赤色灯だけじゃない！パトライトの回転灯の色に意味はあるの？

パトカーなどに付いている回転灯のことをパトライト、パトランプと呼ぶ人もいるのではないでしょうか。そもそもパトライトって何なのでしょうか？

『パトライト』とは、そもそも緊急車両などに付いている回転灯を作っている会社なんです。大阪にある電気機器を製造する会社です。そして、このパトライト社が作った回転灯は『パトライト』と呼ばれ商標登録されています。

何と、日本のパトカーや救急車などに於いて、およそ90％の赤色回転灯がパトライト社のものなんだとか！このパトライトの回転灯、実は赤色灯だけではないんです！

それでは、パトライトの回転灯にはどんな色があるのでしょうか？ここでは、自動車に使われるパトライトの回転灯をご紹介したいと思います！

緊急車両に設置されている赤いパトライトの回転灯は、目にする機会が一番多いかもしれません。このパトライトは、パトカーなどの警察車両や救急車、消防車の他、輸血運搬車などにも使用されています。

パトライトの青色回転灯。あまり見かけることは無いかも知れませんね。これは防犯パトロール用の車両に使われます。このパトライトは、防犯用ならば誰でも使用して良いと言う訳ではないので注意しましょう。

高速道路で良く見かける道路公団などの車両には、黄色のパトライトが設置されています。この黄色のパトライトは、国土交通省やNEXCOなど、道路の維持管理に使われる車両に搭載されます。

こちらもあまり見る機会の無い、緑のパトライトの回転灯です。これは道路運送車両につかわれます。写真の車は、電車の車両を運ぶ大型トレーラーの誘導車です。この後に続いて来た大型トレーラーにも緑の回転灯が設置されていたそうです。

パトライトの中で、唯一走行中の車で点灯させてはいないのが、この紫の回転灯です。この回転灯は、公道で使用する時には停止表示灯としての意味があります。やむを得ず停車する時に、他の車に知らせる役割があります。

車両に使用する時には、色ごとに意味のあるパトライトの回転灯。車両で使用する以外にも、用途があります。

この写真の様に、工事現場の入り口などでは黄色のパトライトを良く見かけますね。車両以外で使用する時には、色によって使用の規定はありません。お店の看板などでも、アイキャッチとして使用されています。

インターネットなどでも購入可能なパトライトの回転灯。それでは、パトライトの回転灯は誰でも使えるのでしょうか？

簡単に手に入るパトライトの回転灯ですが、実は個人的な使用は、紫のパトライトを除き、原則として認められていません。上記でご紹介したように、車両でのパトライトの使用は、色ごとに規定があります。
例えば、防犯目的の青いパトライトでも、誰でも使えるわけではありません。

この様に、自主防犯が目的であったとしても、使用許可申請が必要です。

パトライトの回転灯についてご紹介してきましたが、いかがでしたか？緊急車両のパトライトや、NEXCOなどの黄色いパトライトは、見かける機会も多いですよね！しかし、それ以外の色のパトライトにも使用規定がありましたね。
パトライトを搭載した車両を見かけたら、どんな役割なのかにも注目してみると面白いかもしれませんね！