ポルシェの美しきスポーツクーペ ポルシェ ケイマンをレビュー
2016/02/17
里ちゅーん
ポルシェといえば高級スポーツカーメーカーとして世界でも広く知られています。車に詳しくないという方でも名前を聞いたことがあるでしょう。ではポルシェのエンブレムについてはどこまでご存知ですか?知ってるようで知らないポルシェのエンブレムについてお教えします!
ポルシェのエンブレムについて詳しく見ていく前にまずはポルシェについてご紹介いたします。
ポルシェ エンブレム
ドイツの自動車メーカーであるポルシェ、正式な社名は Dr. Ing. h.c. F. Porsche AGで、日本語に直訳すると、 「フェルディナント ・ポルシェ名誉工学博士株式会社」となります。
本社はドイツ南西部のシュトゥットガルトにあり、高級スポーツカーとレーシングカーを専門に開発・製造しています。
ポルシェ エンブレム
いまや高級スポーツカーの代名詞とも言えるポルシェですが、実はデザイン事務所として設立されました。(設立年については1930年、1931年と諸説あります。)
1948年にフェリー・ポルシェにより356.001が製造・販売され自動車メーカーとなりましたが、その後も設計・エンジニアリングの仕事は続けられており、メルセデス・ベンツ・500Eの設計と生産、メルセデスベンツ・C11の最終セッティング、ボルボ・960やアウディ・RS2アバントのエンジンチューンなどを行なったことが広く知られています。
日本でポルシェの輸入・販売が始まったのは1952年。
1997年までは三和自動車が輸入総代理店として輸入・販売を行なっていました。
ポルシェ エンブレム
その後、1995年に設立された「ポルシェ自動車ジャパン株式会社」(1997年「ポルシェジャパン株式会社」に改称)が日本への輸入業務を開始しました。
それではポルシェのエンブレムについて詳しく見ていきたいと思います。
まずはポルシェのエンブレムの由来から。
ポルシェのエンブレムは、本社のあるシュトゥットガルト市とバーデン=ヴュルテンベルク州の紋章を組み合わせたものとなっています。
ポルシェ エンブレム
中央の跳ね馬はシュトゥットガルト市の紋章。
左上と右下にあるギザギザした模様はバーデン=ヴュルテンベルク州の紋章に描かれた鹿の角。
右上と左下の赤い縞は知を、全体の金色の地色は豊穣を表す麦の色を表しています。
ポルシェのエンブレムのデザインはフェルディナント ・ポルシェ博士がニューヨークのレストランで紙ナプキンに描いた絵がベースになっているようです。
ポルシェ エンブレム
なお、ポルシェではエンブレムではなくてクレストと呼ぶそうです。
ポルシェのエンブレムをご紹介しましたが、ポルシェのエンブレムの中央にいる跳ね馬を見て、フェラーリのエンブレムを思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。
ポルシェ エンブレム
左がフェラーリのエンブレム。
中央がシュトゥットガルト市の紋章。
右がポルシェのエンブレム。
フェラーリのエンブレムは第一次世界大戦中の1916年頃にイタリアの有名なパイロットであるフランチェスコ・バラッカが自分の戦闘機に付けていたものが始まりと言われています。
彼が戦争中に撃墜したドイツ機に跳ね馬のエンブレムがついており、それを戦利品として自分の戦闘機に貼り付けたという話があります。
そのエンブレムをフェラーリが受け継いだのです。
そのため、ポルシェとフェラーリが同じ紋章をモチーフにエンブレムをデザインした可能性があるため、両社のエンブレムが酷似しているといわれています。
ポルシェ エンブレム
今では両社ともに世界を代表する自動車メーカーとなり鎬を削っているなんて運命的なものを感じさせますね。
では最後に、ポルシェのエンブレムが作られる過程をご紹介いたします。
ポルシェが製造する車のボンネット、フロントグリルに装着されるエンブレムですが、その多くの過程が手作業で行なわれているんです。
製造過程の詳細は以下の動画をご覧ください。
Manufacturing an unmistakable trademark: the Porsche Crest
ポルシェのエンブレムについてご紹介いたしましたがいかがでしたか?
ポルシェ エンブレム
ポルシェは世界的に良く知られた会社ですが、エンブレムに関しては知らないことも多かったのではないでしょうか。
これからポルシェの車を見るとまずエンブレムに注目してしまいそうですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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