2016/03/09
Tantosan
突然エンジンがかからなくなると困りますね。エンジンがかからない原因の一つにセルモーターの故障があります。セルモーターは初期症状が現れ始めて、じわじわ故障していくようですが、なかなか気づきにくいようです。今回はセルモーターの故障に関する情報をまとめました。
今回はセルモーターの故障に関する情報をまとめていきますが、そもそもセルモーターって何なのでしょうか。
まずは、セルモーターが何かをご紹介します。
セルモーターは自動車や発電機などで使われる内燃機関(エンジン)を始動させるためのモーター(電動機)のことです。
セルモーターには歯車がついており、その歯車がキーを回した時に前に飛び出す事によりエンジンに噛み合いエンジンを始動します。
つまりセルモーターの回転する力をエンジンの中にあるシャフトに伝えることで、エンジンが回転し始めるということです。
エンジンをかけるにあたって、セルモーターは非常に大切な部品と言うことですね。
セルモーターはエンジンをかけるのに大切な部品ということは先ほど紹介しました。
ということは、セルモーターが故障するとエンジンがかからなくなるということです。
では、セルモーターが故障するとどうなるのでしょうか。
セルモーターは、いきなりうんともすんとも言わなくなってしまうという故障の仕方はあまりないようで、「キーを回してもセルモーターが回らない時がたまにあるなぁ」という初期症状があるのが一般的なようです。
突然エンジンがかからなくなったときに、この初期症状が出ていたのならセルモーターの故障の可能性が高いと言えます。
ただし、エンジンがかからない原因はバッテリー上がりなど、他の原因の場合もあるのでセルモーターの故障の判断が難しいです。
では、セルモーターが故障する原因はどんなものがあるのでしょうか。
これが原因だと特定しにくいようですが、よくある原因をご紹介します。
セルモーターは基本的には故障しにくい部品と言われていて、20万キロ以上走っても大丈夫とも言われています。
しかし、そんなセルモーターでもやはり故障しやすい使用状況というのがあるようです。
例えば、キーをひねっている時間が長い人やエンジンが始動しているにも関わらず、その後もスターターを回している人だと早期に故障する確率が高くなるようです。
要はエンジンスタート時にセルモーターに必要以上の負荷がかかった状態が長い場合に故障するようです。
古い車や古いバイクの場合、エンジンがかかりにくいことが多く、どうしてもスターターを回す時間が長くなります。
そういう場合にはセルモーターの故障が早期に出るようです。
だからと言ってエンジンをかけるのに必須のセルモーターを故障させない対策もないので、普段通りに使用してください。
セルモーターは故障した時が寿命だと考えるのがいいようです。
最後はセルモーターが故障した時の応急処置をご紹介します。
車の症状を見て、セルモーターの故障が原因だとはっきり特定できない方は、車に対しての知識が少ない方だと思うので、かかりつけの車屋さんに指示を仰ぎましょう。
故障かな?と応急処置をする前にいくつか確認しておきましょう。
AT車の場合シフトが完全にPに入っているかを確認し、次にバッテリー上がりと水温計の確認をします。
これら3つがクリアしている場合は応急処置をしてみましょう。
セルモーターが回らない場合の応急処置の動画
ファンベルト等に手や工具を巻き込まれないよう、十分注意して作業してください。
ちなみにバッテリー上がりはルームランプを点灯させた状態でセルを回すと電圧が落ちてルームランプが暗くなったりします。
いかがでしたか。
故障することが基本的にないと言われるセルモーターですが、ある日突然故障することもあるようです。
そうなった場合、車の整備に知識のある方などは応急処置を試してみるといいかもしれません。
しかし、多くの方の場合は何が故障原因か判断できないでしょうから、ディーラーや車屋さんに電話するなどして指示を仰ぐのがいいでしょう。
エンジンがかかりにくいなどの故障の初期症状がある場合は早めに見てもらいましょう。
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