスポーツカーらしい魅力です。
いかがでしたでしょうか?以上、トヨタ86の試乗レポートをまとめてみました。スバルとの共同開発で誕生した本格的なFRスポーツカーでしたが、随所にドライブする楽しさを盛り込んだ車であることが理解できます。
トヨタ86商品紹介の動画
トヨタとスバルの共同開発によるFRスポーツカー、トヨタ86。2社それぞれの技術を結集した水平対向エンジン、操作性と機能性にこだわったコクピットなど、インテリアやエクステリアを徹底解説。
この記事を読んで、試乗した気分になれたでしょうか?
もし満足いただけなかったら、お近くのAREA86に足を運んで、
実際にトヨタ86をご自身で試乗してみてください。
本格FRスポーツカーの神髄を体感できること間違いなしです!
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