驚異の燃費40.8km/L！モデルチェンジしたプリウスの全貌に迫る！

ハイブリッドカーとして大人気のトヨタ　プリウスが2015年12月にフルモデルチェンジしてお目見えしました！
今回は気になる新型プリウスの全貌に迫ります！

プリウスは2009年5月18日に先代である3代目が販売開始となりました。今回のモデルチェンジは3代目からのフルモデルチェンジで、エクステリアが大幅に改良されました。約6年ぶりとなる今回のモデルチェンジ。驚きの低燃費を実現し、室内空間、バッテリー、軽量化、操作性の向上など数多くの機能が見直され登場しました。そこで、プリウスのモデルチェンジの特徴について解説します！

今回のモデルチェンジによって、ハイブリッドカーのパイオニア的存在、プリウスのエンジンスペックはどのようになったのでしょうか？
気になるエンジンのスペックを見ていきましょう！

モデルチェンジされたプリウスに搭載されるのは2ZR-FXEという型式のエンジンです。総排気量1797ccのレギュラーガソリン仕様で最大出力は72kW（98PS）/5200r.p.m、最大トルク142N・m（14.5kgf・m）/3600r.p.mを発生することができます。燃料供給装置にはEFI（電子燃料噴射装置）を使用しており、エンジンに供給する燃料をコンピュータで制御します。

搭載されているエンジンは3代目と同じですが、最大熱効率40％を実現するなど改良が施されています。

また、今回のモデルチェンジによって、プリウス史上初となる4WD車が設定されました。E-Four（電気式4輪駆動方式）を採用した車両となります。

さて、ハイブリッドカーと言えば燃費！
ということで今回のモデルチェンジの目玉である新型プリウスの燃費について見ていきましょう。

今回は、プリウスのモデルチェンジ後の「カタログ燃費」について調べてみました。
グレード毎に掲載します。

・Aプレミアム“ツーリングセレクション”（2WD）
・Aプレミアム（2WD）
・A“ツーリングセレクション”（2WD）
・A（2WD）
・S“ツーリングセレクション”（2WD）
・S（2WD）
はいずれも37.2km/L

・Aプレミアム“ツーリングセレクション”（E-Four）
・Aプレミアム（E-Four）
・A“ツーリングセレクション”（E-Four）
・A（E-Four）
・S“ツーリングセレクション”（E-Four）
・S（E-Four）
はいずれも34.0km/L

そして・・・
・E（2WD）はなんと！
40.8km/L
の低燃費を実現しました！
これは、プラグインハイブリッド車を除くガソリン乗用車世界トップクラスの低燃費です！

今回のモデルチェンジによって、世界トップクラスの低燃費を実現したプリウスですが、その秘密はどこにあるのでしょうか？
簡単にまとめてみました！

3代目プリウスに搭載した高熱効率エンジンにさらに磨きをかけ、最大熱効率40％を実現しました。

高回転モーターや高出力のハイブリッドバッテリーの採用をはじめ、システムの小型軽量化やエネルギー損失低減を実現するさまざまな技術によって、低燃費化を実現しました。

ボディパーツの細部や床下のデザインに至るまで空力性能を追求し、CD値（空気抵抗係数）：0.24という、世界トップクラスの空力性能を実現しました。

上級グレードでリチウムイオンバッテリーを採用することにより、従来型よりもさらに低燃費を実現しました。

モデルチェンジが行われると気になってくるのが価格ですよね！
それでは、グレード別に車両本体価格を見ていきましょう。

・Aプレミアム“ツーリングセレクション”（2WD）　￥3,199,745
・Aプレミアム“ツーリングセレクション”（E-Four）　￥3,394,145
・Aプレミアム“ツーリングセレクション”（2WD）（北海道地区）　￥3,218,105
・Aプレミアム“ツーリングセレクション”（E-Four）（北海道地区）　￥3,412,505

・Aプレミアム（2WD）　￥3,107,455
・Aプレミアム（E-Four）　￥3,301,855
・Aプレミアム（2WD）（北海道地区）　￥3,125,815
・Aプレミアム（E-Four）（北海道地区）　￥3,320,215

・A“ツーリングセレクション”（2WD）　￥2,926,800
・A“ツーリングセレクション”（E-Four）　￥3,121,200
・A“ツーリングセレクション”（2WD）（北海道地区）　￥2,945,160
・A“ツーリングセレクション”（E-Four）（北海道地区）　￥3,139,560

・A（2WD）　￥2,777,563
・A（E-Four）　￥2,971,963
・A（2WD）（北海道地区）　￥2,795,923
・A（E-Four）（北海道地区）　￥2,990,323

・S“ツーリングセレクション”（2WD）　￥2,628,327
・S“ツーリングセレクション”（E-Four）　￥2,822,727
・S“ツーリングセレクション”（2WD）（北海道地区）　￥2,652,087
・S“ツーリングセレクション”（E-Four）（北海道地区）　￥2,846,487

・S（2WD）　￥2,479,091
・S（E-Four）　￥2,673,491
・S（2WD）（北海道地区）　￥2,502,851
・S（E-Four）（北海道地区）　￥2,697,251

・E（2WD）　￥2,429,018
・E（2WD）（北海道地区）　￥2,452,778

さて、フルモデルチェンジを果たしたプリウスですが、試乗した方・実際に購入された方の評価、気になりませんか？
ここではそんな気になる評価について見ていきたいと思います。

まずは走行性能についての評価です。
「ハンドルはとてもリニアに反応するようになり、アクセルの反応も早く、急な車線変更や、急加速、追い越しなど、いざという時の動作は、30系よりかなり良くなりました。」
と言った声があった一方で、
「直進安定性には不安があります。特に高速走行では、しょっちゅうハンドルの微調整が必要であり、とても疲れます。」
という声も見られました。

気になる価格についての評価は・・・
「このなんでも付いてる装備内容と革や内装の質感と走りなら、私にとっては割高感はなくむしろ値段相応の良い内容で、コストパフォーマンスに優れていると思います。」
と言った声が合った反面、
「軽でも200万超える時代。普通でしょう。ただ、プリウスレベルのクルマなのにAプレミアム以上は高すぎる。もっと上のランクの車種を選んだほうがいい。」
と言った声も見られました。

最後に、モデルチェンジされたプリウスの総合評価はどのようになっているか、生の声を掲載しておきます。

「信頼性、走行性能、乗り心地、運転の楽しさ、燃費性能、使い勝手、コスパ、安全性など全ての点で、一旦所有者になればその出来のよさを肌で感じることが出来るいい車だと思います。」
「走りを楽しむ車ではないですが、違う楽しみ方が出来る車でした。 走り以外に楽しみを見いだせる方には おすすめです。」

ここまで、モデルチェンジ後のプリウスの評価について見てきましたが、やはり長所もあれば短所もあるようですね。
ハイブリッドカーの特性をよく理解した上で購入の検討に入った方が良いと思います。

以上、モデルチェンジしたプリウスについてのまとめでした！
6年ぶりとなる今回のモデルチェンジでは、エクステリアだけではなく、私たちの目には見えない細部まで技術者の工夫が施されていることがお分かりいただけたのではないでしょうか？
購入を検討の際に少しでもお役に立てたら光栄です。