商用車バンの人気車種「ADバン」!!試乗した人の評価の声は?
2015/10/20
ひできんぐ
誰もが知ってる、トヨタ・ハイエースのバン。街中をちょっと見ればすぐに、悠然と走っている姿を見ますね。たくさんの人が乗っているようですが、トヨタ・ハイエースバンにはどのような魅力があるのでしょうか?トヨタ・ハイエースバンの魅力の中身を明らかにします!
ハイエース、といえばトヨタのワゴン・バンとして親しまれている人気種ですね。この車を見かけない日はない、というくらいに、広く利用されています。まずはじめに、そんなトヨタ・ハイエースバンについて簡単に、ご紹介しておきたいと思います。
トヨタハイエースは、トヨタ自動車が生産・販売している、乗用車(ミニバン)です。歴史もあり初代は1967年発売。以後、耐久性、エンジンパワー、積載性の高さなどが人気を呼び、今や世界中で親しまれている「働く車」、それがトヨタハイエースです。そしてハイエースバンはハイエースの商用車タイプです。
ハイエースバンはその性能から、宅配業を始めとする貨物車、社用車として広く用いられ、送迎バス・ジャンボタクシー・路線バス・コミュニティバスといった乗用車や、さらには救急車などの特殊用途車などとしても利用されています。
トヨタ・ハイメディック
ハイエースがベース車両となった救急車。キャブオーバースタイル。
価格は10,500,000~10,794,000円
バンタイプでも、個人で広く利用されていて、趣味のためにたくさんの荷物を載せる必要がある人などからは、なくてはならない車となっているようです。キャンピングカーのベース車としても重宝されていて、中古車店の中には「ハイエースの専門店」も存在するほどの人気ぶりです。
上記では、ハイエースバンは「ミニバン」ということでしたが、ところで「ミニバン」とはどういう車なのか、みなさん知っていますか?ハイエースにもある「バン」「ミニバン」「ワゴン」ってどういうくくりなのでしょうか?それぞれの特徴をご説明します。
ハイエースバン
バンとは主に「貨物を運搬する」、「屋根付きの自動車」のことです。各国で「バン」の意味も違いますが、どの国も「箱形の自動車(1BOXカー)」ということはほとんど共通しています。
日本ではバンは「荷物を載せるための車」=貨物車です」。ナンバープレートは1ナンバーで中型・大型貨物(ハイエースの場合は中型貨物)、4ナンバーは小型貨物というようになっています。
ワゴン(=ステーションワゴン)とはセダンのルーフ後方を延ばして、より大きな荷室を確保した車のこと、そして人を乗せる車=乗用車です。乗員スペースと荷室は同室となっています。
外観は車高が低く、2BOXタイプの車です。
ミニバンは2BOXもしくは1.5BOXの、3列シートを持つ乗用車です。外観は車高が高くなっているのが特徴で、乗員定数も7~8人が一般的です。
これにより日本では、「ミニ」バンと呼ばれていますが、車体が小さいわけではありません。また「バン」というのも貨物車の意味ではないとのこと。ファミリー向けの車種として人気です。
バン、ワゴン、ミニバンの違いはこのようになっています。ハイエースにも10人乗りのワゴンタイプが設定されています。ハイエースバンはボディタイプはミニバンですが、目的として乗用車ではなく商用車という設定です。
ではさっそく、ハイエースバンの魅力・特徴について見ていきましょう!ハイエースバンはトヨタの人気種!どのようの点が、購入者を惹きつけているのでしょうか?
ハイエースバン
1KD-FTV
ハイエースに搭載されるディーゼルエンジンは、平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合したクリーンディーゼルエンジン「1KD-FTV-3000cc」。燃料を圧縮、微粒化して燃焼効率をアップする「コモンレール式燃料噴射システム」、モーターで可変ノズルを開閉し、吸気の流速や圧力の調整、エンジン回転数や負荷に対して最適な圧力のバランスに制御する「可変ノズル式ターボチャージャー」、また高性能触媒DPRが排出ガス中のPM(煤)を捕集・クリーニングするシステムなど、トヨタの低公害技術が結集したクリーンディーゼルエンジンとなっています。
また、ガソリンエンジンのほうは「2.0L DOHC Dual VVT-iガソリンエンジン」もしくは「2.7L DOHC Dual VVT-iガソリンエンジン」を搭載。Dual VVT-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)を採用し、高出力と低燃費を両立したガソリンエンジンとなっています。
ハイエースバン-室内空間-
ハイエースバンの魅力はなんといってもその広い荷室・高い積載性です。それだけでなく
ドアハンドルを軽く引くだけで自動開閉するパワースライドドア「デュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)」や半ドア状態からでも確実に閉めることができる「イージークローザー」など使う人の負担を軽減する装備も充実させています。
ウォークスルー
運転席側のドアを開けられない場合などに、助手席側のドアから乗り降りすることができるようにウォークスルーを実現。
オールフラット
身体を伸ばして、休憩したいときはこれで。
折りたたみリヤシート[3/6/9人乗り]
座席からラゲージルームに早変わりします。
ハイエースバンには、人が積み降ろししやすい高さや広さの実現や、安全に作業を行うための装備等、さまざまな工夫が施されています。
ハイエースバンは安全性能においても、優れた機能が搭載されています。またその強固なボディはハイエースバンの魅力のひとつでもあります。
バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー
バックカメラの映像がミラーに映ります。車両後退時に、インナーミラー内のディスプレイにバックカメラからの車両後方映像と駐車時の目安となる固定ガイド線を表示されます。【全車メーカーオプション】
強固なボディ構造
ロアメンバー、アッパーメンバー、ドアビームなどを採用。衝突時には、衝撃荷重を効果的に分散・吸収して、キャビンの変形を最小限に抑える強固なボディ構造です。
歩行者傷害軽減ボディ
万が一、対人事故が起きた場合に、歩行者の頭部などに加わる衝撃を緩和するボディ構造。
では次に、ハイエースバンのライバル車も見ていきましょう!ライバル車の燃費・価格はどのようになっているのでしょうか?
ハイエースバンのライバルと言ったらこの車、日産・キャラバンです。ハイエースとキャラバンは長年のライバル同士で、比較するのはこの車しかない、と言えるほどです。
ではさっそくハイエースバンと日産キャラバンの燃費、価格を比較していきましょう!
ハイエースバンはグレード・タイプがとても多く分かれているので、主なグレードのみ載せておきます。
ハイエース ルートバン 3人乗り
【ガソリン車】
「DX ロングルートバン (3人乗り) (4ドア MT)」 10.4 km/L 195万円
「DX ロング (3人乗り) (5ドア MT)」 10.4 km/L 200万円
「DX ロング (3/6人乗り) (5ドア MT)」 11.0 km/L 210万円
「DX ロング ジャストロー (3/6人乗り) (5ドア MT)」 10.2㎞/L 213万円
「DX GLパッケージ ロング (3/6/9人乗り) (4ドア MT)」 10.2 km/L 224万円
「DX GLパッケージ ロング (3/6/9人乗り) (4ドア)」 9.2 km/L 233万円
【ディーゼルエンジン車】
「DX ロングルートバン (3人乗り) (4ドア MT) 」 14.0 km/L 257万円
「DX ロング (3人乗り) (5ドア MT) 」 14.0 km/L 262万円
「DX ロング (3/6人乗り) (5ドア MT) 」 14.0 km/L 268万円
「DX ロング ジャストロー (3/6人乗り) (5ドア AT) 」 11.2 km/L 284万円
「DX ロング (3/6/9人乗り) (4ドア MT) 4WD」 13.0km/L 306万円
「DX GLパッケージ ロング ハイルーフ (3/6人乗り) (4ドア) 4WD」 10.4 km/L 322万円
日産NV350キャラバンもハイエースバンと同様に、主なグレードのみ載せておきます。
NV350キャラバン
【ガソリン車】
「DX ロングボディ (MT) (4ドア) (3人乗り)」 10.4 km/L 194万円
「DX ロングボディ (MT) (5ドア) (3人乗り)」 10.4 km/L 198万円
「DX ロングボディ 平床 (MT) (5ドア) (3/6人乗り)」 10.2km/L 210万円
「DX ロングボディ 低床 (MT) (5ドア) (3/6人乗り) 」10.4 km/L 204万円
「DX スーパーロングボディ 平床 (5ドア) (3/6人乗り)」 8.7km/L 244万円
「DX スーパーロングボディ (4ドア) (3/6/9人乗り)」 9.1 km/L 245万円
【ディーゼルエンジン車】
「DX ロングボディ (4ドア) (3/6人乗り) 」 12.2 km/L 270万円
「DX ロングボディ 平床 (MT) (5ドア) (3/6人乗り) 」 13.0km/L 271万円
「DX ロングボディ 低床 (5ドア) (3/6人乗り) (AT)」 12.2 km/L 273万円
「DX ロングボディ 平床 (5ドア) (3/6人乗り) (AT)」 12.0 km/L 280万円
「DX スーパーロングボディ 4WD (4ドア) (3/6人乗り) 」 11.4km/L 316万円
「DX スーパーロングボディ 4WD (3/6/9人乗り) 」 11.4km/L 326万円
ハイエースバン、日産NV350キャラバンともにガソリン車、ディーゼルエンジン車が設定されています。またどちらも、MT・AT、4ドア・5ドア、3人乗り~9人乗り、2WD・4WDと、商用車として、いろいろな場合に対応できるように、細かく設定されているようです。
燃費についてはディーゼル車も含めて、日産NV350キャラバンが8.7~13.0 ハイエースバンが8.3~14.0ぐらいとあまり大きな差はないようです。価格については日産NV350キャラバンが194~395万円、ハイエースバンが195~382万円。こちらも同じような価格帯となっています。
長年のライバル車同士、というせいか燃費・価格と言う点ではこの2台は大変似通っているようです。
ハイエースバンには、エンジン、積載性、強固なボディなど魅力がたくさんあることがわかりましたが、それでは購入者は実際に使用してみてどのように感じているのでしょうか?
ハイエースバンについて、購入者の実際の評価を見てみましょう!
ハイエースバン:室内
・「他のミニバンにはない、圧倒的な広さ。趣味等で車中泊する方にとっては最高の相棒になるでしょう。」
・「ラゲッジスペースが広い」
・「燃料費が軽油で安い、大きい荷物でもそのままつめる、ベッドキットで快適に寝る事ができる、アフターパーツが多く変える楽しみがある」
・「パーツが豊富な分、価格も安くカスタムが楽しめます。・・車体の割りには運転もし安いです。」
ハイエースバンの良い点として、このような声が挙がっていました。やはり、その高い積載性をみなさん高く評価していました。ディーゼルエンジンが「パワフル」「軽油で安くできる」などディーゼルエンジンを良い評価も。またカスタムパーツが豊富なので、カスタムして楽しんでいる方も多くいるようでした。
「燃費が悪い…」
「乗り心地が乗用車よりも悪い、走りを楽しむより移動の足。」
「ディーゼルエンジンなので音がうるさい」
「ナビなど着けるとなんやかんやスーパーGLの4駆で諸費用コミコミ350万近く・・・高すぎる。」
ハイエースバンの悪い点としてこのように評価されていました。特に燃費の悪さ、音のうるささなどの指摘は多く見られました。ディーゼルエンジンを選ぶ場合は、この点を考慮したほうが良いと思います。
やはりハイエース「バン」なので、乗り心地等はあまりよくないようです。しかしほとんどの人は、仕事、バイク、車中泊、その他アウトドア系の趣味などに利用する等の目的があって購入されているようなので、その点がクリアできていることで皆さん満足されているようでした。
ハイエースバン
いかがでしたでしょうか?ハイエースバンの魅力、ライバル車との比較、購入者の評価等を見てきました。
やはりハイエースバンの、荷室の広さは大きな魅力ポイントだとわかりました!特にアウトドアの趣味を持つと、たくさんの荷物を載せる必要がありますから、ハイエースバンは有能な相棒になります。
もっと趣味を楽しみたい人、仕事の作業を安全で楽にしたい人などにはハイエースバンをおススメします!
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