商用車バンの人気車種「ADバン」!!試乗した人の評価の声は?
2015/10/20
ひできんぐ
配達や営業等の商用で使うものというイメージが強い軽バン。そんな軽バンをクールでカッコイイものにしてしまうカスタマイズが「リフトアップ」です。何らかの事情で軽バンしか持てない人や軽バンに興味がある人向けに、軽バンのリフトアップについて色々調べてみました!
軽バンとはそもそもどういうクルマでしょうか?
画像は軽バンのスズキエブリィをリフトアップしたもの。
リフトアップすることで、ベースが商用車とは思えませんね。
軽バンとは、軽自動車規格の商用バンのこと。
製造している自動車メーカーは、スズキ、ダイハツ、ホンダの3社のみです。
日産やマツダ等の他自動車メーカーでも販売していますが、スズキとダイハツからOEM供給を受けています。
スズキとダイハツは、キャブオーバーと呼ばれる座席の下にエンジンがあるレイアウトで、ホンダは後輪前方にエンジンがあるミッドシップレイアウトです。
画像はホンダアクティバン。
商用バンなのに、ホンダS660と同じミッドシップレイアウトを採用。
リフトアップとはどういう改造なのでしょうか?
画像は軽バンのリフトアップですが、オフロードの走破性を高めることを目的にしているようですね。
リフトアップとは、車高(最低地上高)を上げるクルマの改造手法のことをいいます。
元々はオフロードの走破性を高めることを目的にしたものでしたが、軽バンのリフトアップに関してはカッコ良さや威圧感といったドレスアップを目的にしたものが多いようです。
画像は、あきらかにドレスアップを目的にした軽バンのリフトアップです。
軽バンをリフトアップするには、次の3つの方法があります。
・純正スプリングをリフトアップスプリングに交換する方法
・車体とサスペンションの間にスペーサーを入れる方法
・車体とフレーム、サスペンションの両方にスペーサーを入れる方法(ボディリフト)
・タイヤをインチアップする方法
では、それぞれについて説明します。
画像はリフトアップスプリング。
軽バンをリフトアップするために、純正スプリングと交換する。
軽バンの純正スプリングをリフトアップスプリングというものに交換する方法です。
この方法で行うと、最低地上高が上がることによりリフトアップします。
これが一番安全で、軽バンに負荷が少ない方法です。
画像はストラットスペーサー。
これも軽バンをリフトアップさせるための方法の一つで、ボディと純正スプリング(サスペンション)の間にスペーサーを入れる。
軽バンの純正スプリングはそのままで、車体と純正スプリングの間にスペーサーを入れます。
この方法も最低地上高が上がり、リフトアップします。
ただし、この方法だとサスペンションが伸び切ったときに、ドライブシャフトに過度な負荷が掛かり、ドライブシャフトの寿命を縮めたり破損する可能性があります。
この方法は、前述の車体と純正スプリングの間にスペーサーを入れるのに加え、車体とフレームの間にもスペーサーを入れます。
これにより車体全体がリフトアップします。(ボディリフトといいます。)
この方法だと最低地上高はそのままとなります。
最低地上高を上げるには、タイヤのインチアップが必要になります。
また、ボディリフトをした場合、スプリングが純正のままだと走行中のロールやふらつきが大きくなります。
画像は、軽バンのタイヤをインチアップしたもの。
単にタイヤの径を大きくしただけでは、リフトアップしたとは言えないと思います。
前述の3つのリフトアップ方法の何れかとタイヤのインチアップを組み合わせることで、さらにリフトアップすることができます。
タイヤのインチアップにより、軽バンリフトアップのドレスアップ効果が高くなります。
ただし過度なインチアップは、ブレーキ性能低下やエンジンや駆動系に大きな負荷が掛かるため、注意が必要です。
軽バンをリフトアップすると車検は通るのでしょうか?
画像の軽バンリフトアップは、車検が通るのでしょうか?
軽バンをリフトアップした場合、基本は車検証に記載されている高さから4cm以内なら車検が通ります。
ただし、道路運送車両の保安基準に適合していない場合は、4cm以内であっても車検は通りません。
4cm以上のリフトアップをしたい場合は、構造変更申請が必要となります。
構造変更申請は陸運局で行いますが、審査はなかなか厳しいようです。
以上軽バンのリフトアップのあれこれについて調べてみました!
軽バンのリフトアップに興味がある方や、これから軽バンリフトアップを検討している方は、是非参考にしてみてください。
画像はスズキエブリィ。
まさにドレスアップのためのリフトアップでカッコイイ!
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