若い年齢層にも人気のクラウンアスリートは、中古でも人気車種です。
2016/08/30
なみけん
半世紀以上に渡って国産車の頂点を極め、正統派高級セダンの地位を長く担ってきたクラウン。その中でも走りの追求と燃費の両立を備えた、クラウン ハイブリッド アスリートの新車価格をグレード別に、さらにライバル車の新車価格と比較してみたいと思います。
さてクラウン ハイブリッド アスリートとは一体どんな車なんでしょうか。新車価格を取り上げる前に、クラウン ハイブリッド アスリートについて簡単に紹介しましょう。
クラウンのラインアップは「ロイヤルシリーズ」と「アスリートシリーズ」があり、それぞれにハイブリッドが設定される形になっています。エンジンは排気量を3.5Lから2.5Lにダウンサイジングし、新開発の直列4気筒とモーターを組み合わせた「FR専用ハイブリッドシステム」として、2013年に発売されたのが現行のクラウン ハイブリッドシリーズです。今回はクラウン ハイブリッド アスリートの新車価格を中心に取り上げたいと思います。
■ハイブリッドシステム(2.5L 2AR-FSEエンジン+モーター)
最高出力 220馬力
新世代直噴技術D-4Sを搭載した直列4気筒エンジン+モーターのハイブリッドシステムで、V6 3.0L車に匹敵する力強い加速性能を発揮するパワーユニットです。
高級セダンの燃費としてはすばらしい数値ではないでしょうか。
メーカー希望小売価格(税込)
■2WD 5,590,963円
■4WD 5,806,963円
メーカー希望小売価格(税込)
■2WD 4,824,000円
■4WD 5,040,000円
メーカー希望小売価格(税込)
■2WD 4,217,143円
■4WD 4,433,143円
続いてクラウン ハイブリッド アスリートの評価はどのようなものでしょう。
新車価格以外にも乗り心地や走行性能などの評価も気になるところです。その辺りも検証してみましょう。
クラウン ハイブリッド アスリートの実際の動力性能は十分に高い。ハイブリッドの特質である低中速域での加速力は十分で、大型サルーンらしい走りを楽しめるだけの性能は持ち合わせているように思われた。
新しいサスペンションアームとAVSのサスペンションシステムによって、乗り心地もまずまず快適なものになっていた。ロイヤル系とは異なって引き締まった感じの足回りながら、乗り心地をスポイルしていないのが良い。これはガソリン車とも共通するもので、明確な進化が見てとれる。
ハイブリッドのアスリートGの新車価格は559万円で、2.5アスリートGに比べると55万円高の設定だ。アスリートS同士の新車価格比較だと54万円高の設定である。この差を燃費で取り戻すのは難しいが、エコカー減税の有無に加え走りの違いなども含めて考えたら、納得できる範囲に収まっている。
以上のように乗り心地や新車価格についての評価が聞けましたが、いかかでしたか。
それではクラウン ハイブリッド アスリートと競合するライバル車と新車価格を比較してみましょう。ライバル車としては日産 フーガ ハイブリッドとホンダ レジェンド ハイブリッドを対象にしてみます。
メーカー希望小売価格(税込)
■584~687万円
メーカー希望小売価格(税込)
■680万円
フーガとレジェンドは3.5L ハイブリッドで、クラウン ハイブリッド アスリートは2.5Lなので、これで新車価格を比較するのは酷かと思いましたが、やはり伝統的にライバルであり続けた両車ですから、あえて新車価格の比較に取り上げてみました。両車ともに新車価格は高めの設定ですね・・・。
最後にクラウン ハイブリッド アスリートを実際に購入、もしくは購入を検討した人の声を聞いてみたいと思います。憧れのセダンだったクラウンを購入した方々の評価はどうだったのでしょうか。
【エンジン性能】
必要にして十分なパワーとトルクです
スポーツ走行でもしない限りパワー不足は感じません
ただしエンジン音自体は静かですが以前のV6とはエンジン音が全く違います
自分は割り切って発動機だと思っています
【乗り心地】
優等生。運転の楽しさがまったく感じないが、同乗者なら気持ち良く乗れると思う。後部座席はちょっと低い感じがします。その分頭上の空間が広がって圧迫感を感じない。
以上、高級セダンの地位を不動のものにしてきたクラウン ハイブリッド アスリートの新車価格について検証してみました。
クラウン ハイブリッド アスリートには代々引き継がれてきた伝統というか重みを感じます。皆さんはどのように感じられましたか。
これからクラウン ハイブリッド アスリートを購入しようと考えている方の参考になれば幸いです。
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